概要
リモートホストにインストールされているMicrosoft Sharepoint Serverは、複数の脆弱性の影響を受けます。
説明
リモートホストにインストールされているMicrosoft SharePoint Serverにセキュリティ更新プログラムがありません。したがって、複数の脆弱性の影響を受けます。- Microsoft SharePoint Serverが、影響を受けるSharePoint Serverに対する特別に細工されたWebリクエストを適切にサニタイズしないとき、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性があります。認証されていない攻撃者がこの脆弱性を悪用して、影響を受けるSharePoint Serverに特別に細工されたリクエストを送信する可能性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、影響を受けるシステムにクロスサイトスクリプティング攻撃を仕掛け、現在のユーザーのセキュリティコンテキストでスクリプトを実行する可能性があります。攻撃者は自分に読み取り許可が与えられていないコンテンツを読んだり、被害者の身分情報を利用し、被害者になりすましてSharePointサイトでアクションを実行したり(アクセス許可の変更やコンテンツの削除など)、ユーザーのブラウザーに悪意のあるコンテンツを挿入したりする可能性があります。このセキュリティ更新プログラムでは、SharePoint ServerがWebリクエストを適切にサニタイズできるようにすることにより、この脆弱性に対処しています。(CVE-2019-1031、CVE-2019-1032, CVE-2019-1033、CVE-2019-1036)- Microsoft Wordソフトウェアがメモリ内のオブジェクトを適切に処理しないとき、リモートでコードが実行される脆弱性がMicrosoft Wordソフトウェアにあります。脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、特別に細工されたファイルを使用して、現在のユーザーのセキュリティコンテキストでアクションを実行する可能性があります。たとえば、そのファイルは、現在のユーザーと同じアクセス許可を持つログオンユーザーの代わりに行動できます。(CVE-2019-1034、CVE-2019-1035)
ソリューション
Microsoftはこの問題に対処するために、以下のセキュリティ更新プログラムをリリースしています。-KB4464602 -KB4461611 -KB4464571 -KB4464597 -KB4464594 -KB4475512
プラグインの詳細
ファイル名: smb_nt_ms19_jun_office_sharepoint.nasl
エージェント: windows
サポートされているセンサー: Nessus
リスク情報
ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C
ベクトル: CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C
脆弱性情報
CPE: cpe:/a:microsoft:sharepoint_foundation, cpe:/a:microsoft:sharepoint_server
必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible
エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available
参照情報
CVE: CVE-2019-1031, CVE-2019-1032, CVE-2019-1033, CVE-2019-1034, CVE-2019-1035, CVE-2019-1036
MSFT: MS19-4461611, MS19-4464571, MS19-4464594, MS19-4464597, MS19-4464602, MS19-4475512
MSKB: 4461611, 4464571, 4464594, 4464597, 4464602, 4475512