gdk-pixbuf ライブラリが更新され、3 つのセキュリティ問題が修正されました。

これらのセキュリティの問題が修正されました：

- CVE-2015-7673：gif をスケーリングするオーバーフローをさらにいくつか修正します（bsc#948791）

- CVE-2015-4491：スケーリング時、メモリを割り当てる前にオーバーフローのチェックをします（bsc#942801）

- CVE-2015-7673：TGA ファイルをスケーリングする際のオーバーフローと DoS を修正します（bsc#948790）。

- CVE-2015-7674：GIF ファイルをスケーリングする際での、オーバーフローを修正します（bsc#948791）。

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを SUSE セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

gtk2 は、2 件のセキュリティ問題を修正するために更新されました。

これらのセキュリティの問題が修正されました：

- CVE-2015-4491：2.31.5 以前の gdk-pixbuf の pixops/pixops.c の make_filter_table 関数の整数オーバーフローのために、スケール変更の際に誤処理される細工されたビットマップ寸法を介して、リモートの攻撃者が任意のコードを実行したり、サービス拒否（ヒープベースのバッファオーバーフローおよびアプリケーションクラッシュ）を引き起したりする可能性があります（bsc#942801）。

- CVE-2015-7674：GIF ファイルをスケーリングする際の、オーバーフローを修正します（bsc#948791）。

以下の非セキュリティの問題が修正されました。

- スペックファイルに gdk-pixbuf64.loaders を生成するスクリプトを追加します（bsc#922741）。

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを SUSE セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

Gustavo Grieco 氏は、Gtk+2.0's gdk-pixbuf で異なるセキュリティの問題を発見しました。

CVE-2015-4491

BMP イメージの処理時に発生するヒープオーバーフロー。これにより、無効な形式のイメージを通じて、任意のコードを実行することが可能です。

CVE-2015-7673

TGA イメージを処理する際に発生するヒープオーバーフロー。これにより、無効な形式のイメージを通じて、任意のコードまたはサービス拒否（プロセスクラッシュ）を引き起こすことが可能です。

CVE-2015-7674

GIF イメージを処理する際に発生する整数オーバーフロー。これにより、無効な形式のイメージを通じて、任意のコードまたはサービス拒否（プロセスクラッシュ）を引き起こすことが可能です。

Debian 6「Squeeze」では、これらの問題は gtk+2.0 バージョン 2.20.1-2+deb6u2 で修正されました。gtk+2.0 パッケージをアップグレードすることを推奨します。

Debian Long Term Support（LTS）プロジェクト、およびこれらの更新を適用する方法の詳細：https://wiki.debian.org/LTS/

注：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを DLA セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

画像のロードおよびピクセルバッファ操作用のツールキット gdk-pixbuf に、いくつかの脆弱性が発見されています。Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクトは次の問題を特定しています：

- CVE-2015-7673 Gustavo Grieco 氏は、TGA 画像の処理にヒープオーバーフローを発見しました。これにより、無効な形式の画像が開かれると、任意のコード実行またはサービス拒否（プロセスクラッシュ）が発生する可能性があります。

- CVE-2015-7674 Gustavo Grieco 氏は、GIF 画像の処理に整数オーバーフローの欠陥を発見しました。これにより、無効な形式の画像が開かれると、任意のコード実行またはサービス拒否（プロセスクラッシュ）が発生する可能性があります。

gdk-pixbuf のこの更新は、次の問題を修正します：

- CVE-2015-7552：画像処理におけるさまざまなオーバーフローを修正しました（boo#958963）。

- CVE-2015-7673：TGA ファイルのオーバーフローと DoS を修正しました（bsc#948790）。

- CVE-2015-7674：gif をスケーリングする際のオーバーフローを修正しました（bsc#948791）。

レポート：

tga ファイルのスケーリングによって発生する gdk-pixbuf 実装のヒープオーバーフローと DoS を発見しました。

gif ファイルのスケーリングによって発生する gdk-pixbuf 実装のヒープオーバーフローを発見しました。

Gustavo Grieco 氏は、GDK-PixBuf ライブラリが TGA 画像ファイルのスケーリングを適切に処理しないため、ヒープオーバーフローが発生することを発見しました。リモートの攻撃者がこの欠陥を利用して、ユーザーまたは自動化システムが騙されて TGA 画像ファイルを開くと、GDK-PixBuf がクラッシュし、それによりサービス拒否または任意のコード実行が発生する可能性があります。
(CVE-2015-7673)

Gustavo Grieco 氏は、特定の GIF 画像を処理する時に GDK-PixBuf ライブラリに整数オーバーフローが含まれることを発見しました。ユーザーまたは自動化されたシステムが騙されて、GIF 画像ファイルを開くと、リモートの攻撃者はこの欠陥を利用し、GDK-PixBuf をクラッシュさせる可能性があります。それにより、サービス拒否が発生することや、任意のコードが実行される可能性があります。
(CVE-2015-7674)。

注意: Tenable Network Security は、前述の説明ブロックをUbuntuセキュリティアドバイザリからすでに直接抽出しています。Tenable では、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

リモートホストは、GLSA-201512-05 で説明されている脆弱性の影響を受けます（gdk-pixbuf：複数の脆弱性）

gdk-pixbuf に 3 つのヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が発見されました。詳細については、以下で参照されている CVE 識別子をレビューしてください。
 影響：

リモートの攻撃者がユーザーを誘導して、特別に細工された画像ファイルを gdk-pixbuf にリンクされたアプリケーションで開かせることで、プロセスの権限で任意のコードを実行したり、サービス拒否状態を引き起こしたりする可能性があります。
 回避策：

現時点で、既知の回避策はありません。

画像のロード、保存機能、高速スケーリング、および pixbufs の合成のためのライブラリである gdk-pixbuf に、ヒープベースのバッファオーバーフローが発見されました。これにより、リモートの攻撃者が、細工された BMP ファイルを通じて、サービス拒否を引き起こすか、任意のコードを実行する可能性があります。

この更新は、CVE-2015-7674 に対する不完全なパッチも修正します。

CVE-2015-7552 gdk-pixbuf における gdk-pixbuf-scale.c の gdk_pixbuf_flip 関数でのヒープベースのバッファオーバーフローにより、リモートの攻撃者が、細工された BMP ファイルを通じて、サービス拒否を引き起こすか、任意のコードを実行する可能性があります。

CVE-2015-7674 2.32.1 より前の gdk-pixbuf における pixops/pixops.c の pixops_scale_nearest 関数での整数オーバーフローにより、リモートの攻撃者が、細工された GIF 画像ファイルを通じて、サービス拒否（アプリケーションのクラッシュ）を引き起こし、任意のコードを実行する可能性があり、ヒープベースのバッファオーバーフローが発生します。

Debian 7「Wheezy」では、これらの問題はバージョン 2.26.1-1+deb7u4 で修正されました。

お使いの gdk-pixbuf パッケージをアップグレードすることを推奨します。

注：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを DLA セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
87646	SUSE SLED12 / SLES12 セキュリティ更新： gdk-pixbuf （SUSE-SU-2015：2195-2）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2015/12/29	2021/1/6	medium
86536	SUSE SLED11 / SLES11 セキュリティ更新： gtk2 （SUSE-SU-2015:1787-1）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2015/10/22	2021/1/6	medium
88995	Debian DLA-434-1：gtk+2.0 のセキュリティ更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2016/2/29	2021/1/11	medium
86581	Debian DSA-3378-1：gdk-pixbuf - セキュリティ更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2015/10/26	2021/1/11	medium
90253	openSUSE セキュリティ更新：gdk-pixbuf （openSUSE-2016-405）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2016/3/29	2021/1/19	high
86278	FreeBSD：gdk-pixbuf2 -- ヘッドオーバーフローと DoS（9272a5b0-6b40-11e5-bd7f-bcaec565249c）	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	2015/10/6	2021/1/6	medium
86379	Ubuntu 14.04 LTS: GDK-PixBuf の脆弱性 (USN-2767-1)	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2015/10/14	2023/10/23	medium
91438	openSUSE セキュリティ更新：gdk-pixbuf （openSUSE-2016-669）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2016/6/2	2021/1/19	high
87215	SUSE SLED12 / SLES12 セキュリティ更新： gdk-pixbuf （SUSE-SU-2015：2195-1）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2015/12/7	2021/1/6	medium
87546	GLSA-201512-05：gdk-pixbuf：複数の脆弱性	Nessus	Gentoo Local Security Checks	2015/12/22	2021/1/11	medium
90807	Debian DLA-450-1：gdk-pixbuf セキュリティ更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2016/5/2	2021/1/11	high

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