David Faure 氏による報告：

悪意を持って細工された、ファイルパスに「../」があるアーカイブ（.zip または .tar.bz2）が、KNewStuff フレームワークを通じて、（www.kde-look.org などで）ダウンロード用に提示される可能性があり、それ展開すると、ユーザーのホームディレクトリのどこかの場所にファイルをインストールする可能性があります。

KConfigとKDEライブラリには、攻撃者がデスクトップおよび構成ファイル下に悪意のあるコードを隠せる脆弱性があることがわかりました。(CVE-2019-14744) 

KConfigでは、リモートの攻撃者がアーカイブファイルのファイル名にある../を介して、任意のファイルを書き込む可能性があることがわかりました。
(CVE-2016-6232)。

注意: Tenable Network Security は、前述の説明ブロックを Ubuntu セキュリティアドバイザリからすでに直接抽出しています。Tenable では、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

karchive 用のこの更新は、次の問題を修正します：

- CVE-2016-6232：ユーザーを騙して壁紙または Plasma アプレットなどの KDE エキストラをダウンロードさせる場合、リモートの攻撃者が、任意のファイルを上書きすることができた可能性があります（boo#989698）

kde4libs の KArchiveDirectory::copyTo() 関数に、特別に準備された tar ファイルから、抽出フォルダー以外の任意のシステムロケーションに、ファイルを抽出させることができました。

Debian 7「Wheezy」では、これらの問題はバージョン 4:4.8.4-4+deb7u2 で修正されました。

kde4libs パッケージをアップグレードすることを推奨します。

注：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを DLA セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

KDE Frameworks 5.24、https://www.kde.org/announcements/kde-frameworks-5.24.0.php も参照

注意：Tenable Network Security は、前述の説明ブロックを Fedora 更新システム Web サイトから直接抽出しています。
Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

Andreas Cord-Landwehr 氏は、KDE 4 の全アプリケーションのコアライブラリである kde4libs がファイルパスに「../」があるアーカイブの展開を適切に処理しないことを発見しました。リモートの攻撃者はこの欠陥を利用して、ユーザーを騙して特別に細工されたアーカイブを展開させる場合に、展開フォルダ外のファイルを上書きする可能性があります。

このkdelibs3（KDE 3互換性ライブラリ）の更新は、セキュリティの問題を修正します：

  - CVE-2016-6232（karchive）：任意のシステムロケーションへの可能なtarファイルの抽出

  - CVE-2017-6410 （kio）：悪意のあるPACファイルの使用時にhttpsにアクセスする際の情報漏洩

KDE 3互換性ライブラリ用です。（KDE Frameworks 5（kf5-karchiveおよびkf5-kio）およびKDE 4互換ライブラリ（kdelibs 4）のセキュリティ更新プログラムがすでに提出されています。）

また、KCrashのKDE 3互換バージョンが変更され、kde-runtime 4からではなく、Plasma 5からのDrKonqiを使用するようになりました。（元のKDE 3 DrKonqiは、すでに数年前に廃止されました。）kde-runtime 4 DrKonqiは、デフォルトでインストールされておらず、今後のFedoraバージョンで完全に削除されますが、DrKonqiのPlasma 5バージョンはレガシーアプリケーションにも使用できます。

注意：Tenable Network Securityは、前述の記述ブロックをFedora更新システムのWebサイトから直接抽出しています。
Tenableでは、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

KDE Frameworks 5.24、https://www.kde.org/announcements/kde-frameworks-5.24.0.php も参照してください

注意：Tenable Network Security は、前述の説明ブロックを Fedora 更新システム Web サイトから直接抽出しています。
Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

Andreas Cord-Landwehr 氏は、KDE-Libs が特定のアーカイブの抽出を誤って処理することを発見しました。ユーザーが騙されて、特別に細工されたアーカイブを抽出した場合、リモートの攻撃者がこの問題を利用して、抽出ディレクトリの外部で任意のファイルを上書きする可能性があります。

注意: Tenable Network Security は、前述の説明ブロックをUbuntuセキュリティアドバイザリからすでに直接抽出しています。Tenable では、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
93144	FreeBSD：kdelibs -- ディレクトリトラバーサルの脆弱性（4472ab39-6c66-11e6-9ca5-50e549ebab6c）	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	2016/8/29	2021/1/4	high
128025	Ubuntu 16.04 LTS / 18.04 LTS : KConfigおよびKDEライブラリの脆弱性 (USN-4100-1)	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2019/8/20	2023/10/20	high
92594	openSUSE セキュリティ更新：karchive（openSUSE-2016-904）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2016/7/28	2021/1/19	high
92634	Debian DLA-570-1：kde4libs のセキュリティ更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2016/8/1	2021/1/11	high
92549	Fedora 23：1:oxygen-icon-theme / breeze-icon-theme / extra-cmake-modules / kf5 / etc（2016-cef912e3a4）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2016/7/26	2021/1/11	high
92764	Debian DSA-3643-1：kde4libs - セキュリティ更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2016/8/8	2021/1/11	high
97678	Fedora 25：kdelibs3（2017-4f4eef4791）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2017/3/13	2021/1/6	high
92530	Fedora 24：1:oxygen-icon-theme / breeze-icon-theme / extra-cmake-modules / kf5 / etc（2016-4701636a74）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2016/7/25	2021/1/11	high
92583	Ubuntu 14.04 LTS: KDE-Libs の脆弱性 (USN-3042-1)	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2016/7/27	2023/10/23	high
97672	Fedora 24：kdelibs3（2017-01eed6fe8c）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2017/3/13	2021/1/11	high

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