この更新では、pam_env、pam_namespace、pam_mail、pam_xauth モジュールの中程度の脆弱性が修正されます。デフォルトの構成（または、authconfig によって生成される構成）は、 pam_mail および pam_namespace の脆弱性の影響は受けません。

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを Fedora セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

3 つのセキュリティの問題を修正する、更新済みの pam パッケージが Red Hat Enterprise Linux 6 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新のセキュリティ上の影響は中程度であると評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System （CVSS）のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

Pluggable Authentication Modules（PAM）は、認証を処理するプログラムを再コンパイルせずに、管理者が認証ポリシーを設定できるシステムを提供します。

pam_namespace モジュールで、PAM を呼び出すアプリケーションから変更なしで環境を継承する namespace.init と呼ばれる外部スクリプトを実行していたことが明らかになりました。このような環境が信頼できない場合（pam_namespace が su または sudo などの setuid アプリケーションに対して設定されているなど）、権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、権限を昇格させる可能性があります。（CVE-2010-3853）

pam_env と pam_mail モジュールがユーザーのファイルにアクセスする際に root 権限を使用していたことが明らかになりました。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を使用し、任意のファイルから pam_env で予想される KEY=VALUE format フォーマットのラインから情報を取得することがあります。
また、特定の構成で、pam_mail モジュールの設定されたサービスを使用する権限のないローカルユーザーが、この欠陥を悪用し、アクセス権のないファイルやディレクトリに関する制限された情報を取得していました。（CVE-2010-3435）

注：CVE-2010-3435 の修正の一部として、読み込み時に PAM または pam_env に問い合わせた後の PAM を使用するサービスの環境に予期しない変更をする可能性があったため、この更新では pam_env のデフォルト値の設定オプションである user_readenv を 0 に変更し、pam_env モジュールがユーザーの ~/.pam_environment 設定ファイルをデフォルトで読み込まなくなっています。

pam_xauth モジュールが、setuid() および setgid() システムコールからの戻り値を確認していなかったことが明らかになりました。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、xauth コマンドを root 権限で実行し、任意の入力ファイルを読み込める可能性があります。
（CVE-2010-3316）

Red Hat は、CVE-2010-3435 の問題を報告してくれた、SuSE セキュリティチームの Sebastian Krahmer 氏に感謝の意を表します。

すべての pam ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージにアップグレードし、これらの問題を修正する必要があります。

リモートホストは、GLSA-201206-31 で説明されている脆弱性の影響を受けます（Linux-PAM：複数の脆弱性）

Linux-PAM に複数の脆弱性が発見されました。詳細については、以下で参照されている CVE 識別子をレビューしてください。
 影響：

ローカルの攻撃者が特別に細工されたファイルを使用して、バッファオーバーフローを引き起こし、おそらく権限昇格またはサービス拒否を引き起こす可能性があります。さらに、ローカルの攻撃者が特別に細工されたプログラムまたはシンボリックリンク攻撃を実行して、データ損失または機密情報の漏洩を引き起こす可能性があります。
 回避策：

現時点で、既知の回避策はありません。

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2010:0819 から：

3 つのセキュリティの問題を修正する、更新済みの pam パッケージが Red Hat Enterprise Linux 5 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新のセキュリティ上の影響は中程度であると評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System （CVSS）のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

Pluggable Authentication Modules（PAM）は、認証を処理するプログラムを再コンパイルせずに、管理者が認証ポリシーを設定できるシステムを提供します。

pam_namespace モジュールで、PAM を呼び出すアプリケーションから変更なしで環境を継承する namespace.init と呼ばれる外部スクリプトを実行していたことが明らかになりました。このような環境が信頼できない場合（pam_namespace が su または sudo などの setuid アプリケーションに対して設定されているなど）、権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、権限を昇格させる可能性があります。(CVE-2010-3853)

pam_mail モジュールがユーザーのファイルにアクセスする際に、root 権限を使用していたことが明らかになりました。特定の構成で、権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、アクセス権のないファイルやディレクトリに関する制限された情報を取得する可能性があります。
(CVE-2010-3435)

pam_xauth モジュールが、setuid() および setgid() システムコールからの戻り値を確認していなかったことが明らかになりました。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、xauth コマンドを root 権限で実行し、任意の入力ファイルを読み込める可能性があります。
(CVE-2010-3316)

Red Hat は、CVE-2010-3435 の問題を報告してくれた、SuSE セキュリティチームの Sebastian Krahmer 氏に感謝の意を表します。

すべての pam ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージにアップグレードし、これらの問題を修正する必要があります。

執行 CORE 5.04 / MAIN 5.04 版的遠端 NewStart CGSL 主機安裝了受多個弱點影響的 pam 套件：- Linux-PAM 0.99.7.0 中的 pam_unix.so 讓內容相依的攻擊者得以登入密碼中只有兩個字元的密碼雜湊帳戶，此密碼儲存在 /etc/passwd 或 /etc/shadow 下。(CVE-2007-0003) - 1.0.4 之前的 Linux-PAM 未強制執行 /etc/shadow 所指定的最短密碼期限 (MINDAYS)，本機使用者因而得以繞過預定的安全性原則並比指定的時間提早變更密碼。(CVE-2009-0579) - 在 1.1.2 之前的 Linux-PAM (亦即 pam) 中，pam_xauth 模組內 pam_xauth.c 的 run_coprocess 函式未檢查 setuid、setgid 和 setgroups 系統呼叫的傳回值，本機使用者因而得以藉由執行需進行 pam_xauth PAM 檢查的程式來讀取任意檔案。(CVE-2010-3316) - 在 1.1.2 之前的 Linux-PAM (亦即 pam) 中，(1) pam_env 和 (2) pam_mail 模組在讀取存取屬於任意使用者帳戶的檔案及目錄時使用 root 權限，本機使用者可能因而得以藉由利用此檔案系統活動而取得敏感資訊，對使用者主目錄下之 .pam_environment 檔案發動的符號連結攻擊即為一例。(CVE-2010-3435) - 在 1.1.3 之前的 Linux-PAM (亦即 pam) 中，pam_namespace 模組的 pam_namespace.c 在執行 namespace.init 指令碼時，使用叫用應用程式或服務的環境，本機使用者因而得以藉由執行需進行 pam_namespace PAM 檢查的 setuid 程式而獲得權限，sudo 程式即為一例。(CVE-2010-3853) - Pam 的 pam_userdb 模組使用區分大小寫的方式來比對雜湊密碼，攻擊者易透過暴力密碼破解攻擊猜測出密碼。(CVE-2013-7041) - 在 Linux- PAM (亦即 pam) 1.1.8 中，pam_timestamp 模組的 pam_timestamp.c 讓本機使用者得以透過在(1) get_ruser 函式的 PAM_RUSER 值或 (2) check_tty 函式的 PAM_TTY 值 (format_timestamp_name 函式使用的值) 中使用 .. (點點)，建立任意檔案甚或可能繞過驗證。(CVE-2014-2583) 請注意，Nessus 並未測試此問題，而是僅依據應用程式自我報告的版本號碼。

來自 Red Hat 安全性公告 2010:0891：

現已提供適用於 Red Hat Enterprise Linux 6 的更新版 pam 套件，可修正三個安全性問題。

Red Hat 安全應變團隊已將此更新評等為具有中等安全性影響。可針對每個弱點從〈參照〉一節的 CVE 連結中取得常見弱點評分系統 (CVSS) 的基本分數，其中包含有關嚴重性評等的詳細資訊。

插入式驗證模組 (PAM) 提供一個系統，讓系統管理員可在不重新編譯用於處理驗證之程式的情況下，直接設定驗證原則。

發現 pam_namespace 模組在從呼叫 PAM 之應用程式所繼承的不變環境下，執行了外部指令碼 namespace.init。如果這類環境未受信任 (例如：針對 su 或 sudo 等 setuid 應用程式設定 pam_namespace 時)，無權限的本機使用者就可能會利用此瑕疵，提升自己的權限。(CVE-2010-3853)

發現 pam_env 和 pam_mail 模組在存取使用者的檔案時使用了 root 權限。無權限的本機使用者可利用此瑕疵，從任意檔案中 pam_env 預期具有 KEY=VALUE 格式的命令列中，取得相關資訊。
此外，在特定組態中，如果無權限的本機使用者使用已設定 pam_mail 模組的服務，則可利用此瑕疵，取得其原本無權限存取的檔案或目錄限制資訊。(CVE-2010-3435)

注意：此更新屬於 CVE-2010-3435 修正項目的一部分，會將 pam_env 組態選項 user_readenv 的預設值變更為 0，使系統預設為不讓模組讀取使用者的 ~/.pam_environment 設定檔案，因為讀取該組態可能會導致在參照 pam_env 後，使用 PAM 或 PAM 模組的服務環境產生非預期變更。

發現 pam_xauth 模組不會驗證 setuid() 和 setgid() 系統呼叫的傳回值。無權限的本機使用者可利用此瑕疵，以 root 權限執行 xauth 命令，並且要求該命令讀取任意輸入檔案。
(CVE-2010-3316)

Red Hat 要感謝 SuSE 安全性團隊的 Sebastian Krahmer 報告 CVE-2010-3435 問題。

建議所有 pam 使用者皆升級至這些更新版套件，其中包含可更正這些問題的反向移植修補程式。

發現 pam_namespace 模組在從呼叫 PAM 之應用程式所繼承的不變環境下，執行了外部指令碼 namespace.init。如果這類環境未受信任 (例如：針對 su 或 sudo 等 setuid 應用程式設定 pam_namespace 時)，無權限的本機使用者就可能會利用此瑕疵，提升自己的權限。(CVE-2010-3853)

發現 pam_env 和 pam_mail 模組在存取使用者的檔案時使用了 root 權限。無權限的本機使用者可利用此瑕疵，從任意檔案中 pam_env 預期具有 KEY=VALUE 格式的命令行中，取得相關資訊。
此外，在特定組態中，如果無權限的本機使用者使用已設定 pam_mail 模組的服務，則可利用此瑕疵，取得其原本無權限存取的檔案或目錄限制資訊。(CVE-2010-3435)

注意：此更新屬於 CVE-2010-3435 修正項目的一部分，會將 pam_env 組態選項 user_readenv 的預設值變更為 0，使系統預設為不讓模組讀取使用者的 ~/.pam_environment 組態檔案，因為讀取該組態可能會導致在參照 pam_env 後，使用 PAM 或 PAM 模組的服務環境引入非預期變更。

發現 pam_xauth 模組不會驗證 setuid() 和 setgid() 系統呼叫的傳回值。無權限的本機使用者可利用此瑕疵，以 root 權限執行 xauth 命令，並且要求該命令讀取任意輸入檔案。
(CVE-2010-3316)

USN-1140-1 已修正 PAM 中的弱點。發現一個可造成 cron 停止執行以及「模組未知」錯誤的迴歸。因此，除非 cron 重新啟動、安裝這些更新或將系統重新開機，否則設為自動更新的系統將不會收到更新。此更新可修正該問題。

由此給您帶來的不便，我們深表歉意。

Marcus Granado 發現 PAM 並未正確處理具有非 ASCII 使用者名稱的組態檔。遠端攻擊者可利用此瑕疵造成拒絕服務，或以不同的使用者名稱取得登入存取權。這個問題只會影響 Ubuntu 8.04 LTS。
(CVE-2009-0887)

據發現，PAM pam_xauth、pam_env 和 pam_mail 模組在執行作業時並未正確處理放置權限。本機攻擊者可利用此瑕疵來讀取特定類型的任意檔案，並存取其他敏感資訊。(CVE-2010-3316、CVE-2010-3430、CVE-2010-3431、CVE-2010-3435)

據發現，PAM pam_namespace 模組在執行 namespace.init 指令碼時並未正確清理環境。本機攻擊者可利用此瑕疵取得權限。(CVE-2010-3853)

據發現，PAM pam_xauth 模組並未正確處理某些失敗。本機攻擊者可利用此瑕疵來刪除某些非預期的檔案。(CVE-2010-4706)

據發現，PAM pam_xauth 模組並未正確驗證某些檔案內容。本機攻擊者可利用此瑕疵造成拒絕服務。(CVE-2010-4707)。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
50486	Fedora 13：pam-1.1.1-6.fc13（2010-17112）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2010/11/5	2021/1/11	medium
50644	RHEL 6：pam（RHSA-2010:0891）	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2010/11/18	2021/1/14	high
59704	GLSA-201206-31：Linux-PAM：複数の脆弱性	Nessus	Gentoo Local Security Checks	2012/6/26	2021/1/6	high
68132	Oracle Linux 5：pam（ELSA-2010-0819）	Nessus	Oracle Linux Local Security Checks	2013/7/12	2024/10/22	high
129937	NewStart CGSL CORE 5.04 / MAIN 5.04：pam 多個弱點 (NS-SA-2019-0198)	Nessus	NewStart CGSL Local Security Checks	2019/10/15	2024/4/18	high
68144	Oracle Linux 6：pam (ELSA-2010-0891)	Nessus	Oracle Linux Local Security Checks	2013/7/12	2024/10/22	high
60901	Scientific Linux 安全性更新：SL6.x i386/x86_64 上的 pam	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	2012/8/1	2021/1/14	medium
55103	Ubuntu 8.04 LTS / 10.04 LTS / 10.10 / 11.04：pam 迴歸 (USN-1140-2)	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2011/6/13	2019/9/19	medium

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