Microsoft SharePoint Server用のセキュリティ更新プログラム(2020年4月)

high Nessus プラグイン ID 135675

概要

リモートホストにインストールされているMicrosoft Sharepoint Serverは、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートホストにインストールされているMicrosoft SharePoint Serverに、セキュリティ更新プログラムが適用されていません。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます:

- Microsoft Wordソフトウェアがメモリ内のオブジェクトを不適切に処理する場合に、リモートコード実行の脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、巧妙に作りこまれたファイルを使用して、現行ユーザーのセキュリティコンテキストでアクションを実行する可能性があります。たとえば、そのファイルは、現行ユーザーと同じアクセス許可を持つログオンユーザーの代わりに行動できます。(CVE-2020-0980)

- Microsoft SharePointソフトウェアがアプリケーションパッケージのソースマークアップをチェックしない場合に、リモートコード実行の脆弱性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、SharePointアプリケーションプールとSharePointサーバーファームアカウントのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。
この脆弱性を悪用するには、巧妙に作りこまれたSharePointアプリケーションパッケージを、影響を受けるバージョンのSharePointにユーザーがアップロードする必要があります。セキュリティ更新プログラムは、SharePointがアプリケーションパッケージのソースマークアップを検査する方法を修正することにより、この脆弱性に対処しています。(CVE-2020-0920、CVE-2020-0929、CVE-2020-0931、CVE-2020-0932、CVE-2020-0971、CVE-2020-0974)

- 影響を受けるSharePoint Serverに対する巧妙に作りこまれたWebリクエストをMicrosoft SharePoint Serverが適切にサニタイズしないとき、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性があります。認証された攻撃者がこの脆弱性を悪用して、影響を受けるSharePoint Serverに巧妙に作りこまれたリクエストを送信する可能性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、影響を受けるシステムにクロスサイトスクリプティング攻撃を仕掛け、現行のユーザーのセキュリティコンテキストでスクリプトを実行する可能性があります。攻撃者は読み取り許可が与えられていないコンテンツを読んだり、被害者の身分情報を利用し、被害者になりすましてSharePointサイトでアクションを実行したり(権限の変更やコンテンツの削除など)、ユーザーのブラウザに悪意のあるコンテンツを挿入したりする可能性があります。セキュリティ更新プログラムは、SharePoint ServerがWebリクエストを適切にサニタイズするよう徹底することにより、この脆弱性に対処しています。(CVE-2020-0923、CVE-2020-0924、CVE-2020-0925、CVE-2020-0926、CVE-2020-0927、CVE-2020-0930、CVE-2020-0933、CVE-2020-0954、CVE-2020-0973、CVE-2020-0978)

- Microsoft SharePoint Serverが、影響を受けるSharePoint Serverに対する巧妙に作りこまれたWebリクエストを適切にサニタイズしない場合に、なりすましの脆弱性があります。認証された攻撃者がこの脆弱性を悪用して、影響を受けるSharePoint Serverに、巧妙に作りこまれたリクエストを送信する可能性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、影響を受けるシステムにクロスサイトスクリプティング攻撃を仕掛け、現行のユーザーのセキュリティコンテキストでスクリプトを実行する可能性があります。
攻撃者が、読み取り許可が与えられていないコンテンツを読んだり、被害者の身分情報を利用し、被害者になりすましてSharePointサイトでアクション(アクセス許可の変更やコンテンツの削除など)を実行したり、ユーザーのブラウザに悪意のあるコンテンツを挿入したりする可能性があります。セキュリティ更新プログラムは、SharePoint ServerがWebリクエストを適切にサニタイズするよう徹底することにより、この脆弱性に対処しています。(CVE-2020-0972、CVE-2020-0975、CVE-2020-0976、CVE-2020-0977)

ソリューション

Microsoftは、Microsoft SharePoint Server用のセキュリティ更新プログラムをリリースしました。

参考資料

http://www.nessus.org/u?146e79ea

http://www.nessus.org/u?0f656ea7

http://www.nessus.org/u?0b112be9

http://www.nessus.org/u?705dbbc1

http://www.nessus.org/u?c81717de

http://www.nessus.org/u?7c86af69

http://www.nessus.org/u?14098d8a

http://www.nessus.org/u?0634cc8e

http://www.nessus.org/u?b226f5e7

http://www.nessus.org/u?f210025f

http://www.nessus.org/u?a6bffe1f

http://www.nessus.org/u?301f9037

http://www.nessus.org/u?948ef665

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 135675

ファイル名: smb_nt_ms20_apr_office_sharepoint.nasl

バージョン: 1.10

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2020/4/16

更新日: 2023/3/8

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 7.4

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 9.3

現状値: 7.7

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2020-0980

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 8.8

現状値: 8.2

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:F/RL:O/RC:C

CVSS スコアのソース: CVE-2020-0974

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:microsoft:sharepoint_foundation, cpe:/a:microsoft:sharepoint_server

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2020/4/14

脆弱性公開日: 2020/4/14

エクスプロイト可能

CANVAS (CANVAS)

Core Impact

参照情報

CVE: CVE-2020-0920, CVE-2020-0923, CVE-2020-0924, CVE-2020-0925, CVE-2020-0926, CVE-2020-0927, CVE-2020-0929, CVE-2020-0930, CVE-2020-0931, CVE-2020-0932, CVE-2020-0933, CVE-2020-0954, CVE-2020-0971, CVE-2020-0972, CVE-2020-0973, CVE-2020-0974, CVE-2020-0975, CVE-2020-0976, CVE-2020-0977, CVE-2020-0978, CVE-2020-0980

IAVA: 2020-A-0155-S

MSFT: MS20-4011581, MS20-4011584, MS20-4484291, MS20-4484292, MS20-4484293, MS20-4484297, MS20-4484298, MS20-4484299, MS20-4484301, MS20-4484307, MS20-4484308, MS20-4484321, MS20-4484322

MSKB: 4011581, 4011584, 4484291, 4484292, 4484293, 4484297, 4484298, 4484299, 4484301, 4484307, 4484308, 4484321, 4484322