Google Chrome リリースによる報告：

以下の件を含めた、本リリースの 9 件のセキュリティ修正：

[574802] 重要度高 CVE-2016-1660：Blink の領域外書き込み。情報提供： OUSPG の Atte Kettunen 氏。

- [601629] 重要度高 CVE-2016-1661：クロスプロセスフレームのメモリ破損。情報提供：Wadih Matar 氏。

- [603732] 重要度高 CVE-2016-1662：拡張の use-after-free。Rob Wu 氏による情報提供。

- [603987] 重要度高 CVE-2016-1663：Blink の V8 バインディングでの use-after-free。
情報提供：匿名。

- [597322] 重要度中 CVE-2016-1664：アドレスバースプーフィング。情報提供：Wadih Matar 氏。

- [606181] 重要度中 CVE-2016-1665：V8 の情報漏洩。情報提供：HyungSeok Han　氏。

- [607652] CVE-2016-1666：内部監査、ファジング、その他のイニシアチブからの様々な修正。

Chromium は 50.0.2661.94 に更新され、以下の多数の脆弱性が修正されました（boo#977830）：

- CVE-2016-1660：Blink での領域外書き込み

- CVE-2016-1661：クロスプロセスフレームのメモリ破損

- CVE-2016-1662：拡張の use-after-free

- CVE-2016-1663：Blink の V8 バインディングでの use-after-free

- CVE-2016-1664：アドレスバースプーフィング

- CVE-2016-1665：V8 の情報漏洩

- CVE-2016-1666：内部監査、ファジング、その他のイニシアチブからの様々な修正

リモートホストは、GLSA-201605-02 で説明されている脆弱性による影響を受けます（Chromium：複数の脆弱性）

Chromium Web ブラウザで複数の脆弱性が発見されました。詳細については、以下で参照されている CVE 識別子をレビューしてください。
 影響：

リモートの攻撃者がプロセスの権限で任意のコードを実行することで、サービス拒否状態を引き起こしたり、機密情報を取得したり、またはセキュリティ制限をバイパスしたりする可能性があります。
 回避策：

現時点で、既知の回避策はありません。

リモート Mac OS X ホストにインストールされている Google Chrome のバージョンは、50.0.2661.94 より前です。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます：

- Blink に領域外書込みエラーが存在し、これによりコンテキスト依存の攻撃者が任意のコードを実行することが可能です。
 （CVE-2016-1660）

- クロスプロセスフレーム処理時のユーザー指定の入力が不適切に検証されているため、欠陥が存在します。
 コンテキスト依存の攻撃者がこれを悪用し、メモリを破損させ、任意のコードを実行する可能性があります。
 （CVE-2016-1661）

- 拡張コンポーネントに use-after-free エラーが存在します。コンテキスト依存の攻撃者がこれを悪用して、すでに解放されたメモリを逆参照することで、任意のコードを実行する可能性があります。（CVE-2016-1662）

- use-after-free エラーが Blink の V8　バインディングに存在します。コンテキスト依存の攻撃者がこれを悪用して、すでに解放されたメモリを逆参照することで、任意のコードを実行する可能性があります。（CVE-2016-1663）

- 詳細不明な欠陥が存在し、これによりコンテキスト依存の攻撃者が、アドレスバーを偽装する可能性があります。
 （CVE-2016-1664）

- 詳細不明な欠陥が V8 に存在しており、コンテキスト依存の攻撃者が機密情報を漏洩する可能性があります。（CVE-2016-1665）

- 複数の詳細不明な脆弱性が存在し、コンテキスト依存の攻撃者が任意のコードを実行する可能性があります。
 （CVE-2016-1666）

chromium-browser の更新が、Red Hat Enterprise Linux 6 Supplementary で現在利用可能です。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度高として評価しています。詳細な重要度評価を示す Common Vulnerability Scoring System（CVSS）ベーススコアは、「参照」セクションで CVE リンクから脆弱性ごとに入手できます。

Chromium は、WebKit（Blink）が稼働するオープンソースの Web ブラウザです。

この更新では、Chromium をバージョン 50.0.2661.94 にアップグレードします。

セキュリティ修正：

* 無効な形式の Web コンテンツの処理で、複数の欠陥が見つかりました。悪意のあるコンテンツを含む Web ページにより、被害者がアクセスした際に Chromium がクラッシュする、任意のコードが実行される、または機密情報が漏洩する可能性があります。（CVE-2016-1660、CVE-2016-1661、CVE-2016-1662、CVE-2016-1663、CVE-2016-1666、CVE-2016-1664、CVE-2016-1665）

リモートの Windows ホストにインストールされている Google Chrome のバージョンは、50.0.2661.94 より前です。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます。

  - Blink に領域外書込みエラーが存在し、これによりコンテキスト依存の攻撃者が任意のコードを実行することが可能です。
    (CVE-2016-1660)

  - クロスプロセスフレーム処理時のユーザー指定の入力が不適切に検証されているため、欠陥が存在します。
    コンテキスト依存の攻撃者がこれを悪用し、メモリを破損させ、任意のコードを実行する可能性があります。
    (CVE-2016-1661)

  - 拡張コンポーネントに use-after-free エラーが存在します。A context-dependent attacker can exploit this to dereference already freed memory, resulting in the execution of arbitrary code. (CVE-2016-1662)

  - use-after-free エラーが Blink の V8　バインディングに存在します。A context-dependent attacker can exploit this to dereference already freed memory, resulting in the execution of arbitrary code. (CVE-2016-1663)

  - 詳細不明な欠陥が存在し、これによりコンテキスト依存の攻撃者が、アドレスバーを偽装する可能性があります。
    (CVE-2016-1664)

  - An unspecified flaw exists in V8 that allows a context-dependent attacker to disclose sensitive information. (CVE-2016-1665)

  - 複数の詳細不明な脆弱性が存在し、コンテキスト依存の攻撃者が任意のコードを実行する可能性があります。
    (CVE-2016-1666)

  - A same-origin bypass vulnerability exists in Skia in the pinToByte() function in effects/SkArithmeticMode.cpp due to improper handling of intermediate color values. An unauthenticated, remote attacker can exploit this, via timing attacks using the SVG 'feComposite' filter, to bypass the same-origin policy. (CVE-2016-5168)

Chromium Web ブラウザでいくつかの脆弱性が発見されました。

- CVE-2016-1660 Atte Kettunen 氏は、領域外の書き込みの問題を発見しました。

- CVE-2016-1661 Wadih Matar 氏は、メモリ破損の問題を発見しました。

- CVE-2016-1662 Rob Wu 氏は、拡張に関連する use-after-free の問題を発見しました。

- CVE-2016-1663 V8 への Blink のバインディングで、use-after-free の問題が発見されました。

- CVE-2016-1664 Wadih Matar 氏は、URL を偽装する方法を発見しました。

- CVE-2016-1665 gksgudtjr456 は、v8 JavaScript ライブラリで情報漏洩を発見しました。

- CVE-2016-1666 chrome 開発チームが、内部監査時にさまざまな問題を発見および修正しました。

Chromium がバージョン 51.0.2704.103 に更新され、3 つの脆弱性が修正されました：

- CVE-2016-1704：内部監査、ファジングおよびその他のイニシアチブからのさまざまな修正（共通識別子）（boo#985397）

以下の 50.0.2661.102 からの脆弱性修正を含みます（boo#979859）：

- CVE-2016-1667：DOM の同一生成元バイパス

- CVE-2016-1668：Blink V8 バインディングでの同一生成元バイパス

- CVE-2016-1669：V8 のバッファオーバーフロー

- CVE-2016-1670：ローダーの競合状態

以下の 50.0.2661.94 からの脆弱性修正を含みます（boo#977830）：

- CVE-2016-1660：Blink での領域外書き込み

- CVE-2016-1661：クロスプロセスフレームのメモリ破損

- CVE-2016-1662：拡張の use-after-free

- CVE-2016-1663：Blink の V8 バインディングでの use-after-free

- CVE-2016-1664：アドレスバースプーフィング

- CVE-2016-1665：V8 の情報漏洩

- CVE-2016-1666：内部監査、ファジング、その他のイニシアチブからの様々な修正

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
91374	FreeBSD：chromium -- 複数の脆弱性（7da1da96-24bb-11e6-bd31-3065ec8fd3ec）	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	2016/5/31	2021/1/4	critical
90878	openSUSE セキュリティ更新：Chromium（openSUSE-2016-538）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2016/5/4	2021/1/19	critical
90879	openSUSE セキュリティ更新：Chromium（openSUSE-2016-539）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2016/5/4	2021/1/19	critical
91176	GLSA-201605-02:Chromium：複数の脆弱性	Nessus	Gentoo Local Security Checks	2016/5/17	2022/6/8	critical
90795	Google Chrome < 50.0.2661.94 の複数の脆弱性（Mac OS X）	Nessus	MacOS X Local Security Checks	2016/4/29	2019/11/19	critical
90852	RHEL 6 : chromium-browser (RHSA-2016:0707)	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2016/5/3	2020/5/29	critical
90794	50.0.2661.94 より前の Google Chrome の複数の脆弱性	Nessus	Windows	2016/4/29	2022/4/11	critical
90840	Debian DSA-3564-1：chromium ブラウザ - セキュリティ更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2016/5/3	2021/1/11	critical
91848	openSUSE セキュリティ更新：Chromium（openSUSE-2016-756）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2016/6/27	2021/1/19	critical

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