Debian DLA-598-1:suckless-tools セキュリティ更新

high Nessus プラグイン ID 93053

概要

リモートの Debian ホストにセキュリティ更新がありません。

説明

ユーザーのアカウントが無効だった場合に slock スクリーンロックツールでセグメンテーション違反が発生していたことが判明しました。

slock は crypt(3) を呼び出し、crypt(3) の戻り値が NULL ポインターであるかどうかをチェックすることなく strcmp(3) の戻り値を使用していました。(getspnam()->sp_pwdp) から返されたハッシュが無効だった場合、crypt(3) は NULL を返し、errno を EINVAL に設定していました。これにより slock にセグメンテーション違反が発生し、マシンが保護されていない状態になっていました。

Debian 7「Wheezy」では、この問題は suckless-tools バージョン 38-2+deb7u1 で修正されています。

suckless-tools パッケージをアップグレードすることを推奨します。

注:Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを DLA セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

ソリューション

影響を受ける suckless-tools パッケージをアップグレードしてください。

参考資料

https://lists.debian.org/debian-lts-announce/2016/08/msg00023.html

https://packages.debian.org/source/wheezy/suckless-tools

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 93053

ファイル名: debian_DLA-598.nasl

バージョン: 2.6

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2016/8/22

更新日: 2021/1/11

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Agentless Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Low

スコア: 3.6

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 5

現状値: 3.7

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:N/A:P

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 7.5

現状値: 6.5

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:debian:debian_linux:suckless-tools, cpe:/o:debian:debian_linux:7.0

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/Debian/release, Host/Debian/dpkg-l

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2016/8/20

参照情報

CVE: CVE-2016-6866