Debian DSA-2323-1：radvd - 複数の脆弱性

high Nessus プラグイン ID 56669

Language:

概要

リモートのDebianホストにセキュリティ関連の更新プログラムがありません。

説明

IPv6 Router Advertisement デーモンである radvd における複数のセキュリティ問題が Vasiliy Kulikov 氏によって発見されました：

- CVE-2011-3602 set_interface_var() 関数は、インターフェイス名をチェックしません。これは、権限のないユーザーによって選択されています。これにより、攻撃者がローカルアクセスを持つ場合には、任意のファイル上書きが発生する可能性があります。それ以外では、特定のファイルの上書きが発生します。

- CVE-2011-3604 process_ra() 関数には、複数のバッファ長さチェックが欠如しています。これにより、スタック外のメモリ読み込みが発生し、デーモンがクラッシュする可能性があります。

- CVE-2011-3605 process_rs() 関数は、unicast-only モードで実行されていると、mdelay()（定義された時間待機するための関数）を無条件で呼び出します。この呼び出しはメインスレッドに位置するため、すべてのリクエスト処理が遅れることになります（最長時間：MAX_RA_DELAY_TIME、デフォルトでは 500 ms）。攻撃者が入力キューを埋めるためにルーター要請でデーモンをフラッディングさせ、一時的なサービス拒否を引き起こすことができます（プロセスは、すべての mdelay() 呼び出しの際に停止されます）。注：upstream および Debian デフォルトは、anycast モードを使用します。

ソリューション

radvd パッケージにアップグレードしてください。

旧安定版（oldstable）ディストリビューション（lenny）では、この問題はバージョン 1:1.1-3.1 で修正されています。

安定版（stable）ディストリビューション（squeeze）については、バージョン 1:1.6-1.1 でこの問題は修正されました。