Debian DLA-1044-1: ipsec-tools セキュリティ更新

high Nessus プラグイン ID 102042

概要

リモートの Debian ホストにセキュリティ更新プログラムがありません。

説明

IPsec-Tools 0.8.2以前のracoonデーモンには、ISAKMPフラグメントの解析および保存を行う際に、リモートで悪用できる計算複雑性攻撃が含まれています。この実装により、リモートの攻撃者は、ISAKMPフラグメントパケットを特定の順序で繰り返し送信することにより、リモートエンドポイントの計算リソースを使い果たし、フラグメントの再構築を実行できるかどうかを判断するために使用されるアルゴリズムで最悪の場合の計算複雑性を実現する可能性があります。

Debian 7「Wheezy」では、これらの問題は1:0.8.0-14+deb7u2で修正されました。

ipsec-toolsパッケージをアップグレードすることをお勧めします。

注: Tenable Network Securityは、前述の記述ブロックを DLA セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenableでは、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

ソリューション

影響を受ける ipsec-tools および racoon パッケージをアップグレードしてください。

参考資料

https://lists.debian.org/debian-lts-announce/2017/07/msg00039.html

https://packages.debian.org/source/wheezy/ipsec-tools

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 102042

ファイル名: debian_DLA-1044.nasl

バージョン: 3.6

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2017/7/31

更新日: 2021/1/11

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Agentless Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Low

スコア: 3.6

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.8

現状値: 5.8

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:N/A:C

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 7.5

現状値: 6.5

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:debian:debian_linux:ipsec-tools, p-cpe:/a:debian:debian_linux:racoon, cpe:/o:debian:debian_linux:7.0

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/Debian/release, Host/Debian/dpkg-l

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2017/7/29

参照情報

CVE: CVE-2016-10396