MS10-006:SMB クライアントの脆弱性により、リモート コードを実行できることがあります(978251)

high Nessus プラグイン ID 44416

概要

SMB クライアントを使用して、リモートホストで任意のコードを実行できます。

説明

リモート Windows ホストにインストールされているバージョンのSMB クライアントソフトウェアは、2 つの脆弱性の影響を受けており、これによって以下の任意のコードを実行できることがあります。

- SMB 応答でのフィールドの検証が不適切であるため、プール破損の問題が発生し、SYSTEM レベル権限によって任意のコードが実行されることがあります。
(CVE-2010-0016)

- SMB の「ネゴシエート」応答に関連した競合状態の不適切な処理により、リモートの攻撃者が任意のコードを実行できることや、サービス拒否を発生できること、自身の権限を昇格できることがあります。(CVE-2010-0017)

いずれかの問題の悪用に成功するには、攻撃者は、影響を受けているホストのユーザーをトリックにかけて、悪意のある SMB サーバーへの SMB 接続を開始させる必要があることに、注意してください。

ソリューション

Microsoft は、Windows 2000、XP、2003、Vista、2008、7、2008 R2 用パッチのセットをリリースしました。

参考資料

https://docs.microsoft.com/en-us/security-updates/SecurityBulletins/2010/ms10-006

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 44416

ファイル名: smb_nt_ms10-006.nasl

バージョン: 1.26

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2010/2/9

更新日: 2018/11/15

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 7.4

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 9.3

現状値: 7.7

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:microsoft:windows

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2010/2/9

脆弱性公開日: 2010/2/9

エクスプロイト可能

Core Impact

参照情報

CVE: CVE-2010-0016, CVE-2010-0017

BID: 38093, 38100

CWE: 20, 362

MSFT: MS10-006

MSKB: 978251