KB4053579: Windows 10バージョン1607およびWindows Server 2016 2017年12月セキュリティ更新プログラム

medium Nessus プラグイン ID 105180

概要

リモートのWindowsホストは、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートのWindowsホストにセキュリティ更新プログラム4053579がありません。
したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます。

- スクリプトエンジンがMicrosoft Edgeのメモリでオブジェクトを処理する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性があります。この脆弱性により、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行し、メモリを破損させる可能性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。(CVE-2017-11889、CVE-2017-11893、CVE-2017-11905、CVE-2017-11909、CVE-2017-11910、CVE-2017-11911、CVE-2017-11914、CVE-2017-11918)

- Device Guardが信頼できないファイルを誤って検証するとき、セキュリティ機能がバイパスされます。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、署名されていないファイルを署名したように見せる可能性があります。Device Guardは署名をもとにファイルが悪意のあるものでないと判断するため、Device Guardは悪意のあるファイルを実行させる可能性があります。攻撃のシナリオでは、攻撃者は信頼できないファイルを信頼できるファイルのように見せかける可能性があります。更新プログラムでは、Device Guardが信頼できないファイルを処理する方法が修正され、この脆弱性に対処しています。
(CVE-2017-11899)

- Microsoftブラウザーでスクリプトエンジンがメモリでオブジェクトを適切に処理しないとき、情報漏えいの脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、情報を取得してユーザーシステムをさらに侵害する可能性があります。
(CVE-2017-11919)

- Microsoft Edgeがメモリでオブジェクトに不適切にアクセスするとき、リモートでコードが実行される脆弱性があります。
この脆弱性により、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行し、メモリを破損させる可能性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。(CVE-2017-11888)

- Internet Explorerがメモリでオブジェクトに不適切にアクセスするとき、リモートでコードが実行される脆弱性があります。
この脆弱性により、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行し、メモリを破損させる可能性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。(CVE-2017-11886、CVE-2017-11890、CVE-2017-11901、CVE-2017-11903、CVE-2017-11907、CVE-2017-11913)

- ルーティングとリモートアクセスが有効になっている場合、RPCでリモートでコードが実行される脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、標的のシステムで任意のコードを実行する可能性があります。攻撃者が、完全なユーザー権限で、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または新規アカウントの作成を実行する可能性があります。
(CVE-2017-11885)

- スクリプトエンジンがMicrosoftブラウザのメモリ内のオブジェクトを処理する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性があります。この脆弱性により、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行し、メモリを破損させる可能性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。
(CVE-2017-11894、CVE-2017-11895、CVE-2017-11912、CVE-2017-11930)

- Internet Explorerがメモリでオブジェクトを不適切に処理するとき、情報漏洩の脆弱性があります。
この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、情報を取得してユーザーシステムをさらに侵害する可能性があります。(CVE-2017-11887、CVE-2017-11906)

- 指定URLのゾーンを判断するために、Windowsのプロトコルハンドラーがリモートサイトにトラフィックを不必要に送信するとき、情報漏えいの脆弱性があります。// protocol handler unnecessarily sends traffic to a remote site in order to determine the zone of a provided URL.これにより、悪意のあるサイトに秘密情報が漏えいされる可能性があります。
(CVE-2017-11927)

ソリューション

セキュリティ更新プログラムKB4053579を適用してください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?d6fee547

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 105180

ファイル名: smb_nt_ms17_dec_4053579.nasl

バージョン: 1.10

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2017/12/12

更新日: 2020/8/18

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 8.9

CVSS v2

リスクファクター: High

Base Score: 8.5

Temporal Score: 7.4

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:S/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2017-11885

CVSS v3

リスクファクター: Medium

Base Score: 6.6

Temporal Score: 6.3

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:H/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:microsoft:windows, cpe:/a:microsoft:edge

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2017/12/12

脆弱性公開日: 2017/12/12

参照情報

CVE: CVE-2017-11885, CVE-2017-11886, CVE-2017-11887, CVE-2017-11888, CVE-2017-11889, CVE-2017-11890, CVE-2017-11893, CVE-2017-11894, CVE-2017-11895, CVE-2017-11899, CVE-2017-11901, CVE-2017-11903, CVE-2017-11905, CVE-2017-11906, CVE-2017-11907, CVE-2017-11909, CVE-2017-11910, CVE-2017-11911, CVE-2017-11912, CVE-2017-11913, CVE-2017-11914, CVE-2017-11918, CVE-2017-11919, CVE-2017-11927, CVE-2017-11930

BID: 102086, 102087, 102088, 102089, 102091, 102092, 102093, 102095, 102045, 102046, 102047, 102050, 102053, 102054, 102055, 102058, 102062, 102063, 102065, 102077, 102078, 102080, 102081, 102082, 102085

MSFT: MS17-4053579

MSKB: 4053579