Debian DSA-1907-1 : kvm - 複数の脆弱性

high Nessus プラグイン ID 44772

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概要

リモート Debian ホストに、セキュリティ更新がありません。

説明

完全仮想化システムである kvm で複数の脆弱性が発見されています。Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクトは次の問題を特定しています:

- CVE-2008-5714 Chris Webb 氏は、off-by-one のバグにより、KVM の VNC パスワードの制限が 7 文字であることを発見しました。この欠陥により、リモートの攻撃者が、意図されていた 8 文字の制限が 7 文字になっている VNC パスワードを、より簡単に推測できるようになる可能性があります。

- CVE-2009-3290 KVM の kvm_emulate_hypercall 関数は、ring 0 から MMU ハイパーコールにアクセスすることを阻止していないことが判明しました。これにより、ローカルのゲスト OS ユーザーが、サービス拒否(ゲストカーネルのクラッシュ)を引き起こしたり、ゲストカーネルメモリを読み書きしたりする可能性があります。

旧安定版(oldstable)ディストリビューション(etch)には、kvm は含まれていません。

ソリューション

kvm パッケージをアップグレードしてください。

安定版(stable)ディストリビューション(lenny)では、これらの問題は、バージョン 72+dfsg-5~lenny3 で修正済みです。

参考資料

https://bugs.debian.org/cgi-bin/bugreport.cgi?bug=509997

https://bugs.debian.org/cgi-bin/bugreport.cgi?bug=548975

https://security-tracker.debian.org/tracker/CVE-2008-5714

https://security-tracker.debian.org/tracker/CVE-2009-3290

https://www.debian.org/security/2009/dsa-1907

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 44772

ファイル名: debian_DSA-1907.nasl

バージョン: 1.10

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2010/2/24

更新日: 2021/1/4

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Agentless Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.9

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.8

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:N/A:N

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:debian:debian_linux:kvm, cpe:/o:debian:debian_linux:5.0

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/Debian/release, Host/Debian/dpkg-l

パッチ公開日: 2009/10/13

参照情報

CVE: CVE-2008-5714, CVE-2009-3290

CWE: 189

DSA: 1907