PHP 5.6.x < 5.6.7 の複数の脆弱性

critical Web App Scanning プラグイン ID 98830

概要

PHP 5.6.x < 5.6.7 の複数の脆弱性

説明

バナーによると、リモートホストにインストールされている PHP 5.6.x のバージョンは、5.6.7 より前です。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます。

- 「unserialize」関数に関連して use-after-free エラーが存在し、リモートの攻撃者が任意のコードを実行する可能性があります。注 : この問題は CVE-2014-8142 の修正が不完全なため生じています。(CVE-2015-0231)

- ユーザーが提供した入力の検証が不適切なために、整数オーバーフローのエラーがヘンリースペンサー正規表現ライブラリの「regcomp」関数に存在しています。攻撃者がこれを悪用して、サービス拒否を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2015-2305)

- ユーザーが提供した入力の検証が不適切なため、整数オーバーフローのエラーが「r_zip_cdir_new」関数に存在しています。攻撃者が、細工された ZIP アーカイブを使用してこれを悪用し、サービス拒否を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2015-2331)

- NULL バイトに遭遇したときにパス名が切り捨てられる move_uploaded_file() 関数の欠陥のために、フィルターがバイパスされる脆弱性が存在しています。これにより、リモートの攻撃者が、細工された第 2 の引数で、意図された拡張制限をバイパスし、予期されない名前でファイル名を作成する可能性があります。(CVE-2015-2348)

- process_nested_data() 関数に use-after-free エラーが存在します。これにより、リモートの攻撃者が、細工されたシリアル化解除の呼び出しを介して、すでに解放されているメモリを逆参照し、任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2015-2787)

スキャナーはこれらの問題を悪用しようとしておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

ソリューション

PHP バージョン 5.6.7 以降にアップグレードしてください。

参考資料

http://php.net/ChangeLog-5.php#5.6.7

https://bugs.php.net/bug.php?id=68976

https://bugs.php.net/bug.php?id=69207

プラグインの詳細

深刻度: Critical

ID: 98830

タイプ: remote

ファミリー: Component Vulnerability

公開日: 2019/1/9

更新日: 2023/3/14

スキャン テンプレート: api, basic, full, pci, scan

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 8.8

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P

CVSS スコアのソース: CVE-2015-0231

CVSS v3

リスクファクター: Critical

基本値: 9.8

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

CVSS スコアのソース: CVE-2015-0231

脆弱性情報

CPE: cpe:2.3:a:php:php:*:*:*:*:*:*:*:*

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2015/6/9

脆弱性公開日: 2015/6/9

参照情報

CVE: CVE-2015-0231, CVE-2015-2305, CVE-2015-2331, CVE-2015-2348, CVE-2015-2787, CVE-2015-4147, CVE-2015-4148

BID: 73357, 75103, 72539, 72611, 73434, 73431

CWE: 189, 19, 190, 20, 264, 416, 626, 843

OWASP: 2010-A4, 2010-A8, 2013-A4, 2013-A7, 2013-A9, 2017-A5, 2017-A9, 2021-A1, 2021-A3, 2021-A6

WASC: Improper Input Handling, Insufficient Authorization, Integer Overflows

CAPEC: 10, 100, 101, 104, 108, 109, 110, 120, 13, 135, 136, 14, 153, 17, 182, 209, 22, 23, 230, 231, 24, 250, 261, 267, 28, 3, 31, 35, 42, 43, 45, 46, 47, 473, 52, 53, 58, 588, 63, 64, 67, 69, 7, 71, 72, 73, 76, 78, 79, 8, 80, 81, 83, 85, 88, 9, 92

DISA STIG: APSC-DV-002560, APSC-DV-002590, APSC-DV-002630, APSC-DV-003235

HIPAA: 164.306(a)(1), 164.306(a)(2)

ISO: 27001-A.14.1.1, 27001-A.14.2.5, 27001-A.14.2.7, 27001-A.14.2.9, 27001-A.15.1.2

NIST: sp800_53-CM-6b, sp800_53-SA-4(3), sp800_53-SI-10, sp800_53-SI-16

OWASP API: 2019-API7, 2023-API8

OWASP ASVS: 4.0.2-14.2.1, 4.0.2-5.1.3

PCI-DSS: 3.2-6.2, 3.2-6.5, 3.2-6.5.2, 3.2-8.1, 3.2-8.4.3