GLSA-201702-15:OCaml:バッファオーバーフローと情報漏えい

critical Nessus プラグイン ID 97258

概要

リモートのGentooホストに1つ以上のセキュリティ関連のパッチがありません。

説明

リモートホストは、GLSA-201702-15(OCaml:バッファオーバーフローと情報漏えい)に記載されている脆弱性に影響されています。OCamlがランタイムバグに対して脆弱であることが発見されました。このバグによって、64ビットのプラットフォームで、memmove関数に渡す前に、内部memmove呼び出しに対する引数サイズが32ビットから64ビットに符号拡張されます。これにより、2GiB および 4GiB 間の引数(特に 2^64 より少し低い場合)が実際よりも大きく解釈され、バッファオーバーフローが引き起こされます。さらに、4GiBおよび6GiB間の引数が実際よりも4GiB小さく解釈され、情報漏洩が引き起こされる可能性があります。影響:OCamlベースのアプリケーションと対話可能なリモートの攻撃者が、機密情報を取得することや、サービス拒否状態を引き起こす可能性があります。回避策:現時点では、既知の回避策はありません。

ソリューション

OCamlの全ユーザーは、最新バージョンにアップグレードする必要があります:# emerge --sync # emerge --ask --oneshot --verbose '>=dev-lang/ocam-4.04.0' Packages which depend on OCaml may need to be recompiled. qdependsなどのツール(app-portage/portage-utilsに含まれる)は、これらのパッケージを特定するのに役立つ場合があります:# emerge --oneshot --ask --verbose $(qdepends -CQ dev-lang/ocaml | sed 's/^/=/')

参考資料

https://security.gentoo.org/glsa/201702-15

プラグインの詳細

深刻度: Critical

ID: 97258

ファイル名: gentoo_GLSA-201702-15.nasl

バージョン: 3.2

タイプ: local

公開日: 2017/2/21

更新日: 2021/1/11

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.2

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6.4

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:P

CVSS v3

リスクファクター: Critical

基本値: 9.1

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:H

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:gentoo:linux:ocaml, cpe:/o:gentoo:linux

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/Gentoo/release, Host/Gentoo/qpkg-list

パッチ公開日: 2017/2/20

参照情報

CVE: CVE-2015-8869

GLSA: 201702-15