MS15-118:権限昇格に対応するための .NET Framework のセキュリティ更新(3104507)

medium Nessus プラグイン ID 86825

概要

リモートホストにインストールされている .NET Framework のバージョンは、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモート Windows ホストに、複数の脆弱性の影響を受ける Microsoft .NET Framework のバージョンがあります:

- 細工された XML ファイルの DTD 解析が不適切であるため、.NET Framework に情報漏洩の脆弱性が存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用して、悪意のあるアプリケーションファイルを介して、システム上のローカルファイルへの読み取りアクセスを得る可能性があります。
(CVE-2015-6096)

- HTTP リクエストの値検証が不適切なために、ASP.NET にクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。
認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用して、任意のスクリプトをユーザーのブラウザセッションに注入する可能性があります。
(CVE-2015-6099)

- アドレス空間配置のランダム化(ASLR)機能の実装が不適切であるため、NET Framework にセキュリティ機能バイパスの脆弱性が存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用して、細工された Web サイトのコンテンツを介して、呼び出しスタック内のメモリオフセットを予測する可能性があります。(CVE-2015-6115)

ソリューション

Microsoft は、.NET Framework 2.0 SP2、3.5、3.5.1、4.0、4.5、4.5.1、4.5.2、4.6 向けのパッチセットをリリースしました。

参考資料

https://www.nessus.org/u?5942a6f5

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 86825

ファイル名: smb_nt_ms15-118.nasl

バージョン: 1.12

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2015/11/10

更新日: 2020/5/15

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Low

スコア: 3.8

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 4.3

現状値: 3.4

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:N/A:N

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:microsoft:windows, cpe:/a:microsoft:.net_framework

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2015/11/10

脆弱性公開日: 2015/11/10

参照情報

CVE: CVE-2015-6096, CVE-2015-6099, CVE-2015-6115

BID: 77474, 77479, 77482