生成元のなりすましによるアクセス制限のバイパス

medium Web App Scanning プラグイン ID 98096

概要

生成元のなりすましによるアクセス制限のバイパス

説明

Origin ヘッダーは、クライアントの元の IP アドレスを追跡するためにプロキシやロードバランサーによって利用されます。

リクエストがプロキシを介して進行すると、オリジンヘッダーが既存のヘッダーに追加され、クライアントの IP の値がこのヘッダー内に設定されます。時々、アクセス制限の実装が不十分で、元の IP アドレスだけに基づいていることがあります。

たとえば、パブリック IP アドレスは強制的に認証されるものの、内部 IP アドレスは認証されない場合があります。

このヘッダーはクライアントが設定することもできるため、サイバー攻撃者が IP アドレスを偽装し、制限されたページにアクセスする可能性があります。

Scanner は、アクセス権限がなく localhost のアドレスの偽装後にアクセス権が付与されるリソースを発見しました (127.0.0.1)。これにより、認証の要件がバイパスされます。

ソリューション

修正アクションは、使用されているフレームワーク、およびアプリケーションのコーディング方法によって大きく変わる場合があります。ただし、オリジンヘッダーは変更が簡単であるため、クライアントのアクセスを検証するために使用するべきではありません。

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 98096

タイプ: remote

ファミリー: Authentication & Session

公開日: 2017/3/31

更新日: 2022/8/24

スキャン テンプレート: api, basic, full, pci, scan

リスク情報

VPR

リスクファクター: Low

スコア: 2.2

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:N

CVSS スコアのソース: Tenable

CVSS v3

リスクファクター: Medium

基本値: 5.3

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N

CVSS スコアのソース: Tenable

CVSS v4

リスクファクター: Medium

Base Score: 6.9

Vector: CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:N/VC:L/VI:N/VA:N/SC:N/SI:N/SA:N

CVSS スコアのソース: Tenable

参照情報