Debian DSA-2514-1：iceweasel - いくつかの脆弱性

critical Nessus プラグイン ID 60005

Language:

概要

リモート Debian ホストに、セキュリティ更新がありません。

説明

複数の脆弱性が、FireFox ベースの Web ブラウザである Iceweasel で発見されています。含まれている XULRunner ライブラリにより、Debian に含まれている複数の他のアプリケーションにレンダリングサービスが提供されます。

- CVE-2012-1948 Benoit Jacob 氏、Jesse Ruderman 氏、Christian Holler 氏、および Bill McCloskey 氏は、任意のコードが実行される原因になる可能性があるメモリの安全上の問題をいくつか識別しました。

- CVE-2012-1950 Mario Gomes 氏および Code Audit Labs は、アドレスバーへのドラッグアンドドロップ操作から、iceweasel に以前入力したサイトの URL を強制的に表示させることが可能であることを発見しました。これは、フィッシング攻撃を行うために不正利用される可能性があります。

- CVE-2012-1954 Abhishek Arya 氏が、nsDocument::AdoptNode に任意のコードが実行される原因になる可能性がある use-after-free の問題を見つけました。

- CVE-2012-1966 「moz_bug_r_a4」は、data: URL を使用する際に、コンテキストメニューからクロスサイトスクリプティング攻撃を行うことが可能であることを発見しました。

- CVE-2012-1967 「moz_bug_r_a4」は、javascript: URL を実行することにより、特定の状況で、スクリプトが JavaScript サンドボックスをエスケープし、昇格された権限で実行されるようになる可能性があることを発見しました。

注：Debian 安定版で Iceweasel の 3.5 ブランチを使用しているユーザーは、 Debian Backports で現在利用可能となっている Iceweasel 10.0 ESR（拡張サポートリリース）へのアップグレードを検討することが推奨されます。Debian は、セキュリティ更新を含む安定版（stable）で Iceweasel 3.5 のサポートを継続しますが、upstream は現在そのようなサポートを提供していないため、最善を尽くすといった形でのみサポートが行われます。さらに、10.0 ブランチがブラウザにプロアクティブなセキュリティ機能を追加します。