CentOS 4:php(CESA-2012:0071)

medium Nessus プラグイン ID 67087

概要

リモート CentOS ホストに1つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

いくつかのセキュリティの問題を修正する更新された php パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 4 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新のセキュリティ上の影響は中程度であると評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System (CVSS)のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

PHP は、Apache HTTP Server で一般的に使用される、 HTML を組み込んだスクリプト言語です。

PHP 配列で使用されるハッシュ化ルーチンが、予測可能なハッシュの衝突を起こしやすいことが発見されました。PHP アプリケーションに対する HTTP POST リクエストが多くのパラメーターを含み、その名前が同じハッシュ値にマッピングされる場合、長時間の CPU 時間が消費されます。この欠陥は新しい構成ディレクティブ、 max_input_vars を追加することにより緩和されます。このディレクティブは、リクエストごとにプロセスされるパラメーターの最大数を限定します。デフォルトで、max_input_vars は 1000 に設定されています。
(CVE-2011-4885)

PHP の exif 拡張に整数オーバーフローの欠陥が見つかりました。32 ビットシステムでは、 PHP スクリプトがイメージファイルから Exchangeable image file format(Exif)メタデータを抽出しようとする際に、特別に細工されたイメージファイルにより PHP インタープリターがクラッシュし、そのメモリを部分的に漏洩する可能性があります。(CVE-2011-4566)

バッファオーバーリードを引き起こす不充分な入力検証の欠陥が、 PHP exif 拡張で見つかりました。PHP スクリプトにより、イメージファイルから Exchangeable Image File Format(exif)メタデータを抽出しようとするとき、特別に細工されたイメージファイルによって、 PHP インタープリターがクラッシュする可能性があります。(CVE-2011-0708)

PHP カレンダー拡張に、整数オーバーフロー欠陥が見つかりました。PHP スクリプトによって大きな値の SdnToJulian() を呼び出せるリモートの攻撃者が、 PHP インタープリターのクラッシュ引き起こす可能性があります。(CVE-2011-1466)

PHP に off-by-one 欠陥が見つかりました。攻撃者が特別に細工されたファイル名のファイルをアップロードすると、これによって PHP スクリプトでルート(/)ディレクトリへのファイル書き込みを試行する可能性があります。デフォルトで、PHP は「apache」ユーザーとして実行され、ルートディレクトリへの書き込みが防止されます。(CVE-2011-2202)

Red Hat は、CVE-2011-4885 をレポートしてくれた oCERT に感謝の意を表します。oCERT は Julian Wälde 氏と Alexander Klink 氏を CVE-2011-4885 の最初の報告者として認めます。

php の全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージにアップグレードし、これらの問題を解決する必要があります。更新したパッケージをインストールした後、更新を有効にするために httpd デーモンを再起動する必要があります。

ソリューション

影響を受けた php パッケージを更新してください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?17087c14

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 67087

ファイル名: centos_RHSA-2012-0071.nasl

バージョン: 1.19

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2013/6/29

更新日: 2021/1/4

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Frictionless Assessment Agent, Agentless Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.0

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6.4

現状値: 5.6

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:P/A:P

CVSS スコアのソース: CVE-2011-2202

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:centos:centos:php, p-cpe:/a:centos:centos:php-devel, p-cpe:/a:centos:centos:php-domxml, p-cpe:/a:centos:centos:php-gd, p-cpe:/a:centos:centos:php-imap, p-cpe:/a:centos:centos:php-ldap, p-cpe:/a:centos:centos:php-mbstring, p-cpe:/a:centos:centos:php-mysql, p-cpe:/a:centos:centos:php-ncurses, p-cpe:/a:centos:centos:php-odbc, p-cpe:/a:centos:centos:php-pear, p-cpe:/a:centos:centos:php-pgsql, p-cpe:/a:centos:centos:php-snmp, p-cpe:/a:centos:centos:php-xmlrpc, cpe:/o:centos:centos:4

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/CentOS/release, Host/CentOS/rpm-list

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2012/1/30

脆弱性公開日: 2011/3/20

エクスプロイト可能

Core Impact

参照情報

CVE: CVE-2011-0708, CVE-2011-1466, CVE-2011-2202, CVE-2011-4566, CVE-2011-4885

BID: 46365, 46967, 48259, 49241, 50907, 51193

RHSA: 2012:0071