CVE-2009-1891 httpd：mod_deflate での一時的 DOS（CPU 消費）の可能性

CVE-2009-2412 apr、apr-util：メモリプール（apr）と再配置可能なメモリ（apr-util）管理の整数オーバーフロー

ヒープベースのバッファオーバーフローを起こす複数の整数オーバーフローの欠陥が、Apache Portable Runtime（APR）がメモリプールと再配置可能なメモリ割り当てを管理する方法に見つかりました。攻撃者はこれらの欠陥を利用して、特別に細工されたメモリ割り当てリクエストを発行し、サービス拒否（アプリケーションクラッシュ）を引き起こしたり、APR ライブラリを使用するアプリケーションの権限で任意のコードを実行したりする可能性があります。（CVE-2009-2412）

Apache の mod_deflate モジュールで、サービス拒否の欠陥が見つかりました。
このモジュールは、圧縮が完了する前にコンテンツを要求しているネットワーク接続が切断された場合でも、圧縮が完了するまで容量の大きいファイルを圧縮し続けました。これにより、mod_deflate が容量の大きいファイルで有効となっている場合は、mod_deflate に膨大な CPU 時間を費やす可能性があります。（CVE-2009-1891）

この更新では以下のバグも修正されます。

- 状況によっては、Content-Length ヘッダーが HEAD 応答からドロップされます。これにより、www.windowsupdate.com などのように、 mod_proxy と適切に機能しないサイトが現れました。（BZ#506016）

更新したパッケージをインストールした後、更新を有効にするために httpd デーモンを再起動する必要があります。

libapr-util1 および libapr1 のこの更新では、複数の整数オーバーフローを修正します。これを利用することで、リモートで任意のコードを実行する可能性があります。（CVE-2009-2412）

CVE-2009-2412 apr、apr-util：メモリプール（apr）と再配置可能なメモリ（apr-util）管理の整数オーバーフロー

ヒープベースのバッファオーバーフローを起こす複数の整数オーバーフローの欠陥が、Apache Portable Runtime（APR）がメモリプールと再配置可能なメモリ割り当てを管理する方法に見つかりました。攻撃者はこれらの欠陥を利用して、特別に細工されたメモリ割り当てリクエストを発行し、サービス拒否（アプリケーションクラッシュ）を引き起こしたり、APR ライブラリを使用するアプリケーションの権限で任意のコードを実行したりする可能性があります。（CVE-2009-2412）

httpd などの APR ライブラリを使用するアプリケーションは、この更新を有効にするために再起動する必要があります。

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2009:1204 から：

複数のセキュリティ問題を解決する更新済みの apr および apr-util パッケージが Red Hat Enterprise Linux 4 および 5 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新は重要度中のセキュリティ影響があると評価しています。

Apache Portable Runtime（APR）は、Apache HTTP Server およびその他のプロジェクトで使用されるポータビリティライブラリです。これは、C データ構造体およびルーチンの無料ライブラリを提供することを目的としています。apr-util は APR で使用されるユーティリティライブラリです。このライブラリは、XML 解析、LDAP、データベースインターフェイス、URI パーシングなどのサポートを含む、APR 用の追加ユーティリティインターフェイスを提供します。

ヒープベースのバッファオーバーフローを起こす複数の整数オーバーフローの欠陥が、Apache Portable Runtime（APR）がメモリプールと再配置可能なメモリ割り当てを管理する方法に見つかりました。攻撃者はこれらの欠陥を利用して、特別に細工されたメモリ割り当てリクエストを発行し、サービス拒否（アプリケーションクラッシュ）を引き起こしたり、APR ライブラリを使用するアプリケーションの権限で任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2009-2412)

apr および apr-util の全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を解決することが推奨されます。httpd などの APR ライブラリを使用するアプリケーションは、この更新を有効にするために再起動する必要があります。

以下のバグは修正済みです：

- libapr の整数オーバーフローが悪用されて、任意のコードが実行される可能性があります。（CVE-2009-2412）

- 特別に細工された XML ドキュメントにより、apache が大量のメモリを消費します。（CVE-2009-1955）

自己報告されたバナーによると、リモートホストにインストールされている Apache 2.2 のバージョンは、2.2.13 より前です。それ自体、バンドルされているバージョンの Apache Portable Runtime（APR）ライブラリが含まれており、これには「apr_palloc()」に含まれる欠陥により、ヒープオーバーフローが発生することがあります。 

Apache HTTP サーバー自体は、サニタイズされていないユーザー入力のサイズをこの関数に渡さず、そのために、オーバーフローがトリガされることがあるのは、サイズの処理方法に脆弱性がある他の一部のアプリケーションを使用する場合のみであることに、注意してください。

Matt Lewis 氏は、Apache Portable Runtime（APR）ライブラリのメモリ管理コードが、サイズ計算中のラップアラウンドを防止していないことを発見しました。このため、ライブラリが要求されたものより小さなメモリエリアを返して、ヒープオーバーフローが発生したり、任意のコードが実行される可能性があります。

複数のセキュリティ問題を解決する更新済みの apr および apr-util パッケージが Red Hat Enterprise Linux 4 および 5 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新は重要度中のセキュリティ影響があると評価しています。

Apache Portable Runtime（APR）は、Apache HTTP Server およびその他のプロジェクトで使用されるポータビリティライブラリです。これは、C データ構造体およびルーチンの無料ライブラリを提供することを目的としています。apr-util は APR で使用されるユーティリティライブラリです。このライブラリは、XML 解析、LDAP、データベースインターフェイス、URI パーシングなどのサポートを含む、APR 用の追加ユーティリティインターフェイスを提供します。

ヒープベースのバッファオーバーフローを起こす複数の整数オーバーフローの欠陥が、Apache Portable Runtime（APR）がメモリプールと再配置可能なメモリ割り当てを管理する方法に見つかりました。攻撃者はこれらの欠陥を利用して、特別に細工されたメモリ割り当てリクエストを発行し、サービス拒否（アプリケーションクラッシュ）を引き起こしたり、APR ライブラリを使用するアプリケーションの権限で任意のコードを実行したりする可能性があります。（CVE-2009-2412）

apr および apr-util の全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を解決することが推奨されます。httpd などの APR ライブラリを使用するアプリケーションは、この更新を有効にするために再起動する必要があります。

バナーによると、リモートホストにインストールされている Apache 2.0 のバージョンは 2.0.64 より前です。このようなバージョンは、以下を含むいくつかの問題の影響を受けることがあります。

  - パスセグメントがないリクエストの処理に、未特定のエラーがあります。（CVE-2010-1452）

  - 「mod_deflate」などのいくつかのモジュールが、サービス拒否攻撃に脆弱です。これは、クライアントが接続を解除した後に、大きなファイルを圧縮するために CPU 時間を使用すように強制されるためです。（CVE-2009-1891）

  - 「mod_proxy」に、認証情報のフィルタリングに関連する未特定のエラーがあります。 
    （CVE-2009-3095）
 
  - 「mod_proxy_ftp」の一部のエラー処理パスに、NULL ポインターデリファレンス問題があります。
    （CVE-2009-3094）

  - 「mod_ssl」にエラーがあり、これによってサーバーが、TLS の再ネゴシエーションのプリフィックス注入攻撃に脆弱になります。（CVE-2009-3555）

  - 親リクエストヘッダーが破損している可能性があるサブリクエストの処理に、エラーがあります。
    （CVE-2010-0434）

  - 過剰な量の暫定レスポンスを処理するときに、「mod_proxy_http」にエラーがあります。これにより、サービス拒否攻撃に脆弱になります。（CVE-2008-2364）

  - 「mod_isapi」に存在するエラーにより、モジュールのアンロードが早すぎて、コールバックポインターが孤立したままになります。（CVE-2010-0425）

  - FTP URL でワイルドカードが使用されるときに「mod_proxy_ftp」でエラーが発生し、これによってクロスサイトスクリプティング攻撃が可能になります。（CVE-2008-2939）

リモート Web サーバーは、実際にはこれらの脆弱性の影響を受けない可能性があることに、注意してください。Nessus では、影響を受けているモジュールが使用されているかの確認、および問題自体の確認は試みていません。

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2009:1205 から：

複数のセキュリティ問題と 1 つのバグを修正する更新済み httpd パッケージが、Red Hat Enterprise Linux 3 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新は重要度中のセキュリティ影響があると評価しています。

Apache HTTP Server は人気のある Web サーバーです。Red Hat Enterprise Linux 3 に同梱される httpd パッケージには、Apache Portable Runtime（APR）ライブラリの組み込みコピーが含まれています。このコピーでは、C データ構造体の無料ライブラリやルーチンが提供されています。また、XML 解析、LDAP、データベースインターフェイス、URI 解析などをサポートするための、追加的なユーティリティインターフェイスも提供されています。

ヒープベースのバッファオーバーフローを起こす複数の整数オーバーフローの欠陥が、Apache Portable Runtime（APR）がメモリプールと再配置可能なメモリ割り当てを管理する方法に見つかりました。攻撃者はこれらの欠陥を利用して、特別に細工されたメモリ割り当てリクエストを発行し、サービス拒否（アプリケーションクラッシュ）を引き起こしたり、APR ライブラリを使用するアプリケーションの権限で任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2009-2412)

Apache の mod_deflate モジュールで、サービス拒否の欠陥が見つかりました。
このモジュールは、圧縮が完了する前にコンテンツを要求しているネットワーク接続が切断された場合でも、圧縮が完了するまで容量の大きいファイルを圧縮し続けました。これにより、mod_deflate が容量の大きいファイルで有効となっている場合は、mod_deflate に膨大な CPU 時間を費やす可能性があります。(CVE-2009-1891)

この更新では以下のバグも修正されます。

* 状況によっては、Content-Length ヘッダーが HEAD 応答からドロップされました。これにより、www.windowsupdate.com などのように、 mod_proxy と適切に機能しないサイトが現れました。（BZ#506016）

httpd の全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を修正する必要があります。更新したパッケージをインストールした後、更新を有効にするために httpd デーモンを再起動する必要があります。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
60636	Scientific Linux セキュリティ更新：SL3.x i386/x86_64 の httpd	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	2012/8/1	2021/1/14	critical
49877	SuSE 10 セキュリティ更新：libapr1（ZYPP パッチ番号 6545）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2010/10/11	2021/1/14	critical
60635	Scientific Linux セキュリティ更新：SL4.x、SL5.x i386/x86_64 の apr および apr-util	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	2012/8/1	2021/1/14	critical
67907	Oracle Linux 4 / 5：apr / apr-util（ELSA-2009-1204）	Nessus	Oracle Linux Local Security Checks	2013/7/12	2021/1/14	critical
46217	SuSE9 セキュリティ更新：Apache 2（YOU パッチ番号 12613）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2010/5/4	2021/1/14	critical
57603	Apache 2.2 < 2.2.13 の APR の apr_palloc のヒープオーバーフロー	Nessus	Web Servers	2012/1/19	2018/6/29	critical
44719	Debian DSA-1854-1：apr、apr-util - ヒープバッファオーバーフロー	Nessus	Debian Local Security Checks	2010/2/24	2021/1/4	critical
43776	CentOS 5：apr（CESA-2009:1204）	Nessus	CentOS Local Security Checks	2010/1/6	2021/1/4	critical
50069	Apache 2.0 < 2.0.64 の複数の脆弱性	Nessus	Web Servers	2010/10/20	2018/6/29	high
67908	Oracle Linux 3：httpd（ELSA-2009-1205）	Nessus	Oracle Linux Local Security Checks	2013/7/12	2021/1/14	critical

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