Exchangeのセキュリティ更新プログラム(2020年2月)

high Nessus プラグイン ID 133617

概要

リモートホストにインストールされているMicrosoft Exchange Serverは、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートホストにインストールされているMicrosoft Exchange Serverにはセキュリティ更新プログラムがありません。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます。

- Microsoft Exchange Serverに権限昇格の脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、Exchangeサーバーの他のユーザーと同じ権限を取得する可能性があります。これにより、攻撃者が他のユーザーのメールボックスにアクセスするなどの操作を実行する可能性があります。この脆弱性を悪用するには、影響を受ける環境でExchange Webサービス(EWS)を有効にして使用する必要があります。
(CVE-2020-0692)

- ソフトウェアがメモリ内のオブジェクトを適切に処理しないとき、リモートでコードが実行される脆弱性がMicrosoft Exchangeソフトウェアにあります。脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、システムユーザーのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または新規アカウントの作成をする可能性があります。この脆弱性を悪用するには、特別に細工されたメールを脆弱なExchangeサーバーに送信する必要があります。セキュリティ更新プログラムは、Microsoft Exchangeがメモリでオブジェクトを処理する方法を修正することにより、脆弱性に対応します。
(CVE-2020-0688)

ソリューション

Microsoftはこの問題を解決するために、以下のセキュリティ更新プログラムをリリースしています。
-KB4536987
-KB4536988
-KB4536989

参考資料

http://www.nessus.org/u?cac6add1

http://www.nessus.org/u?dce9375f

http://www.nessus.org/u?b23bced2

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 133617

ファイル名: smb_nt_ms20_feb_exchange.nasl

バージョン: 1.20

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2020/2/11

更新日: 2023/1/19

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Critical

スコア: 9.6

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 9

現状値: 7.8

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:S/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2020-0688

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 8.8

現状値: 8.4

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:H/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:microsoft:exchange_server

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2020/2/11

脆弱性公開日: 2020/2/11

CISA の既知の悪用された脆弱性の期限日: 2022/5/3

エクスプロイト可能

CANVAS (CANVAS)

Core Impact

Metasploit (Exchange Control Panel ViewState Deserialization)

参照情報

CVE: CVE-2020-0688, CVE-2020-0692

CISA-NCAS: AA22-011A

MSFT: MS20-4536987, MS20-4536988, MS20-4536989

MSKB: 4536987, 4536988, 4536989