MS11-086:Active Directory の権限昇格可能な脆弱性(2630837)

high Nessus プラグイン ID 56739

概要

インストールされている Active Directory のバージョンは、権限の昇格が引き起こされる可能性のある脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートの Windows ホストにある Active Directory のバージョンは、ドメインアカウントに関連する CRL(証明書失効リスト)に対して、SSL 証明書の失効状態を検証することに失敗しています。

Active Directory が SSL で LDAP を使用するように構成されている場合、リモートの攻撃者は、これを悪用して、以前に失効した証明書を使用することで、その証明書に関連するユーザーとして Active Directory ドメインを認証することができます。これにより、そのユーザーは、ネットワークリソースにアクセスできるようになるか、そのユーザーの権限にしたがって、影響を受けるホストでコードを実行できる場合があります。

ソリューション

Microsoft は、Windows XP、2003、Vista、2008、7、2008 R2 用パッチのセットをリリースしました。

参考資料

https://docs.microsoft.com/en-us/security-updates/SecurityBulletins/2011/ms11-086

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 56739

ファイル名: smb_nt_ms11-086.nasl

バージョン: 1.17

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2011/11/8

更新日: 2018/11/15

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.9

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.6

現状値: 5.6

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:H/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:microsoft:windows

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2011/11/8

脆弱性公開日: 2011/11/8

参照情報

CVE: CVE-2011-2014

BID: 50570

MSFT: MS11-086

MSKB: 2601626, 2616310