MS16-087: Windows Print Spooler 向けセキュリティ更新(3170005)

high Nessus プラグイン ID 92018

概要

リモートのWindowsホストは、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートのWindowsホストにセキュリティ更新プログラムがありません。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます。

- ネットワークサーバーからプリンターをインストールする際に、プリントドライバーが適切に検証されていないため、リモートコードの実行の脆弱性が Windows Print Spooler サービスに存在します。認証されていないリモートの攻撃者が、ワークステーションまたはプリントサーバーの中間者攻撃、あるいは悪意のあるプリントサーバーをを通じて、この脆弱性を悪用し、カレントユーザーのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2016-3238)

- ファイルシステムに対する任意の書き込みが不適切に許可されていることにより、権限昇格の脆弱性が Windows Print Spooler サービスに存在します。攻撃者が、特別に細工されたスクリプトまたはアプリケーションを通じて、この問題を悪用して、昇格したシステム権限で任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2016-3239)

ソリューション

MicrosoftはWindows Vista、2008、7、2008 R2、2012、8.1、RT 8.1、2012 R2、10用の一連のパッチをリリースしました。

参考資料

http://www.nessus.org/u?fad1285c

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 92018

ファイル名: smb_nt_ms16-087.nasl

バージョン: 1.13

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2016/7/12

更新日: 2020/9/4

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.7

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 9.3

現状値: 6.9

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2016-3238

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 8.1

現状値: 7.1

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:microsoft:windows

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2016/7/12

脆弱性公開日: 2016/7/12

参照情報

CVE: CVE-2016-3238, CVE-2016-3239

BID: 91609, 91612

IAVA: 2016-A-0181

MSFT: MS16-087

MSKB: 3170455, 4038777, 4038779, 4038781, 4038782, 4038783, 4038786, 4038792, 4038793, 4038799