Debian DSA-3801-1: ruby-zip - セキュリティ更新

critical Nessus プラグイン ID 97529

概要

リモートのDebianホストにセキュリティ関連の更新プログラムがありません。

説明

zipファイルの読み書きを行うRubyモジュールであるruby-zipが、ディレクトリトラバーサル脆弱性に脆弱であることが判明しました。攻撃者はこの欠陥を利用して、抽出されたファイル名の .. (ドットドット) を介してアーカイブの抽出中に任意のファイルを上書きできます。

ソリューション

ruby-zipパッケージをアップグレードしてください。

安定版(stable)ディストリビューション(jessie)では、この問題はバージョン1.1.6-1+deb8u1で修正済みです。

将来の安定版(stable)ディストリビューション(stretch)では、この問題はバージョン1.2.0-1.1で修正されています。

参考資料

https://bugs.debian.org/cgi-bin/bugreport.cgi?bug=856269

https://packages.debian.org/source/jessie/ruby-zip

https://www.debian.org/security/2017/dsa-3801

プラグインの詳細

深刻度: Critical

ID: 97529

ファイル名: debian_DSA-3801.nasl

バージョン: 3.6

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2017/3/6

更新日: 2021/1/11

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Agentless Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.9

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.5

現状値: 5.5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P

CVSS v3

リスクファクター: Critical

基本値: 9.8

現状値: 8.5

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:debian:debian_linux:ruby-zip, cpe:/o:debian:debian_linux:8.0

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/Debian/release, Host/Debian/dpkg-l

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2017/3/4

参照情報

CVE: CVE-2017-5946

DSA: 3801