Outlook用セキュリティ更新プログラム(2017年9月)

high Nessus プラグイン ID 103456

概要

リモートホストにインストールされているOutlookのバージョンは、複数の脆弱性の影響を受けています。

説明

リモートホストにインストールされているMicrosoft Outlookのバージョンにセキュリティ更新プログラムがありません。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます。- Microsoft Outlookが特別に細工された電子メールメッセージを解析する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性があります。脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、完全なユーザー権限で、影響を受けるシステムを乗っ取り、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または新規アカウントの作成を実行する可能性があります。(CVE-2017-0106)- ファイル形式の解析を不適切に処理するとき、Microsoft Officeソフトウェアにセキュリティ機能をバイパスする脆弱性があります。この脆弱性を悪用するには、攻撃者はユーザーに特別に細工されたファイルを開かせる必要があります。(CVE-2017-0204)- Microsoft Officeが動的リンクライブラリ(DLL)ファイルを読み込む前に、入力を不適切に検証するとき、リモートでコードが実行される脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、完全なユーザー権限で、影響を受けるシステムを乗っ取り、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または新規アカウントの作成を実行する可能性があります。(CVE-2017-8506)- Microsoft Outlookが特別に細工されたメールメッセージを解析する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性があります。この脆弱性を悪用した攻撃者が、影響を受けるシステムを乗っ取る可能性があります。(CVE-2017-8507)- ファイル形式の解析を不適切に処理するとき、Microsoft Officeソフトウェアにセキュリティ機能をバイパスする脆弱性があります。(CVE-2017-8508)- Microsoft Office Outlookが入力を不適切に処理するとき、セキュリティ機能をバイパスする脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、カーネルモードで任意のコードを実行することがあります。(CVE-2017-8571)- Microsoft Outlookが認証リクエストを適切に検証できないとき、情報漏えいの脆弱性があります。(CVE-2017-8572)- Microsoft Outlookが特別に細工された電子メールメッセージを解析する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性があります。この脆弱性を悪用した攻撃者が、影響を受けたシステムを乗っ取る可能性があります。(CVE-2017-8663)

ソリューション

MicrosoftはOutlook 2007、2010、2013および2016用の一連のパッチをリリースしました。

参考資料

http://www.nessus.org/u?8ac9b313

http://www.nessus.org/u?8f4ab525

http://www.nessus.org/u?16a66c3d

http://www.nessus.org/u?e5d09682

http://www.nessus.org/u?92c027cb

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 103456

ファイル名: smb_nt_ms17_sep_outlook.nasl

バージョン: 1.8

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2017/9/25

更新日: 2019/11/12

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.7

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 9.3

現状値: 6.9

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2017-8663

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 7.8

現状値: 6.8

ベクトル: CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:microsoft:office, cpe:/a:microsoft:outlook

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2017/9/12

脆弱性公開日: 2017/9/12

参照情報

CVE: CVE-2017-0106, CVE-2017-0204, CVE-2017-8506, CVE-2017-8507, CVE-2017-8508, CVE-2017-8571, CVE-2017-8572, CVE-2017-8663

BID: 97413, 97458, 98811, 98827, 98828, 99452, 99453, 100004

MSFT: MS17-4011089, MS17-4011090, MS17-4011091, MS17-4011110

MSKB: 4011089, 4011090, 4011091, 4011110