ncurses開発者による報告: 

複数の不正なアドレスアクセスの問題と無限ループの問題があります。詳細については、CVEリストを参照してください。

リモートの Ubuntu 16.04ESM ホストには、USN-5448-1 のアドバイザリに記載された複数の脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。

  ncurses 6.0で、fmt_entry 関数にスタックベースのバッファオーバーフローがあります。細工された入力によって、リモートで任意のコードが実行される可能性があります。(CVE-2017-10684)

  - ncurses 6.0で、fmt_entry 関数に書式文字列の脆弱性があります。細工された入力によって、リモートで任意のコードが実行される可能性があります。(CVE-2017-10685)

  - ncurses 6.0で、tinfo/parse_entry.c の append_acs 関数で 0xffffffffffffffff アクセスが試行されました。terminfo ライブラリコードを使用して信頼できない terminfo データを処理する場合、リモートサービス拒否攻撃が引き起こされる可能性があります。(CVE-2017-11112)

  - ncurses 6.0に、tinfo/parse_entry.c の _nc_parse_entry 関数に NULL ポインターデリファレンスがあります。terminfo ライブラリコードを使用して信頼できない terminfo データを処理する場合、リモートサービス拒否攻撃が引き起こされる可能性があります。(CVE-2017-11113)

  - libtic に関連して、ncurses 6.0の comp_scan.c の next_char 関数に無限ループがあります。細工された入力はリモートのサービス拒否攻撃を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-13728)

  - ncurses 6.0の alloc_entry.c の _nc_save_str 関数に不正なアドレスアクセスがあります。これにより、リモートのサービス拒否攻撃が発生する可能性があります。(CVE-2017-13729)

  - ncurses 6.0の progs/tic.c の関数 _nc_read_entry_source() に不正アドレスアクセスがあり、リモートのサービス拒否攻撃を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-13730)

  - ncurses 6.0の parse_entry.c の関数 postprocess_termcap に不正なアドレスアクセスがあり、リモートのサービス拒否攻撃が発生する可能性があります。(CVE-2017-13731)

  - ncurses 6.0の progs/dump_entry.c の関数 dump_uses() に不正アドアレスアクセスがあり、リモートのサービス拒否攻撃を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-13732)

  - ncurses 6.0の progs/dump_entry.c の fmt_entry 関数に不正アドアレスアクセスがあり、リモートのサービス拒否攻撃を引き起こす可能性があります。(CVE-2017-13733)

  - ncurses 6.0の strings.c の _nc_safe_strcat 関数に不正なアドレスアクセスがあり、リモートのサービス拒否攻撃が発生する可能性があります。(CVE-2017-13734)

Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

このncursesの更新では、複数の問題を修正します。これらのセキュリティの問題が修正されました：

  - CVE-2017-13734：リモートのサービス拒否攻撃に至る可能性のあった
    strings.cの_nc_safe_strcat関数における不正なアドレスアクセスを防止します（bsc#1056126）。

  - CVE-2017-13733：リモートのサービス拒否攻撃が発生する可能性のあった、progs/dump_entry.cのfmt_entry関数における不正なアドレスアクセスを防止します（bsc#1056127）。

  - CVE-2017-13732：リモートのサービス拒否攻撃が発生する可能性のあった、progs/dump_entry.cの関数dump_uses（）における不正なアドレスアクセスを防止します（bsc#1056128）。

  - CVE-2017-13731：リモートのサービス拒否攻撃が発生する可能性のあった、parse_entry.cの関数postprocess_termcap（）における不正なアドレスアクセスを防止します（bsc#1056129）。

  - CVE-2017-13730：リモートのサービス拒否攻撃が発生する可能性のあった、progs/tic.cの関数_nc_read_entry_source（）における不正なアドレスアクセスを防止します（bsc#1056131）。

  - CVE-2017-13729：リモートのサービス拒否攻撃に至る可能性のあった
    alloc_entry.cの_nc_save_str関数における不正なアドレスアクセスを防止します（bsc#1056132）。

  - CVE-2017-13728：リモートのサービス拒否攻撃が発生する可能性のあった、comp_scan.cのnext_char関数の無限ループを防止します（bsc#1056136）。

注意：Tenable Network Securityは、前述の記述ブロックをSUSEセキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenableでは、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

Linux/Unix ホストには、ベンダーが提供するパッチが利用できない脆弱性の影響を受ける複数のパッケージがインストールされています。

  - ncurses 6.0の strings.c の _nc_safe_strcat 関数に不正なアドレスアクセスがあり、リモートのサービス拒否攻撃が発生する可能性があります。(CVE-2017-13734)

Nessus は、ベンダーによって報告されたパッケージの存在に依存していることに注意してください。

リモートホストは、GLSA-201804-13（ncurses：複数の脆弱性）で説明されている脆弱性に影響されています。複数の脆弱性がncursesで発見されました。詳細については、以下に記載されているCVE識別番号を参照してください。影響：リモートの攻撃者が、ユーザーを誘導して信用できないterminfoデータまたはその他のデータを処理させることで、任意のコードが実行されたり、サービス拒否状態が引き起こされたりする可能性があります。回避策：現時点では、既知の回避策はありません。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
103797	FreeBSD: ncurses -- 複数の問題（b84dbd94-e894-4c91-b8cd-d328537b1b2b）	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	2017/10/12	2021/1/4	high
161634	Ubuntu 16.04ESM : ncurses の脆弱性 (USN-5448-1)	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2022/5/27	2024/8/27	critical
106527	SUSE SLED12 / SLES12セキュリティ更新プログラム：ncurses（SUSE-SU-2018:0284-1）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2018/1/31	2021/1/13	high
220641	Linux Distros のパッチ未適用の脆弱性: CVE-2017-13734	Nessus	Misc.	2025/3/4	2025/3/4	medium
109097	GLSA-201804-13：ncurses：複数の脆弱性	Nessus	Gentoo Local Security Checks	2018/4/18	2024/10/31	critical

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