Wireshark が 1.12.5 に更新され、セキュリティ問題とバグが修正されました。

以下の脆弱性は修正済みです：

- CVE-2015-3808、CVE-2015-3809：LBMR ディセクタが無限ループに陥る可能性があります。(wnpa-sec-2015-12)

- CVE-2015-3810：WebSocket ディセクタは、過剰に再帰する可能性があります。(wnpa-sec-2015-13)

- CVE-2015-3811：WCP ディセクタがデータの展開中にクラッシュする可能性があります。(wnpa-sec-2015-14)

- CVE-2015-3812：X11 ディセクタがメモリを漏洩する可能性があります。
 (wnpa-sec-2015-15)

- CVE-2015-3813：パケット再構築コードが、メモリを漏洩する可能性があります。(wnpa-sec-2015-16)

- CVE-2015-3814：IEEE 802.11 ディセクタが無限ループに陥る可能性があります。(wnpa-sec-2015-17)

- CVE-2015-3815：Android Logcat ファイルパーサーがクラッシュする可能性があります。(wnpa-sec-2015-18)

リモート Windows ホストにインストールされている Wireshark のバージョンは、1.10.14 より前の 1.10.x、または 1.12.5 より前の 1.12.x です。このため、以下の項目における様々なサービス拒否の脆弱性の影響を受けます：

  - LBMR ディセクタ（CVE-2015-3808、CVE-2015-3809）

  - WebSocket ディセクタ（CVE-2015-3810）

  - WCP ディセクタ（CVE-2015-3811）

  - X11 ディセクタ（CVE-2015-3812）

  - パケット再アセンブリコード（CVE-2015-3813）

  - IEEE 802.11 ディセクタ（CVE-2015-3814）

  - Android Logcat ファイルパーサー（CVE-2015-3815、CVE-2015-3906）

リモートの攻撃者は、これらの脆弱性を悪用して、特別に細工されたパケットをワイヤーに忍び込ませるか、ユーザーを騙して無効な形式のパケットトレースまたは PCAP ファイルを読み取らせるかのいずれかを行うことで、Wireshark をクラッシュさせたり、CPU リソースを過度に消費したりすることができます。

Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

LBMR、Web ソケット、WCP、X11、IEEE 802.11 および Android Logcat 向けのディセクタ/パーサーに複数の脆弱性が発見されました。これにより、サービス拒否を引き起こす可能性があります。

Wireshark 開発チームによる報告：

次の脆弱性が修正されています。

- wnpa-sec-2015-12

LBMR ディセクタは、無限ループに陥る可能性があります。（バグ 11036）CVE-2015-3808、CVE-2015-3809

- wnpa-sec-2015-13

WebSocket ディセクタは、過剰に再帰する可能性があります。（バグ #10989）CVE-2015-3810

- wnpa-sec-2015-14

WCP ディセクタがデータの展開中にクラッシュする可能性があります。（バグ #10978）CVE-2015-3811

- wnpa-sec-2015-15

X11 ディセクタがメモリを漏洩する可能性があります。（バグ #11088）CVE-2015-3812

- wnpa-sec-2015-16

パケット再構築コードが、メモリを漏洩する可能性があります。（バグ #11129）CVE-2015-3813

- wnpa-sec-2015-17

IEEE 802.11 ディセクタが無限ループに陥る可能性があります。（バグ #11110）CVE-2015-3814

- wnpa-sec-2015-18

Android Logcat ファイルパーサーがクラッシュする可能性があります。Hanno Böck 氏により発見されました。
（バグ #11188）CVE-2015-3815

リモートホストは、GLSA-201510-03 で説明されている脆弱性の影響を受けます（Wireshark：複数の脆弱性）

Wireshark　に複数の脆弱性が発見されました。詳細については、以下で参照されている CVE 識別子をレビューしてください。
 影響：

リモートの攻撃者が、サービス拒否状態を引き起こす可能性があります。
 回避策：

現時点で、既知の回避策はありません。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
83805	openSUSE セキュリティ更新：Wireshark（openSUSE-2015-379）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2015/5/26	2021/1/19	high
83488	Wireshark 1.10.x<1.10.14/1.12.x<1.12.5の複数のDoS脆弱性	Nessus	Windows	2015/5/15	2023/3/9	high
83960	Debian DSA-3277-1：wireshark - セキュリティ更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2015/6/3	2021/1/11	high
83902	FreeBSD：wireshark -- 複数の脆弱性（a13500d0-0570-11e5-aab1-d050996490d0）	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	2015/5/29	2021/1/6	high
86688	GLSA-201510-03：Wireshark：複数の脆弱性	Nessus	Gentoo Local Security Checks	2015/11/2	2021/1/11	medium

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