chromium-browserの更新プログラムが、Red Hat Enterprise Linux 6 Supplementaryで利用可能になりました。Red Hat製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度高と評価しています。詳細な重要度評価を示すCVSS（共通脆弱性評価システム）ベーススコアは、「参照」セクションのCVEリンクから脆弱性ごとに入手できます。Chromiumは、WebKit（Blink）で稼働するオープンソースのWebブラウザーです。この更新プログラムで、Chromiumがバージョン61.0.3163.79にアップグレードされます。セキュリティ修正プログラム：* 不正な形式のWebコンテンツの処理に、複数の欠陥が見つかりました。悪意のあるコンテンツを含む Web ページにより、被害者がアクセスした際に Chromium がクラッシュする、任意のコードが実行される、または機密情報が漏洩する可能性があります。（CVE-2017-5111、CVE-2017-5112、CVE-2017-5113、CVE-2017-5114、CVE-2017-5115、CVE-2017-5116、CVE-2017-5117、CVE-2017-5118、CVE -2017-5119、CVE-2017-5120）

Chromium Webブラウザで複数の脆弱性が発見されました。

  - CVE-2017-5111Luat Nguyen氏は、pdfiumライブラリでUse After Freeの問題を発見しました。

  - CVE-2017-5112Tobias Klein氏は、webglライブラリにバッファオーバーフローの問題を発見しました。

  - CVE-2017-5113skiaライブラリにバッファオーバーフローの問題が発見されました。

  - CVE-2017-5114Ke Liu 氏は、pdfiumライブラリでメモリ問題を発見しました。

  - CVE-2017-5115Marco Giovannini氏は、v8 JavaScriptライブラリで、型の取り違え（Type Confusion）の問題を発見しました。

  - CVE-2017-5116Guang Gong氏は、v8 JavaScriptライブラリで型の取り違え（Type Confusion）の問題を発見しました。

  - CVE-2017-5117Tobias Klein氏は、skiaライブラリで初期化されていない値を発見しました。

  - CVE-2017-5118WenXu Wu氏は、コンテンツセキュリティポリシーをバイパスする方法を発見しました。

  - CVE-2017-5119別の初期化されていない値がskiaライブラリで発見されました。

  - CVE-2017-5120Xiaoyin Liu氏は、リダイレクト中にHTTPS接続をダウングレードする方法を発見しました。

  - CVE-2017-5121Jordan Rabet氏は、v8 JavaScriptライブラリに境界外のメモリアクセスを発見しました。

  - CVE-2017-5122Choongwoo Han氏は、v8 JavaScriptライブラリに境界外のメモリアクセスを発見しました。

リモートの Windows ホストにインストールされている Google Chrome のバージョンは、61.0.3163.79 より前です。したがって、次の脆弱性の影響を受けます。

  - PDFium に use-after-free エラーが存在します。認証されていないリモート攻撃者がこの脆弱性を悪用し、任意のコードを実行する可能性があります。
    (CVE-2017-5111)

  - A heap buffer overflow condition exists in WebGL that allows an unauthenticated, remote attacker to execute arbitrary code.
    (CVE-2017-5112)

  - A heap buffer overflow condition exists in Skia that allows an unauthenticated, remote attacker to execute arbitrary code.
    (CVE-2017-5113)

  - An unspecified memory lifecycle issue exists in PDFium that allow an unauthenticated, remote attacker to have an unspecified impact (CVE-2017-5114)

  - An unspecified type confusion errors exist in V8.
    (CVE-2017-5115, CVE-2017-5116)

  - An unspecified uninitialized value flaws exist in Skia that allows an unauthenticated, remote attacker to have an unspecified impact.
    (CVE-2017-5117, CVE-2017-5119)

  - An unspecified security bypass vulnerability exists in Blink. An unauthenticated, remote attacker can exploit this to bypass content security policy. (CVE-2017-5118)

  - An unspecified flaw allows HTTPS downgrade during redirection.
    (CVE-2017-5120)

Nessus はこれらの問題を悪用したことはありませんが、代わりにアプリケーションが自己報告するバージョン番号にのみ頼っています。

61.0.3163.100 に更新してください。CVE-2017-5111、CVE-2017-5112、CVE-2017-5113、CVE-2017-5114、CVE-2017-5115、CVE-2017-5116、CVE-2017-5117、CVE-2017-5118、CVE-2017-5119、CVE-2017-5120、CVE-2017-5121、CVE-2017-5122のセキュリティ修正

注意：Tenable Network Securityは、前述の記述ブロックをFedora更新システムのWebサイトから直接抽出しています。
Tenableでは、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

リモートのmacOSまたはMac OS XホストにインストールされているGoogle Chromeのバージョンは61.0.3163.79より前です。したがって、次の脆弱性による影響を受けます。- PDFiumにメモリ解放後使用（use-after-free）エラーがあります。認証されていないリモート攻撃者がこの脆弱性を悪用し、任意のコードを実行する可能性があります。（CVE-2017-5111）- ヒープバッファオーバーフロー状態がWebGLにあるため、認証されていないリモートの攻撃者が任意のコードを実行する可能性があります。（CVE-2017-5112）- ヒープバッファオーバーフロー状態がSkiaにあり、認証されていないリモートの攻撃者が任意のコードを実行する可能性があります。（CVE-2017-5113）- 詳細不明なメモリライフサイクル問題がPDFiumにあり、認証されていないリモートの攻撃者が詳細不明な影響を及ぼす可能性があります。（CVE-2017-5114）- 詳細不明な型の取り違え（Type Confusion）エラーがV8にあります。（CVE-2017-5115、CVE-2017-5116）- 初期化されていない値の詳細不明な欠陥がSkiaにあるため、認証されていないリモートの攻撃者が詳細不明な影響を及ぼす可能性があります。（CVE-2017-5117、CVE-2017-5119）- セキュリティをバイパスする詳細不明な脆弱性がBlinkにあります。認証されていないリモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、コンテンツセキュリティポリシーをバイパスする可能性があります。（CVE-2017-5118）- 詳細不明な欠陥により、リダイレクト中にHTTPSのダウングレードを引き起こす可能性があります。（CVE-2017-5120）Nessusはこれらの問題を悪用しておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

このバージョン61.0.3163.79へのChromiumの更新では、いくつかの問題が修正されます。

これらのセキュリティの問題が修正されました：

  - CVE-2017-5111: PDFiumにおけるメモリ解放後使用（Use-After-Free）（boo#1057364）。

  - CVE-2017-5112: WebGLにおけるヒープバッファオーバーフロー（boo#1057364）。

  - CVE-2017-5113: Skiaにおけるヒープバッファオーバーフロー（boo#1057364）。

  - CVE-2017-5114: PDFiumのメモリライフサイクルの問題（boo#1057364）。

  - CVE-2017-5115: V8における型の取り違え（Type Confusion）（boo#1057364）。

  - CVE-2017-5116: V8における型の取り違え（Type Confusion）（boo#1057364）。

  - CVE-2017-5117: Skiaにおける初期化されていない値の使用（boo#1057364）。

  - CVE-2017-5118: BlinkのContent Security Policyのバイパス（boo#1057364）。

  - CVE-2017-5119: Skiaにおける初期化されていない値の使用（boo#1057364）。

  - CVE-2017-5120: リダイレクトナビゲーション中のHTTPSダウングレードの可能性（boo#1057364）。

Google Chrome releases による報告：

本リリースでの22件のセキュリティ修正（以下を含む）: 

- [737023] 重要度高 CVE-2017-5111: PDFium での use-after-free。TencentのKeenLabのLuat Nguyen氏が2017年6月27日に報告

- [740603] 重要度高 CVE-2017-5112: WebGLでのヒープバッファオーバーフロー。Tobias Klein氏が2017年7月10日に報告

- [747043] 重要度高 CVE-2017-5113: - Skiaでのヒープバッファオーバーフロー。無名氏が2017年7月20日に報告

- [752829] 重要度高 CVE-2017-5114: PDFiumでのメモリライフサイクルの問題。
TencentのXuanwu LABのKe Liu氏が2017年8月7日に報告

- [744584] 重要度高 CVE-2017-5115: V8の型の取り違え（Type Confusion）。Marco Giovannini氏が2017年7月17日に報告

- [759624] 重要度高 CVE-2017-5116: V8の型の取り違え（Type Confusion）。無名氏が2017年8月28日に報告

- [739190] 重要度中 CVE-2017-5117: Skiaでの初期化されていない値の使用。
Tobias Klein氏が2017年7月4日に報告

- [747847] 重要度中 CVE-2017-5118: Blinkでのコンテンツセキュリティポリシーのバイパス。TencentのXuanwu LabのWenXu Wu氏が2017年7月24日に報告

- [725127] 重要度中 CVE-2017-5119: Skiaでの初期化されていない値の使用。
無名氏が2017年5月22日に報告

- [718676] 重要度低 CVE-2017-5120: リダイレクトナビゲーション中のHTTPSダウングレードの可能性。Xiaoyin Liu氏が2017年5月5日に報告

- [762099] 内部監査やファジングなどのイニシアチブからのさまざまな修正

リモートホストは、GLSA-201709-15（Chromium：複数の脆弱性）で説明されている脆弱性による影響を受けます。複数の脆弱性がChromiumで発見されています。詳細については、記載されているCVE識別番号を参照してください。影響：リモートの攻撃者がプロセスの権限で任意のコードを実行したり、サービス拒否状態を引き起こしたり、機密情報を取得したり、セキュリティ制限をバイパスしたり、またはコンテンツを偽装したりする可能性があります。回避策：現時点では、既知の回避策はありません。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
103119	RHEL 6：chromium-browser（RHSA-2017:2676）	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2017/9/12	2021/2/5	high
103539	DebianDSA-3985-1：chromiumブラウザ - セキュリティ更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2017/9/29	2021/1/4	high
102993	Google Chrome < 61.0.3163.79の複数の脆弱性	Nessus	Windows	2017/9/7	2022/4/11	high
105815	Fedora 27：chromium（2017-109f8db088）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2018/1/15	2021/1/11	high
102994	Google Chrome < 61.0.3163.79の複数の脆弱性（macOS）	Nessus	MacOS X Local Security Checks	2017/9/7	2019/11/12	high
103283	openSUSEセキュリティ更新プログラム：chromium（openSUSE-2017-1047）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2017/9/18	2021/1/19	high
102988	FreeBSD: chromium -- 複数の脆弱性（e1100e63-92f7-11e7-bd95-e8e0b747a45a）	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	2017/9/7	2021/1/4	high
103443	GLSA-201709-15：Chromium：複数の脆弱性	Nessus	Gentoo Local Security Checks	2017/9/25	2021/1/11	high
103907	Fedora 26：chromium（2017-efeb59171d）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2017/10/18	2021/1/6	high

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