KB4015583:Windows 10バージョン1703 2017年4月の累積的な更新プログラム

high Nessus プラグイン ID 99288

概要

リモートのWindowsホストは、複数の脆弱性の影響を受けます。

説明

リモートのWindows 10バージョン1703ホストにセキュリティ更新プログラムKB4015583がありません。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます:- メモリでオブジェクトが不適切に処理されているため、情報漏えいの脆弱性がオープンソースのlibjpeg画像処理ライブラリにあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、ASLRセキュリティ保護をバイパスするために利用できる秘密情報を漏えいさせる可能性があります。(CVE-2013-6629)- カーネル情報が不適切に処理されているため、複数の情報漏えいの脆弱性がwin32kコンポーネントにあります。ローカルの攻撃者が、特殊な細工をしたアプリケーションを介し、これらの脆弱性を悪用して、機密情報を開示する可能性があります。(CVE-2017-0058、CVE-2017-0188)- ユーザー指定の入力が不適切に検証されているため、リモートでコードが実行される脆弱性がMicrosoft Edgeにあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、悪意のあるWebサイトにユーザーを誘導し、任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-0093)- メモリでオブジェクトが不適切に処理されているため、権限昇格の脆弱性がMicrosoft Graphicsコンポーネントにあります。ローカルの攻撃者がこれを悪用して、昇格した権限で、特別に細工されたアプリケーションを通じて任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-0156)- メモリでオブジェクトが不適切に処理されているため、VBScriptエンジンに欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、悪意のあるWebサイトにユーザーを誘導したり、特別に細工されたドキュメントファイルを開かせたりすることで、任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-0158)- エクストラネットクライアントからのリクエストを誤ってイントラネットリクエストとして処理しているため、ADFSにセキュリティ機能をバイパスする脆弱性があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、アカウントのロックアウト保護メカニズムをバイパスし、ブルートフォース攻撃によってユーザーのアカウントに簡単にアクセスできるようになる可能性があります。(CVE-2017-0159)- ライブラリを読み込むとき入力が不適切に検証されているため、権限昇格の脆弱性がMicrosoft .NET Frameworkにあります。ローカルの攻撃者がこれを悪用して、昇格された権限を取得する可能性があります。(CVE-2017-0160)- ゲストオペレーティングシステムからの入力が不適切に検証されているため、Windows Hyper-V Network Switchに複数の欠陥があります。ローカルの攻撃者がこれらの欠陥を悪用し、特別に細工されたゲストのアプリケーションを介して、ホストシステムで任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-0162、CVE-2017-0163、CVE-2017-0180、CVE-2017-0181)- バッファリクエストの長さが適切に計算されていないため、LDAPに欠陥があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、ドメインコントローラに送信された特別に細工されたトラフィックを介し、昇格した権限でプロセスを実行する可能性があります。(CVE-2017-0166)- メモリでオブジェクトが不適切に処理されているため、Windowsカーネルに欠陥があります。ローカルの攻撃者がこれを悪用し、特別に細工されたアプリケーションを介して秘密情報を漏えいする可能性があります。(CVE-2017-0167)- ゲストオペレーティングシステムにいる特権ユーザーからの入力が不適切に検証されているため、複数のサービス拒否の脆弱性がHyper-Vにあります。ゲストのローカル攻撃者がこの欠陥を悪用し、特別に細工されたアプリケーションを介して、ホストシステムをクラッシュさせる可能性があります。(CVE-2017-0179、CVE-2017-0184)- ゲストオペレーティングシステムからの入力が不適切に検証されているため、複数のサービス拒否の脆弱性がWindows Hyper-V Network Switchにあります。ゲストのローカル攻撃者がこの脆弱性を悪用し、特別に細工されたアプリケーションを介して、ホストシステムをクラッシュする可能性があります。(CVE-2017-0182、CVE-2017-0183、CVE-2017-0185、CVE-2017-0186)- メモリでオブジェクトが不適切に処理されているため、権限昇格の脆弱性がWindowsカーネルモードドライバーにあります。ローカルの攻撃者がこの欠陥を悪用して、特別に細工されたアプリケーションからカーネルモードで任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-0189)- メモリでオブジェクトが不適切に処理されているため、Windowsに欠陥があり、攻撃者がサービス拒否状態を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-0191)- メモリでオブジェクトが不適切に処理されているため、情報漏えいの脆弱性がAdobe Type Manager Font Driver(ATMFD.dll)にあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、特別に細工されたドキュメントを開いたり悪意のあるWebページにアクセスしたりするようユーザーを誘導して、秘密情報を漏えいさせる可能性があります。(CVE-2017-0192)- ユーザー指定の入力が不適切に検証されているため、Internet Explorerにメモリ破損の問題があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、悪意のあるWebサイトにユーザーを誘導し、任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-0202)- CSPドキュメントが不適切に処理されているため、セキュリティ機能をバイパスする脆弱性がMicrosoft Edgeにあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、特別に細工されたCSPドキュメントを介し、セキュリティ機能をバイパスする可能性があります。(CVE-2017-0203)- ユーザー指定の入力が不適切に検証されているため、Microsoft Edgeにメモリ破損の問題があります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、悪意のあるWebサイトにユーザーを誘導し、任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2017-0205)- メモリでオブジェクトが不適切に処理されているため、情報漏えいの脆弱性がMicrosoft EdgeのChakraスクリプトエンジンにあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、秘密情報を漏えいさせる可能性があります。(CVE-2017-0208)- クロスドメインポリシーを適切に実施できていないため、権限昇格の脆弱性がInternet Explorerにあります。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用し、任意のコンテンツを挿入して昇格した権限を取得する可能性があります。(CVE-2017-0210)- 整合性レベルのチェックにおける詳細不明なエラーのため、権限昇格の脆弱性がMicrosoft Windows OLEにあります。認証されたリモートの攻撃者がこれを悪用し、中程度の整合性レベルで限られた権限によりアプリケーションを実行する可能性があります。この脆弱性は単独では任意のコード実行を許可しませんが、他の脆弱性と併用される可能性があります。(CVE-2017-0211)

ソリューション

セキュリティ更新プログラムKB4015583を適用してください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?c227004c

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 99288

ファイル名: smb_nt_ms17_apr_4015583.nasl

バージョン: 1.17

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2017/4/11

更新日: 2022/5/25

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Frictionless Assessment Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 8.9

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 9.3

現状値: 8.1

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2017-0166

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 8.1

現状値: 7.7

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:H/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:microsoft:windows

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2017/4/11

脆弱性公開日: 2013/11/12

CISA の既知の悪用された脆弱性の期限日: 2022/6/14

参照情報

CVE: CVE-2013-6629, CVE-2017-0058, CVE-2017-0093, CVE-2017-0156, CVE-2017-0158, CVE-2017-0159, CVE-2017-0160, CVE-2017-0162, CVE-2017-0163, CVE-2017-0166, CVE-2017-0167, CVE-2017-0179, CVE-2017-0180, CVE-2017-0181, CVE-2017-0182, CVE-2017-0183, CVE-2017-0184, CVE-2017-0185, CVE-2017-0186, CVE-2017-0188, CVE-2017-0189, CVE-2017-0191, CVE-2017-0192, CVE-2017-0202, CVE-2017-0203, CVE-2017-0205, CVE-2017-0208, CVE-2017-0210, CVE-2017-0211

BID: 63676, 97419, 97420, 97426, 97427, 97428, 97435, 97437, 97438, 97441, 97442, 97443, 97444, 97445, 97446, 97447, 97449, 97452, 97455, 97460, 97461, 97462, 97465, 97466, 97473, 97475, 97507, 97512, 97514

IAVA: 2017-A-0110, 2017-A-0111

MSFT: MS17-4015583

MSKB: 4015583