特別に細工された PostScript（.ps）ファイルにより、Ghostscript においてバッファオーバーフローを引き起すことがあります。これを悪用して、任意のコードコードが実行される可能性があります（CVE-2010-1628、CVE-2010-1869、CVE-2009-4270）

デフォルトの Ghostscript は、現在の作業ディレクトリから複数の初期化ファイルを読み込みます。ローカルの攻撃者がそれを悪用して、/tmp などのファイルを配置することで、他のユーザーに任意のコマンドを実行させる可能性があります
（CVE-2010-2055）。

ghostscript のこの更新では、次のセキュリティの問題が修正されます：

特別に細工された PostScript（.ps）ファイルにより、Ghostscript においてバッファオーバーフローが引き起されます。これを悪用して、任意のコードが実行される可能性があります。（CVE-2010-1869/CVE-2010-1628/CVE-2009-4270）

- デフォルトで、Ghostscript は、現在の作業ディレクトリから特定の初期化ファイルを読み込みます。ローカルの攻撃者がこれを悪用して、/tmp などのファイルを配置することで、他のユーザーに任意のコマンドを実行させる可能性があります。（CVE-2010-2055）

この更新では、PostScript のスタックオーバーフローが発生する場合のメモリ破損が修正されます（CVE-2010-1628）。

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを Fedora セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

David Srbecky 氏は、Ghostscript がデバッグログを間違って処理していることを発見しました。ユーザーまたは自動化されたシステムが騙されて細工された PDF ファイルを開いた場合、攻撃者はサービス拒否を引き起こしたり、プログラムを呼び出しているユーザーの権限で任意のコードを実行する可能性があります。この問題は、Ubuntu 9.04 および Ubuntu 9.10 にしか影響を与えません。影響を受けるリリースのデフォルトのコンパイラオプションにより、サービス拒否の脆弱性が軽減するはずです。（CVE-2009-4270）

Ghostscript が、特定の無効な形式のファイルを間違って処理していることが判明しました。ユーザーまたは自動化されたシステムが騙されて、細工された Postscript ファイルまたは PDF ファイルを開くと、攻撃者は、サービス拒否を引き起こすか、プログラムを起動しているユーザーの権限で任意のコードを実行する可能性があります。この問題により影響を受けるのは、Ubuntu 8.04 LTS および Ubuntu 9.04 のみです。（CVE-2009-4897）

Dan Rosenberg 氏は、Ghostscript が特定の再帰的な Postscript ファイルを間違って処理していることを発見しました。ユーザーまたは自動化されたシステムが騙されて細工された Postscript ファイルを開いた場合、攻撃者はサービス拒否を引き起こしたり、プログラムの呼び出しユーザーの権限で任意のコードを実行することが可能でした。（CVE-2010-1628）

Rodrigo Rubira Branco 氏および Dan Rosenberg 氏は、Ghostscript が特定の無効な形式の Postscript ファイルを間違って処理していることを発見しました。ユーザーまたは自動化されたシステムが騙されて細工された Postscript ファイルを開いた場合、攻撃者はサービス拒否を引き起こしたり、プログラムの呼び出しユーザーの権限で任意のコードを実行することが可能でした。この問題は Ubuntu 8.04 LTS、9.04 および 9.10 にのみ影響を与えました。（CVE-2010-1869）。

リモートホストは、GLSA-201412-17 で説明されている脆弱性の影響を受けます（GPL Ghostscript：複数の脆弱性）

GPL Ghostscript で複数の脆弱性が発見されました。詳細については、以下で参照されている CVE 識別子をレビューしてください。
 影響：

コンテキスト依存の攻撃者がユーザーを誘導し、GPL Ghostscript を使用して特別に細工された PostScript ファイルまたは PDF を開かせて、プロセスの権限で任意のコードを実行したり、サービス拒否状態を引き起こしたりする可能性があります。
 回避策：

現時点で、既知の回避策はありません。

ghostscript で複数の脆弱性が見つかり、修正されました：

8.64 から 8.70 までの ghostscript における base/gsmisc.c 内の errprintf 関数でのスタックベースのバッファオーバーフローにより、リモートの攻撃者は、細工された PDF ファイルを通じて、サービス拒否（クラッシュ）を引き起こしたり、任意のコードを実行する可能性があります。これは、CUPS 出力ドライバーにおける gdevcups.c 内のデバッグ記録コードに関して、最初に報告されていました（CVE-2009-4270）。

Ghostscript 8.64 以前の gs/psi/iscan.c のバッファオーバーフローによって、リモートの攻撃者が、長い名前が含まれる細工された PDF ドキュメントを使用して、任意のコードを実行したりサービス拒否（メモリの破損）を引き起こしたりすることができます（CVE-2009-4897）。

Ghostscript 8.64、8.70、および場合により他のバージョンで、コンテキスト依存の攻撃者が、インタープリターのスタック内でメモリ破損を発生させる無制限の再帰プロシージャ呼び出しが含まれる PostScript ファイルを介して任意のコードを実行できます（CVE-2010-1628）。

予防措置の ghostscript は、MDVSA-2010:133 と共に修正されたシステム libpng ライブラリにリンクするために、再ビルドされています。

拡張メンテナンスプログラムにより、2008.0 および 2009.0 のパッケージが提供されています。詳細については、以下のサイトにアクセスしてください：
http://store.mandriva.com/product_info.php?cPath=149&amp;products_id=4 90

更新パッケージには、これらの問題を修正するため、パッチが適用されています。

ghostscript で複数の脆弱性が見つかり、修正されました：

Ghostscript 8.64 以前の gs/psi/iscan.c のバッファオーバーフローによって、リモートの攻撃者が、長い名前が含まれる細工された PDF ドキュメントを使用して、任意のコードを実行したりサービス拒否（メモリの破損）を引き起こしたりすることができます（CVE-2009-4897）。

Ghostscript 8.64、8.70、および場合により他のバージョンで、コンテキスト依存の攻撃者が、インタープリターのスタック内でメモリ破損を発生させる無制限の再帰プロシージャ呼び出しが含まれる PostScript ファイルを介して任意のコードを実行できます（CVE-2010-1628）。

予防措置の Ghostscript は、MDVSA-2010:133 と共に修正されたシステム libpng ライブラリにリンクするために、再ビルドされています

更新パッケージには、これらの問題を修正するため、パッチが適用されています。

GPL PostScript/PDF インタープリターである Ghostscript に、2 つのセキュリティ問題が発見されました。Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクトは次の問題を特定しています：

- CVE-2009-4897 バッファオーバーフローが発見されました。これにより、リモートの攻撃者は、長い名前が含まれる細工された PDF ドキュメントを通じて、任意のコードを実行するか、サービス拒否を引き起こすことが可能です。

- CVE-2010-1628 Dan Rosenberg 氏は、ghostscript が特定の再帰的な Postscript ファイルを不適切に処理していることを発見しました。攻撃者は、再帰的な手続き呼び出しが無制限にある PostScript ファイルを通じて、任意のコードを実行する可能性があるため、インタープリターのスタックでメモリ破損が発生します。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
48236	openSUSE のセキュリティ更新：ghostscript-devel（openSUSE-SU-2010:0425-2）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2010/8/3	2021/1/14	high
50909	SuSE 11 / 11.1 セキュリティ更新：ghostscript（SAT パッチ番号 2708 / 2709）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2010/12/2	2021/1/14	high
48357	Fedora 13：ghostscript-8.71-10.fc13（2010-11325）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2010/8/18	2021/1/11	high
48358	Fedora 12：ghostscript-8.71-7.fc12（2010-11376）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2010/8/18	2021/1/11	high
48233	openSUSE のセキュリティ更新：ghostscript-devel（openSUSE-SU-2010:0425-2）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2010/8/3	2021/1/14	high
47734	Ubuntu 8.04 LTS/9.04/9.10/10.04 LTS：ghostscript の脆弱性（USN-961-1）	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2010/7/14	2019/9/19	high
79970	GLSA-201412-17：GPL Ghostscript：複数の脆弱性	Nessus	Gentoo Local Security Checks	2014/12/15	2021/1/6	high
48193	Mandriva Linux セキュリティアドバイザリ：ghostscript（MDVSA-2010:134）	Nessus	Mandriva Local Security Checks	2010/7/30	2021/1/6	high
47815	openSUSE のセキュリティ更新：ghostscript-devel（openSUSE-SU-2010:0425-1）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2010/7/23	2021/1/14	high
48194	Mandriva Linux セキュリティアドバイザリ：ghostscript（MDVSA-2010:136）	Nessus	Mandriva Local Security Checks	2010/7/30	2021/1/6	high
48386	Debian DSA-2093-1：ghostscript - いくつかの脆弱性	Nessus	Debian Local Security Checks	2010/8/23	2021/1/4	high

検出

プラグインの検索

high

high

high

high

high

high

high

high

high

high

high