Microsoft Visual Studio製品のセキュリティ更新プログラム(2019年12月)

high Nessus プラグイン ID 131939

概要

Microsoft Visual Studio製品は、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

Microsoft Visual Studio製品にセキュリティ更新プログラムがありません。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます。- Git for Visual Studioがドライブの仮想パスを不適切に処理するとき、改ざんの脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、脆弱なシステム上の特定の場所に任意のファイルやディレクトリを書き込む可能性があります。ただし、このファイルやディレクトリの宛先に対する攻撃者のコントロールは限定的です。(CVE-2019-1351)- Git for Visual Studioが入力を不適切にサニタイズするとき、リモートでコードが実行される脆弱性があります。この脆弱性を悪用した攻撃者が、影響を受けるシステムを乗っ取る可能性があります。攻撃者が、完全なユーザー権限で、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または新規アカウントの作成を実行する可能性があります。システムで、ユーザー権限の設定がより制限されたアカウントを持つユーザーは、管理者ユーザー権限で操作を行うユーザーよりも、受ける影響が少なくなる可能性があります。(CVE-2019-1349、CVE-2019-1350、CVE-2019-1352、CVE-2019-1354、CVE-2019-1387)- Live Shareセッションに接続されたゲストが、セッションホストによって指定された任意のURLにリダイレクトされるとき、Visual Studio Live Shareになりすましの脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、接続済みのゲストのコンピューターに、ゲストからの同意なしでブラウザーを開いてURLに移動させる可能性があります。(CVE-2019-1486)

ソリューション

Microsoftはこの問題を解決するためにVisual Studio 2017 15.9.18、Visual Studio 2019 16.0.19、Visual Studio 2019 16.4.1をリリースしました。

参考資料

http://www.nessus.org/u?12d98124

http://www.nessus.org/u?08e082ad

http://www.nessus.org/u?b4bf32ac

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 131939

ファイル名: smb_nt_ms19_dec_visual_studio.nasl

バージョン: 1.6

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2019/12/10

更新日: 2022/6/27

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.7

CVSS v2

リスクファクター: High

Base Score: 9.3

Temporal Score: 6.9

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2019-1354

CVSS v3

リスクファクター: High

Base Score: 8.8

Temporal Score: 7.7

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:microsoft:visual_studio

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible, installed_sw/Microsoft Visual Studio

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2019/12/10

脆弱性公開日: 2019/12/10

参照情報

CVE: CVE-2019-1349, CVE-2019-1350, CVE-2019-1351, CVE-2019-1352, CVE-2019-1354, CVE-2019-1387, CVE-2019-1486