CentOS 5:openswan(CESA-2011: 1422)

medium Nessus プラグイン ID 56694

概要

リモートのCentOSホストに1つ以上のセキュリティ更新プログラムが欠落しています。

説明

1 つのセキュリティの問題を修正する更新済みの openswan パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 5 と 6 で現在利用可能です。

Red Hatセキュリティレスポンスチームは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度中として評価しています。詳細な重要度評価を示すCommon Vulnerability Scoring System(CVSS)ベーススコアは「参照」セクションのCVEリンクで確認できます。

Openswan は、Internet Protocol Security(IPsec)および Internet Key Exchange(IKE)のフリー実装版です。IPsec は、強力な暗号化を使用し、認証および暗号化サービスの両方を行います。
これらのサービスを使用することで、信頼されていないネットワークからセキュアなトンネルを構築できます。

use-after-free 欠陥が、Openswan の pluto IKE デーモンで cryptographic helper が使用される方法で、見つかりました。認証されたリモートの攻撃者が、特別に細工された IKE パケットを送信して、pluto デーモンをクラッシュする可能性があります。
この問題は、cryptographic helper が有効な SMP(対称型マルチプロセッシング)システムのみに影響しました。cryptographic helperは、Red Hat Enterprise Linux 5でデフォルトで無効ですが、Red Hat Enterprise Linux 6ではデフォルトで有効です。(CVE-2011-4073)

Red Hat は、この問題を報告してくれた Openswan プロジェクトに感謝の意を表します。Upstream では、スイス連邦工科大学チューリッヒ校の情報セキュリティグループの Petar Tsankov、Mohammad Torabi Dashti、David Basin がオリジナルレポーターとして認められています。

openswan の全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージにアップグレードし、この問題を修正することが推奨されます。
この更新をインストールすると、ipsec サービスは自動的に再起動されます。

ソリューション

影響を受ける openswan パッケージを更新してください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?3d9e1aec

http://www.nessus.org/u?98208a9f

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 56694

ファイル名: centos_RHSA-2011-1422.nasl

バージョン: 1.11

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2011/11/3

更新日: 2021/1/4

サポートされているセンサー: Agentless Assessment, Frictionless Assessment Agent, Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Low

スコア: 3.6

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 4

現状値: 3

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:S/C:N/I:N/A:P

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:centos:centos:openswan, p-cpe:/a:centos:centos:openswan-doc, cpe:/o:centos:centos:5

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/CentOS/release, Host/CentOS/rpm-list

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2011/11/2

脆弱性公開日: 2011/11/17

参照情報

CVE: CVE-2011-4073

BID: 50440

RHSA: 2011:1422