KB4493475: Windows 10の2019年4月セキュリティ更新プログラム

high Nessus プラグイン ID 123947

概要

リモートのWindowsホストは、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートのWindowsホストに、セキュリティ更新プラグラム4493475がありません。
したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます。

- WindowsがLUAFVドライバー(luafv.sys)への呼び出しを正しく処理しないとき、攻撃者がDevice Guardをバイパスする可能性のある、セキュリティ機能バイパスの脆弱性がWindowsにあります。この脆弱性を悪用した攻撃者が、マシン上のユーザーモードコード整合性(UMCI)ポリシーを迂回する可能性があります。
(CVE-2019-0732)

- Terminal Servicesコンポーネントがメモリの内容を不適切に漏えいするとき、情報漏えいの脆弱性があります。この脆弱性を悪用した攻撃者が、ユーザーのシステムをさらに侵害する情報を取得する可能性があります。(CVE-2019-0839)

- Windows TCP/IPスタックが断片化されたIPパケットを不適切に処理するとき、情報漏えいの脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、情報を取得してユーザーシステムをさらに侵害する可能性があります。(CVE-2019-0688)

- Microsoftのブラウザーが特定の条件下で入力を適切に検証しないとき、改ざんの脆弱性があります。この脆弱性を悪用した攻撃者が、カスタムのコマンドラインパラメーターを渡す可能性があります。
(CVE-2019-0764)

- WindowsがLUAFVドライバー(luafv.sys)への呼び出しを不適切に処理するとき、権限昇格の脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、ローカルシステムのセキュリティコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。攻撃者が、完全なユーザー権限で、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または新規アカウントの作成を実行する可能性があります。
(CVE-2019-0730、CVE-2019-0731、CVE-2019-0805、CVE-2019-0836)

- スクリプトエンジンがInternet Explorerのメモリでオブジェクトを処理する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性があります。この脆弱性により、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行し、メモリを破損させる可能性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。
(CVE-2019-0752、CVE-2019-0753、CVE-2019-0862)

- Windowsカーネルがメモリ内のオブジェクトを不適切に処理する場合に、情報漏洩の脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、情報を取得してユーザーシステムをさらに侵害する可能性があります。(CVE-2019-0844)

- Windows GDIコンポーネントがメモリの内容を不適切に開示するとき、情報漏洩の脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、情報を取得してユーザーシステムをさらに侵害する可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用する方法は複数あり、ユーザーを誘導して巧妙に作りこまれたドキュメントを開かせたり、信頼できないWebページにアクセスさせたりする可能性があります。
セキュリティ更新プログラムは、Windows GDIコンポーネントがメモリでオブジェクトを処理する方法を修正することにより、脆弱性に対応します。(CVE-2019-0802、CVE-2019-0849)

- OLEオートメーションがメモリ内のオブジェクトを不適切に処理するとき、リモートでコードが実行される脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、被害者のシステムで実行する可能性があります。
(CVE-2019-0794)

- IOleCvtインターフェイスがASP Webページコンテンツをレンダリングするとき、リモートでコードが実行される脆弱性があります。脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、悪意のあるコードをリモートで実行してユーザーのシステムを乗っ取る可能性があります。(CVE-2019-0845)

- Win32kコンポーネントがメモリ内のオブジェクトを適切に処理しないとき、Windowsに権限の昇格の脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、カーネルモードで任意のコードを実行する可能性があります。さらに、攻撃者が完全なユーザー権限でプログラムをインストールし、
データの表示・変更・削除、または新規アカウントの作成を実行する可能性があります。(CVE-2019-0803、CVE-2019-0859)

- win32kコンポーネントがカーネル情報を不適切に提供する場合に、情報漏洩の脆弱性があります。
この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、情報を取得してユーザーシステムをさらに侵害する可能性があります。(CVE-2019-0848)

- Windowsグラフィックデバイスインターフェイス(GDI)がメモリ内のオブジェクトを処理する方法に、リモートコード実行の脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、影響を受けるシステムを乗っ取る可能性があります。その後、攻撃者は、完全なユーザー権限で、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または新規アカウントの作成を実行する可能性があります。(CVE-2019-0853)

- VBScriptエンジンがメモリ内でオブジェクトを処理する方法に、リモートコード実行の脆弱性があります。この脆弱性により、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行し、メモリを破損させる可能性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。(CVE-2019-0842)

- スクリプトエンジンがMicrosoft Edgeのメモリでオブジェクトを処理する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性があります。この脆弱性により、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行し、メモリを破損させる可能性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。(CVE-2019-0739)

- Windows Jet Database Engineがメモリ内のオブジェクトを不適切に処理する場合に、リモートコード実行の脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、被害者のシステムで任意のコードを実行する可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用して、被害者に巧妙に作りこまれたファイルを開かせる可能性があります。更新プログラムは、Windows Jetデータベースエンジンがメモリ内のオブジェクトを処理する方法を修正することにより、この脆弱性に対応します。(CVE-2019-0846、 CVE-2019-0847、CVE-2019-0851、CVE-2019-0877、CVE-2019-0879)

- WindowsがLUAFVドライバー(luafv.sys)への呼び出しを不適切に処理するとき、権限昇格の脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、長い名前のファイルの短縮名を任意の短縮名に設定し、限られた権限でファイルシステムを上書きする可能性があります。(CVE-2019-0796)

- WindowsタスクスケジューラがWindows資格情報マネージャーに資格情報を不適切に漏えいするとき、情報漏えいの脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、情報を取得してユーザーシステムをさらに侵害する可能性があります。その後、攻撃者は、完全なユーザー権限で、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または新規アカウントの作成を実行する可能性があります。(CVE-2019-0838)

- Windowsがメモリ内のオブジェクトを不適切に処理するとき、リモートでコードが実行される脆弱性があります。これらの脆弱性を悪用した攻撃者が、影響を受けるシステムを乗っ取る可能性があります。(CVE-2019-0856)

- Microsoft XML Core Services MSXMLパーサーがユーザーの入力を処理するとき、リモートでコードが実行される脆弱性があります。脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、悪意のあるコードをリモートで実行してユーザーのシステムを乗っ取る可能性があります。(CVE-2019-0790、CVE-2019-0791、CVE-2019-0792、CVE-2019-0793、CVE-2019-0795)

- ChakraスクリプトエンジンがMicrosoft Edgeのメモリでオブジェクトを処理する方法に、リモートコード実行脆弱性があります。この脆弱性により、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行し、メモリを破損させる可能性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。(CVE-2019-0806、CVE-2019-0810、CVE-2019-0812、CVE-2019-0860、CVE-2019-0861)

- スクリプトエンジンがメモリ内のオブジェクトを適切に処理しないとき、情報漏えいの脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、情報を取得してユーザーシステムをさらに侵害する可能性があります。(CVE-2019-0835)

- Windowsクライアントサーバーランタイムサブシステム(CSRSS)がメモリ内のオブジェクトを適切に処理しないとき、権限昇格の脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、任意のコードを実行する可能性があります。さらに、攻撃者が完全なユーザー権限でプログラムをインストールし、
データの表示・変更・削除、または新規アカウントの作成を実行する可能性があります。(CVE-2019-0735)

ソリューション

累積的な更新プログラムKB4493475を適用してください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?f28d8c79

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 123947

ファイル名: smb_nt_ms19_apr_4493475.nasl

バージョン: 1.15

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2019/4/9

更新日: 2022/12/5

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Frictionless Assessment Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Critical

スコア: 9.6

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 9.3

現状値: 8.1

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2019-0853

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 8.8

現状値: 8.4

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:H/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:microsoft:windows, cpe:/a:microsoft:edge

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2019/4/9

脆弱性公開日: 2019/4/9

CISA の既知の悪用された脆弱性の期限日: 2022/5/3, 2022/8/15

エクスプロイト可能

CANVAS (CANVAS)

Core Impact

参照情報

CVE: CVE-2019-0688, CVE-2019-0730, CVE-2019-0731, CVE-2019-0732, CVE-2019-0735, CVE-2019-0739, CVE-2019-0752, CVE-2019-0753, CVE-2019-0764, CVE-2019-0790, CVE-2019-0791, CVE-2019-0792, CVE-2019-0793, CVE-2019-0794, CVE-2019-0795, CVE-2019-0796, CVE-2019-0802, CVE-2019-0803, CVE-2019-0805, CVE-2019-0806, CVE-2019-0810, CVE-2019-0812, CVE-2019-0835, CVE-2019-0836, CVE-2019-0838, CVE-2019-0839, CVE-2019-0842, CVE-2019-0844, CVE-2019-0845, CVE-2019-0846, CVE-2019-0847, CVE-2019-0848, CVE-2019-0849, CVE-2019-0851, CVE-2019-0853, CVE-2019-0856, CVE-2019-0859, CVE-2019-0860, CVE-2019-0861, CVE-2019-0862, CVE-2019-0877, CVE-2019-0879

MSFT: MS19-4493475

MSKB: 4493475