MS16-055:Microsoft Graphics コンポーネントのセキュリティ更新(3156754)

high Nessus プラグイン ID 91005

概要

リモートの Windows ホストは、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートの Windows ホストに、セキュリティの更新が欠落しています。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます:

- Windows Graphics コンポーネントに、複数の情報漏洩の脆弱性が存在します。認証されていないリモートの攻撃者が、これらの脆弱性を悪用して、ユーザーに特別に細工された Web サイトを閲覧させるか、特別に細工されたドキュメントを開かせることで、メモリコンテンツを漏洩する可能性があります。(CVE-2016-0168、CVE-2016-0169)

- メモリ内のオブジェクトを不適切に処理しているため、Windows Graphics コンポーネントにリモートコードの実行の脆弱性が存在します。ユーザーを騙して特別に細工された Web サイトにアクセスさせたり、特別に細工されたドキュメントを開かせたりすることで、認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。
(CVE-2016-0170)

- Direct3D コンポーネントに、use-after-free エラーがあるため、リモートコードの実行の脆弱性が存在します。認証されていないリモートの攻撃者が、この脆弱性を悪用して、ユーザーに特別に細工された Web サイトを閲覧させるか、特別に細工されたドキュメントを開かせることで、現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2016-0170)

- メモリ内のオブジェクトを不適切に処理しているため、Windows Imaging コンポーネントにリモートコードの実行の脆弱性が存在します。ユーザーを騙して特別に細工された Web サイトにアクセスさせたり、特別に細工されたドキュメントを開かせたりすることで、認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。
(CVE-2016-0195)

ソリューション

Microsoft は、Windows Vista、2008、7、2008 R2、2012、8.1、RT 8.1、2012 R2、10 用の一連のパッチをリリースしました。

参考資料

https://docs.microsoft.com/en-us/security-updates/SecurityBulletins/2016/ms16-055

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 91005

ファイル名: smb_nt_ms16-055.nasl

バージョン: 1.12

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2016/5/10

更新日: 2019/11/19

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 8.9

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 9.3

現状値: 8.1

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2016-0195

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 8.8

現状値: 8.4

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:H/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:microsoft:windows

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2016/5/10

脆弱性公開日: 2016/5/10

参照情報

CVE: CVE-2016-0168, CVE-2016-0169, CVE-2016-0170, CVE-2016-0184, CVE-2016-0195

BID: 89862, 89863, 89864, 89892, 89901

MSFT: MS16-055

MSKB: 3156013, 3156016, 3156019, 3156387, 3156421