リモートの Windows ホストにインストールされている Google Chrome のバージョンは、46.0.2490.71 より前です。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます。

  - 同一生成元バイパスの脆弱性が Blink に存在します。このため、攻撃者は同一生成元ポリシーをバイパスできます。
    (CVE-2015-6755)

  - PDFium に use-after-free エラーが存在します。リモートの攻撃者がこれを悪用して、すでに解放されたメモリを逆参照し、任意のコードの実行またはサービス拒否状態を引き起こす可能性があります。
    (CVE-2015-6756)

  - ServiceWorker に use-after-free エラーが存在します。A remote attacker can exploit this to dereference already freed memory, potentially resulting in the execution of arbitrary code. (CVE-2015-6757)

  - An unspecified bad cast issue exists in PDFium that a remote attacker can exploit to have an unspecified impact. (CVE-2015-6758)

  - LocalStorage に特定されていない欠陥が存在します。このため、攻撃者は機密情報を漏洩することができます。
    (CVE-2015-6759)

  - 攻撃者が特定されていない影響を与えることができるエラーを処理する際に、特定されていない欠陥が存在します。
    (CVE-2015-6760)

  - ユーザー入力の不適切な検証により、FFmpeg にメモリ破損の問題が存在します。リモートの攻撃者がこれを悪用し、任意のコードを実行する恐れがあります。
    (CVE-2015-6761)

  - CSS フォントを処理する際に、詳細不明な欠陥が存在します。An attacker can exploit this to bypass cross-origin resource sharing (CORS) restrictions. (CVE-2015-6762)

  - 特定されていない複数の重要度の高い問題が存在します。このため、攻撃者は特定されていない影響を与えることができます。
    (CVE-2015-6763)

リモート Mac OS X ホストにインストールされている Google Chrome のバージョンは、46.0.2490.71 より前です。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます：

- 同一生成元バイパスの脆弱性が Blink に存在します。このため、攻撃者は同一生成元ポリシーをバイパスできます。
 (CVE-2015-6755)

- PDFium に use-after-free エラーが存在します。リモートの攻撃者がこれを悪用して、すでに解放されたメモリを逆参照し、任意のコードの実行またはサービス拒否状態を引き起こす可能性があります。
 (CVE-2015-6756)

- ServiceWorker に use-after-free エラーが存在します。リモートの攻撃者がこれを悪用してすでに解放されたメモリを逆参照し、これにより、任意のコードが実行される可能性があります。(CVE-2015-6757)

- PDFium に、特定されていない不適切なキャストの問題が存在します。このため、リモートの攻撃者がこれを悪用して、特定されていない影響を与える可能性があります。(CVE-2015-6758)

- LocalStorage に特定されていない欠陥が存在します。このため、攻撃者は機密情報を漏洩することができます。
 (CVE-2015-6759)

- 攻撃者が特定されていない影響を与えることができるエラーを処理する際に、特定されていない欠陥が存在します。
 (CVE-2015-6760)

- ユーザー入力の不適切な検証により、FFmpeg にメモリ破損の問題が存在します。リモートの攻撃者がこれを悪用し、任意のコードを実行する恐れがあります。
 (CVE-2015-6761)

- CSS フォントを処理する際に、詳細不明な欠陥が存在します。攻撃者がこれを悪用して、クロスオリジンリソース共有（CORS）制限ををバイパスする可能性があります。(CVE-2015-6762)

- 特定されていない複数の重要度の高い問題が存在します。このため、攻撃者は特定されていない影響を与えることができます。
 (CVE-2015-6763)

セキュリティ問題を修正するため、Chromium が安定版（stable）リリース 46.0.2490.71 に更新されました。

次の脆弱性が修正されました：

- CVE-2015-6755：Blink でのクロスオリジンバイパス

- CVE-2015-6756：PDFium での use-after-free

- CVE-2015-6757：ServiceWorker での use-after-free

- CVE-2015-6758：PDFium での不適切なキャスト

- CVE-2015-6759：LocalStorage での情報漏洩

- CVE-2015-6760：libANGLE での不適切なエラー処理

- CVE-2015-6761：FFMpeg でのメモリ破損

- CVE-2015-6762：CSS フォントによる CORS バイパス

- CVE-2015-6763：内部監査、ファジング、その他のイニシアチブからの様々な修正。

- CVE-2015-7834：4.6 ブランチの最初に修正された V8 の複数の脆弱性

複数のセキュリティの問題を修正する更新済みの chromium-browser パッケージが、Red Hat Enterprise Linux 6 Supplementary で現在利用可能です。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度高として評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System （CVSS）のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

Chromium は、WebKit（Blink）が稼働するオープンソースの Web ブラウザです。

不正な形式の Web コンテンツの処理に様々な欠陥が見つかりました。悪意のあるコンテンツを含む Web ページにより、被害者がアクセスした際に Chromium がクラッシュする、任意のコードが実行される、または機密情報が漏洩する可能性があります。（CVE-2015-6755、CVE-2015-6756、CVE-2015-6757、CVE-2015-6758、CVE-2015-6759、CVE-2015-6760、CVE-2015-6761、CVE-2015-6762、CVE-2015-6763）

Chromium の全ユーザーは、Chromium バージョン 46.0.2490.71 が含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を修正する必要があります。
更新による変更を有効にするには、更新のインストール後、Chromium を再起動する必要があります。

リモートホストは、GLSA-201603-09 で説明されている脆弱性による影響を受けます（Chromium：複数の脆弱性）

Chromium Web ブラウザで複数の脆弱性が発見されました。詳細については、以下で参照されている CVE 識別子をレビューしてください。
 影響：

リモートの攻撃者がプロセスの権限で任意のコードを実行することで、サービス拒否状態を引き起こしたり、機密情報を取得したり、またはセキュリティ制限をバイパスしたりする可能性があります。
 回避策：

現時点で、既知の回避策はありません。

Google Chrome リリースによる報告：

以下の件を含めた、本リリースの 24 件のセキュリティ修正：

- [519558] 重要度高 CVE-2015-6755：Blink のクロスオリジンバイパス。情報提供： Mariusz Miynski 氏

- [507316] 重要度高 CVE-2015-6756：PDFium での use-after-free。情報提供：匿名。

- [529520] 重要度高 CVE-2015-6757：ServiceWorker での use-after-free。情報提供： Collin Payne 氏。

- [522131] 重要度高 CVE-2015-6758：PDFium の不適切なキャスト。情報提供： OUSPG の Atte Kettunen 氏。

- [514076] 重要度中 CVE-2015-6759：LocalStorage の情報漏洩。
情報提供：Muneaki Nishimura　氏（nishimunea）。

-[519642] 重要度中 CVE-2015-6760：libANGLE の不適切なエラーの処理。
情報提供：lastland.net。

- [447860、532967] 重要度中 CVE-2015-6761：FFmpeg のメモリ破損。
情報提供：OUSPG の Aki Helin 氏および匿名の方。

- [512678] 重要度低 CVE-2015-6762：CSS フォントによる CORS バイパス。情報提供：Muneaki Nishimura　氏（nishimunea）。

- [542517] CVE-2015-6763：内部監査、ファジング、その他のイニシアチブからの様々な修正。

- 4.6 ブランチ（現在 4.6.85.23）の最初に修正された V8 の複数の脆弱性

Chromium Web ブラウザでいくつかの脆弱性が発見されました。

- CVE-2015-1303 Mariusz Mlynski 氏が、DOM 実装において同一生成元ポリシーをバイパスする方法を見つけました。

- CVE-2015-1304 Mariusz Mlynski 氏が、v8 JavaScript ライブラリにおいて同一生成元ポリシーをバイパスする方法を見つけました。

- CVE-2015-6755 Mariusz Mlynski 氏が、blink/webkit において同一生成元ポリシーをバイパスする方法を見つけました。

- CVE-2015-6756 pdfium ライブラリに use-after-free の欠陥が見つかりました。

- CVE-2015-6757 Colin Payne 氏が、ServiceWorker の実装で use-after-free の問題を発見しました。

- CVE-2015-6758 Atte Kettunen 氏が、pdfium ライブラリで問題を発見しました。

- CVE-2015-6759 Muneaki Nishimura 氏が、情報漏洩を発見しました。

- CVE-2015-6760 Ronald Crane 氏が、失われたデバイスイベントを含む ANGLE ライブラリに、ロジックエラーを発見しました。

- CVE-2015-6761 Aki Helin 氏および Khalil Zhani 氏が、FFmpeg ライブラリでメモリ破損の問題を発見しました。

- CVE-2015-6762 Muneaki Nishimura 氏が、CSS 実装において同一生成元ポリシーをバイパスする方法を発見しました。

- CVE-2015-6763 chrome 46 開発チームが、内部監査時にさまざまな問題を発見および修正しました。さらに、バージョン 4.6.85.23 の v8 JavaScript ライブラリで複数の問題が修正されました。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
86380	46.0.2490.71 より前の Google Chrome の複数の脆弱性	Nessus	Windows	2015/10/14	2022/4/11	high
86381	Google Chrome < 46.0.2490.71 の複数の脆弱性（Mac OS X）	Nessus	MacOS X Local Security Checks	2015/10/14	2019/11/20	high
86596	openSUSE セキュリティ更新：Chromium（openSUSE-2015-679）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2015/10/26	2021/1/19	high
86414	RHEL 6 : chromium-browser (RHSA-2015:1912)	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2015/10/16	2020/5/29	high
89902	GLSA-201603-09:Chromium：複数の脆弱性	Nessus	Gentoo Local Security Checks	2016/3/14	2021/1/11	critical
86377	FreeBSD：chromium -- 複数の脆弱性（8301c04d-71df-11e5-9fcb-00262d5ed8ee）	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	2015/10/14	2021/1/6	high
86486	Debian DSA-3376-1：chromium ブラウザ - セキュリティ更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2015/10/21	2021/1/11	high

検出

プラグインの検索

high

high

high

high

critical

high

high