PHP 5.6.x < 5.6.25 の複数の脆弱性

critical Web App Scanning プラグイン ID 98815

概要

PHP 5.6.x < 5.6.25 の複数の脆弱性

説明

バナーによると、リモートのWebサーバーで実行されているPHPのバージョンは5.6.25より前の5.6.xです。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます。

- var_unserializer.c の object_common2() 関数に詳細不明な欠陥が存在し、逆シリアル化中にオブジェクトを処理する際に発生します。認証されていないリモート攻撃者がこの脆弱性を悪用し、任意のコードを実行する可能性があります。

- snmp.c の php_snmp_parse_oid() 関数に整数オーバーフロー状態が存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、ヒープベースのバッファオーバーフローを引き起こし、任意のコードを実行する可能性があります。

- 整数切り捨ての欠陥が gd_topal.c の select_colors() 関数に存在し、色の数を処理する際に引きこされます。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、ヒープベースのバッファオーバーフローを引き起こし、任意のコードを実行する可能性があります。

- 過剰に長い文字列の処理が不適切なために、ereg.c の sql_regcase() 関数にオーバーフローの状態が存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、メモリを破損させ、任意のコードを実行する可能性があります。

NULL ポインターデリファレンスの欠陥が wddx.c の php_wddx_pop_element() 関数に存在し、Base64 バイナリ値を処理する際に引き起こされます。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態を引き起こす可能性があります。

- 詳細不明な NULL ポインターデリファレンスの欠陥が wddx.c の php_wddx_pop_element() 関数に存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態を引き起こす可能性があります。

- 整数オーバーフロー状態が base64.c の php_base64_encode() 関数に存在し、過剰に長い文字列を処理する際に発生します。認証されていないリモート攻撃者がこの脆弱性を悪用し、任意のコードを実行する可能性があります。

- NULL ポインターデリファレンスの欠陥が wddx.c の php_wddx_deserialize_ex() 関数に存在し、無効な XML コンテンツを処理する際に発生します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態を引き起こす可能性があります。

- quot_print.c の php_quot_print_encode() 関数に整数オーバーフロー状態が存在し、過剰に長い文字列を処理する際に発生します。認証されていないリモートの攻撃者は、これを悪用して、ヒープベースのバッファオーバーフロー状態を引き起こし、任意のコードを実行する可能性があります。

- var.c の unserialize() 関数に use-after-free エラーが存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、すでに解放されたメモリをデリファレンスして、任意のコードを実行する可能性があります。

- ftp_fopen_wrapper.c の php_ftp_fopen_connect() 関数に欠陥が存在し、セキュアな方式をリクエストしている場合でも、中間者攻撃者が通常の FTP に密かにダウングレードすることが可能です。

- wddx.c の php_wddx_process_data() 関数に欠陥が存在し、無効な dateTime 値を逆シリアル化する際に発生します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、サービス拒否状態を引き起こす可能性があります。

- exif.c の exif_process_IFD_in_TIFF() 関数に欠陥が存在し、TIFF イメージコンテンツを処理する際に発生します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、メモリコンテンツを漏洩させる可能性があります。

- url.c の php_url_encode() 関数に整数オーバーフロー状態が存在し、過剰に長い文字列を処理する際に発生します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、メモリを破損させ、任意のコードを実行する可能性があります。

- uuencode.c の php_uuencode() 関数に整数オーバーフロー状態が存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、メモリを破損させ、任意のコードを実行する可能性があります。

- bz2.c の bzdecompress() 関数に整数オーバーフロー状態が存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、メモリを破損させ、任意のコードを実行する可能性があります。

- gd.c の imagegammacorrect() 関数にインデックスの欠陥が存在し、負のガンマ値を処理する際に発生します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、NULLを任意のメモリ位置に書き込み、サービス拒否状態を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。

- interface.c の curl_escape() 関数に整数オーバーフロー状態が存在し、過剰に長いエスケープ付き文字列を処理する際に発生します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、メモリを破損させ、任意のコードを実行する可能性があります。

- session.c に詳細不明な欠陥が存在し、セッション名を処理する際に発生します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用して、任意のデータをセッションに挿入する可能性があります。

注意 : スキャナーはこれらの問題を悪用しようとしておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

ソリューション

PHP バージョン 5.6.25 以降にアップグレードしてください。

参考資料

http://php.net/ChangeLog-5.php#5.6.25

プラグインの詳細

深刻度: Critical

ID: 98815

タイプ: remote

ファミリー: Component Vulnerability

公開日: 2019/1/9

更新日: 2023/3/14

スキャン テンプレート: api, basic, full, pci, scan

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.7

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P

CVSS スコアのソース: CVE-2016-7124

CVSS v3

リスクファクター: Critical

基本値: 9.8

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

CVSS スコアのソース: CVE-2016-7124

脆弱性情報

CPE: cpe:2.3:a:php:php:*:*:*:*:*:*:*:*

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2016/9/12

脆弱性公開日: 2016/9/12

参照情報

CVE: CVE-2016-7124, CVE-2016-7125, CVE-2016-7126, CVE-2016-7127, CVE-2016-7128, CVE-2016-7129, CVE-2016-7130, CVE-2016-7131, CVE-2016-7132

BID: 92756, 92552, 92755, 92757, 92564, 92758, 92764, 92768, 92767

CWE: 119, 190, 20, 200, 476, 502, 74, 787

OWASP: 2010-A1, 2010-A4, 2010-A6, 2013-A1, 2013-A4, 2013-A5, 2013-A9, 2017-A1, 2017-A5, 2017-A6, 2017-A8, 2017-A9, 2021-A1, 2021-A3, 2021-A6, 2021-A8

WASC: Buffer Overflow, Improper Input Handling, Information Leakage, Integer Overflows

CAPEC: 10, 100, 101, 104, 108, 109, 110, 116, 120, 123, 13, 135, 136, 14, 153, 169, 182, 209, 22, 224, 23, 230, 231, 24, 250, 261, 267, 273, 28, 285, 287, 290, 291, 292, 293, 294, 295, 296, 297, 298, 299, 3, 300, 301, 302, 303, 304, 305, 306, 307, 308, 309, 31, 310, 312, 313, 317, 318, 319, 320, 321, 322, 323, 324, 325, 326, 327, 328, 329, 330, 34, 42, 43, 44, 45, 46, 47, 472, 473, 497, 508, 51, 52, 53, 573, 574, 575, 576, 577, 586, 588, 59, 6, 60, 616, 63, 64, 643, 646, 651, 67, 7, 71, 72, 73, 76, 78, 79, 8, 80, 81, 83, 84, 85, 88, 9, 92

DISA STIG: APSC-DV-000460, APSC-DV-002560, APSC-DV-002590, APSC-DV-002630

HIPAA: 164.306(a)(1), 164.306(a)(2)

ISO: 27001-A.12.6.1, 27001-A.14.2.5

NIST: sp800_53-CM-6b, sp800_53-SI-10, sp800_53-SI-10(5), sp800_53-SI-15, sp800_53-SI-16

OWASP API: 2019-API7, 2019-API8, 2023-API8

OWASP ASVS: 4.0.2-14.2.1, 4.0.2-5.1.3, 4.0.2-5.2.5, 4.0.2-5.5.1, 4.0.2-8.3.4

PCI-DSS: 3.2-6.2, 3.2-6.3, 3.2-6.4, 3.2-6.5, 3.2-6.5.1, 3.2-6.5.2, 3.2-6.5.8, 3.2-6.6, 3.2-6.7