PHP 5.6.x < 5.6.14 の複数の脆弱性

high Web App Scanning プラグイン ID 98806

概要

PHP 5.6.x < 5.6.14 の複数の脆弱性

説明

バナーによると、リモートのWebサーバーで実行されているPHPのバージョンは5.6.14より前の5.6.xです。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます。

- 存在しないファイルが指定される際に引き起こされる ext/phar/util.c の phar_get_fp_offset() 関数に、 NULL ポインターデリファレンスの欠陥が存在しています。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態を引き起こす可能性があります。

- ext/phar/dirstream.c の phar_make_dirstream() 関数に、初期化されていないポインターの欠陥が存在します。これは、ファイル名が単一のフォワードスラッシュ (/)である zip エントリファイル名を処理する際に発生します。認証されていないリモートの攻撃者はこれを悪用して、サービス拒否状態を起こすことや、機密情報を漏洩することがあります。

スキャナーはこれらの問題のテストを行っておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

ソリューション

PHP バージョン 5.6.14 以降にアップグレードしてください。

参考資料

http://php.net/ChangeLog-5.php#5.6.14

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 98806

タイプ: remote

ファミリー: Component Vulnerability

公開日: 2019/1/9

更新日: 2023/11/15

スキャン テンプレート: api, basic, full, pci, scan

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.9

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6.8

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P

CVSS スコアのソース: CVE-2015-7803

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 7.5

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H

CVSS スコアのソース: CVE-2015-7803

脆弱性情報

CPE: cpe:2.3:a:php:php:*:*:*:*:*:*:*:*

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2015/12/11

脆弱性公開日: 2015/12/11

参照情報

CVE: CVE-2015-7803, CVE-2015-7804

BID: 76959