MS15-090:Microsoft Windows の権限昇格可能な脆弱性(3060716)

high Nessus プラグイン ID 85322

概要

リモート Windows ホストは、複数の権限昇格の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモート Windows ホストは、Windows Object Manager にある複数の権限昇格の脆弱性の影響を受けます:

- なりすましレベルを適切に検証および強制しないことにより、Windows Object Manager に欠陥が存在します。認証されたリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用して、特別に細工されたアプリケーションからなりすましレベルセキュリティをバイパスし、権限昇格を引き起こす可能性があります。(CVE-2015-2428)

- 脆弱性のあるサンドボックスされたアプリケーション内からの特定のレジストリ相互作用を適切に制限していないため、Windows Object Manager に欠陥が存在します。リモートの攻撃者が、脆弱性のあるサンドボックスされたアプリケーションを呼び出す特別に細工されたファイルをユーザーに開かせることにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。これにより、レジストリとやりとりし、アプリケーションサンドボックスをエスケープし、権限昇格を引き起こすことが可能です。(CVE-2015-2429)

- 脆弱性のあるサンドボックされたスアプリケーション内からの特定のファイルシステム相互作用を適切に制限していないため、Windows Object Manager に欠陥が存在します。リモートの攻撃者が、脆弱性のあるサンドボックスされたアプリケーションを呼び出す特別に細工されたファイルをユーザーに開かせることにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。これにより、ファイルシステムとやりとりし、アプリケーションサンドボックスをエスケープし、権限昇格を引き起こすことが可能です。(CVE-2015-2430)

ソリューション

Microsoft は、Windows Vista、2008、7、 2008 R2、8、RT、2012、8.1、RT 8.1、および 2012 R2 用パッチのセットをリリースしました。

参考資料

https://docs.microsoft.com/en-us/security-updates/SecurityBulletins/2015/ms15-090

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 85322

ファイル名: smb_nt_ms15-090.nasl

バージョン: 1.8

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2015/8/11

更新日: 2019/11/22

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.9

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 9.3

現状値: 6.9

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2015-2430

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:microsoft:windows

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2015/8/11

脆弱性公開日: 2015/8/11

参照情報

CVE: CVE-2015-2428, CVE-2015-2429, CVE-2015-2430

BID: 76227, 76231, 76233

IAVA: 2015-A-0193

MSFT: MS15-090

MSKB: 3060716