セキュリティ問題を修正する新しいgnutlsパッケージが、Slackware 14.0、14.1および
最新版で利用可能です。

証明書検証の問題 CVE-2014-1959 が修正されています

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを Fedora セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

Suman Jana 氏は、GnuTLS がドキュメントの動作から逸脱しており、デフォルトでバージョン 1 中間証明書を CA 証明書であるとみなすことを報告しました。

X.509 バージョン 1 信頼 CA 証明書はデフォルトでは許可されないため、旧安定版（oldstable）ディストリビューション（squeeze）は、この問題の影響を受けません。

バージョン 3.1.21（2014 年 2 月 13 日にリリース済み）

- libgnutls：SUPPORTED ECC 拡張を送信したサーバーを容認します。

- libgnutls：GCM ではない全ての暗号スイートに対して、TLS と DTLS のバージョン要件を削減しました。

- libgnutls：初期のキーワードが 2 つ指定される場合、 2 番目を「+」修飾子があるものとして扱います。

- libgnutls：v1 中間 CA 証明書の拒否を妨げていたバグを修正しました。報告と調査は、 Suman Jana 氏により行われました。

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを Fedora セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

更新された gnutls パッケージでは、次のセキュリティの脆弱性を修正しています：

Suman Jana 氏は、gnutls 3.1.x と gnutls 3.2.x の証明書検証関数が、脆弱性による影響を受けていることを報告しました。バージョン 1 の中間証明書が、デフォルトの CA 証明書として扱われます（文書化された動作から外れる扱いです）（CVE-2014-1959）。

X.509 証明書の検証中に発生する可能性のある特定のエラーを GnuTLS が適切に処理していないことが、発見されました。これにより、正常な検証が間違って報告されていました。攻撃者が、この欠陥を利用して、特別に細工された証明書を作成する可能性があり、 GnuTLS が攻撃者が選択するサイトを有効として受理する可能性があります（CVE-2014-0092）。

NULL ポインターデリファレンスの欠陥が、GnuTLS の gnutls_x509_dn_oid_name() で見つかりました。この関数を GNUTLS_X509_DN_OID_RETURN_OID フラグを使って呼び出した場合、関数は発信者に NULL を返しません。ただし、以前には、解析された X.509 証明書に特定の OID が含まれた場合に、 NULL を返すことが可能でした（CVE-2014-3465）。

TLS/SSL ハンドシェイクの Server Hello パケットからのセッション ID を GnuTLS が解析した方法で、欠陥が見つかりました。悪意あるサーバーが、この欠陥を利用して、GnuTLS を使って異常に長いセッション ID 値を送信し、TLS/SSL クライアントを接続する際にバッファオーバーフローを引き起こす可能性があります。これにより、クライアントをクラッシュさせたり、任意のコードが実行されたりする可能性があります（CVE-2014-3466）。

GnuTLS が特定の ECC（楕円曲線暗号）証明書または証明書署名リクエスト（CSR）を解析する方法で、領域外メモリ書き込み欠陥が見つかりました。悪意のあるユーザーが、特別に細工された ECC 証明書または証明書署名リクエストを作成し、これが GnuTLS に対してコンパイルされたアプリケーション（例：certtool）によって処理された場合に、そのアプリケーションをクラッシュすることや、そのアプリケーションを実行するユーザーの権限で任意のコードを実行することがあります。（CVE-2014-8564）。

CVE-2014-1959 の修正

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを Fedora セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

Suman Jana 氏は、GnuTLS がバージョン 1 の中間証明書を不適切に処理することを発見しました。これによって、文書化された動作に反して、デフォルトで当該の中間証明書が有効な CA 証明書としてみなされるようになります。

リモートホストは、GLSA-201406-09 で説明されている脆弱性の影響を受けます（GnuTLS：複数の脆弱性）

GnuTLS に複数の脆弱性が発見されました。詳細については、以下で参照されている CVE 識別子をレビューしてください。
 影響：

リモートの攻撃者が複数のベクトルを利用して、細工された証明書で任意の SSL サーバーを偽装したり、任意のコードを実行したり、サービス拒否状態を引き起こしたりする可能性があります。
 回避策：

現時点で、既知の回避策はありません。

GnuTLS プロジェクトの報告：

すべての gnutls バージョンの証明書検証機能に影響する脆弱性が、発見されました。特別に細工された証明書により、証明書検証のチェックがバイパスされる可能性があります。この脆弱性は、Red Hat 用の GnuTLS の監査中に発見されました。

Suman Jana 氏は、gnutls 2.11.5 および以降のバージョンの証明書検証機能に影響する脆弱性を、報告しました。デフォルトでは、バージョン 1 の中間証明書が CA 証明書と見なされます（文書化された動作から外れています）。

更新済みの gnutls パッケージでは、次のセキュリティの脆弱性が修正されています：

Suman Jana 氏は、gnutls 3.1.x と gnutls 3.2.x の証明書検証関数が、脆弱性による影響を受けていることを報告しました。バージョン 1 の中間証明書が、デフォルトの CA 証明書として扱われます（文書化された動作から外れる扱いです）（CVE-2014-1959）。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
72589	Slackware 14.0/14.1/最新版: gnutls（SSA:2014-050-01）	Nessus	Slackware Local Security Checks	2014/2/20	2021/1/14	medium
72547	Fedora 20：gnutls-3.1.20-3.fc20（2014-2580）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2014/2/18	2021/1/11	medium
72647	Debian DSA-2866-1：gnutls26 - 証明書検証の欠陥	Nessus	Debian Local Security Checks	2014/2/24	2021/1/11	medium
72674	Fedora 19：mingw-gnutls-3.1.21-1.fc19（2014-2565）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2014/2/25	2021/1/11	medium
82325	Mandriva Linux セキュリティアドバイザリー：GnuTLS（MDVSA-2015:072）	Nessus	Mandriva Local Security Checks	2015/3/30	2021/1/6	medium
72632	Fedora 19：gnutls-3.1.20-3.fc19（2014-2588）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2014/2/23	2021/1/11	medium
72675	Fedora 20：mingw-gnutls-3.1.21-1.fc20（2014-2583）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2014/2/25	2021/1/11	medium
72701	Ubuntu 12.04 LTS / 12.10 / 13.10 : gnutls26 の脆弱性（USN-2121-1）	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2014/2/26	2021/1/19	medium
76061	GLSA-201406-09：GnuTLS：複数の脆弱性	Nessus	Gentoo Local Security Checks	2014/6/16	2021/1/6	medium
72808	FreeBSD：gnutls -- 複数の証明書検証問題（f645aa90-a3e8-11e3-a422-3c970e169bc2）	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	2014/3/5	2021/1/6	medium
72596	Mandriva Linux セキュリティアドバイザリー：GnuTLS（MDVSA-2014:043）	Nessus	Mandriva Local Security Checks	2014/2/20	2021/1/6	medium

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