MS10-015:Windows カーネルの脆弱性により、権限を昇格できることがあります(977165)

high Nessus プラグイン ID 44425

概要

Windows カーネルは 2 つの脆弱性の影響を受けます。これにより、ローカルの攻撃者は SYSTEM 権限でコードを実行できます。

説明

リモート Windows ホストで実行されているバージョンの Windows カーネルは、以下の 2 つの脆弱性の影響を受けます。

- 特定の例外を処理する方法により、カーネルに権限昇格脆弱性が存在します。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、カーネルモードで任意のコードを実行することがあります。すると攻撃者は、プログラムをインストールすることや、データを表示、変更、削除すること、またはユーザー権限一式を持つ新規アカウントを作成することがあります。
(CVE-2010-0232)

- ダブルフリー状態により、Windows カーネルに権限昇格脆弱性が存在します。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、カーネルモードで任意のコードを実行することがあります。すると攻撃者は、プログラムをインストールすることや、データを表示、変更、削除すること、またはユーザー権限一式を持つ新規アカウントを作成することがあります。
(CVE-2010-0233)

ソリューション

Microsoft は、Windows 2000、XP、2003、Vista、2008、7 用バッチのセットをリリースしました。

参考資料

https://docs.microsoft.com/en-us/security-updates/SecurityBulletins/2010/ms10-015

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 44425

ファイル名: smb_nt_ms10-015.nasl

バージョン: 1.31

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2010/2/9

更新日: 2022/3/8

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Critical

スコア: 9.7

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.2

現状値: 6.3

ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2010-0233

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:microsoft:windows

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2010/2/9

脆弱性公開日: 2010/1/19

CISA の既知の悪用された脆弱性の期限日: 2022/3/24

エクスプロイト可能

CANVAS (CANVAS)

Core Impact

Metasploit (Windows SYSTEM Escalation via KiTrap0D)

参照情報

CVE: CVE-2010-0232, CVE-2010-0233

BID: 37864, 38044

CWE: 20

MSFT: MS10-015

MSKB: 977165