セキュリティ問題を修正する新しいcurlパッケージが、Slackware 14.0、14.1、14.2、および最新版で利用可能です。

Wenxiang Qian氏は、curlが特定のNTLM認証メッセージを不適切に処理していることを発見しました。リモートの攻撃者がこの問題を悪用してcurlをクラッシュさせ、サービス拒否を引き起こす可能性があります。この問題の影響を受けるのは、Ubuntu 16.04 LTS、Ubuntu 18.04 LTS、Ubuntu 18.10のみです。(CVE-2018-16890) 

Wenxiang Qian氏は、curlが特定のNTLMv2認証メッセージを不適切に処理していることを発見しました。リモートの攻撃者がこの問題を悪用してcurlをクラッシュさせ、サービス拒否または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。この問題の影響を受けるのは、Ubuntu 16.04 LTS、Ubuntu 18.04 LTS、Ubuntu 18.10のみです。(CVE-2019-3822) 

Brian Carpenter氏は、curlが特定のSMTPレスポンスを不適切に処理していることを発見しました。リモートの攻撃者がこの問題を悪用して curl をクラッシュさせ、サービス拒否を引き起こす可能性があります。(CVE-2019-3823)。

注意: Tenable Network Security は、前述の説明ブロックを Ubuntu セキュリティアドバイザリからすでに直接抽出しています。Tenable では、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

curlのセキュリティ問題:

CVE-2018-16890:NTLMタイプ2の領域外バッファ読み取り

libcurlには、ヒープバッファの領域外読み取りという欠陥があります。

着信NTLMタイプ2メッセージ（lib/vauth/ntlm.c:ntlm_decode_type2_target）を処理する関数は、着信データを正しく検証せず、整数オーバーフローの脆弱性による影響を受けます。

悪意のある、または破損したNTLMサーバーがこのオーバーフローを利用してlibcurlに不適切な長さとオフセットの組み合わせを受け入れさせ、領域外のバッファ読み取りを引き起こす可能性があります。

CVE-2019-3822:NTLMv2タイプ3のヘッダーのスタックベースバッファオーバーフロー

libcurlには、スタックベースのバッファオーバーフローという脆弱性があります。

NTLMタイプ3の送信ヘッダーを作成する関数（lib/vauth/ntlm.c:Curl_auth_create_ntlm_type3_message()）は、以前に受信したデータに基づいてリクエストHTTPヘッダーのコンテンツを生成します。
ローカルバッファがオーバーフローするのを防ぐためのチェックが誤って実装されているため（符号なし計算を使用）、オーバーフローの発生を防止できません。

悪意のある、または壊れたHTTPサーバによって提供された以前のNTLMv2ヘッダーから非常に大きな「ntレスポンス」データが抽出された場合、この出力データがローカルバッファより大きくなる可能性があります。

そのような「大きな値」は、およそ1000バイト以上である必要があります。ターゲットバッファにコピーされる実際のペイロードデータは、NTLMv2タイプ2レスポンスヘッダーから取得されます。

CVE-2019-3823:SMTPの応答の領域外読み取り

libcurlには、SMTPのレスポンス終了を処理するコードのヒープ領域外読み取りが含まれています。

smtp_endofresp()に渡されたバッファがNUL終端されておらず、解析された数値を終了する文字が含まれておらず、lenが5に設定されている場合、strtol()呼び出しは割り当てられたバッファを超えて読み取ります。読み取られたコンテンツは呼び出し元に返されません。

このcurl用更新プログラムでは、以下の問題が修正されています：

修正されたセキュリティ問題：

  - CVE-2019-3823：SMTPの応答終了を処理するコードでのヒープ領域外読み取りを修正しました（bsc#1123378）。

  - CVE-2019-3822：送信NTLM type-3メッセージを作成する関数のスタックベースのバッファオーバーフローを修正しました（bsc#1123377）。

  - CVE-2018-16890：着信NTLM type-2メッセージを処理する関数におけるヒープバッファ領域外読み取りを修正しました（bsc#1123371）。

この更新はSUSEからインポートされました：SLE-15：更新プロジェクトを更新します。

curlの更新プログラムが、Red Hat Enterprise Linux 8で利用可能になりました。Red Hat製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響の重要度を中程度と評価しています。詳細な重大度評価を示すCVSS（共通脆弱性評価システム）ベーススコアは、「参照」セクションのCVEリンクから脆弱性ごとに入手できます。curl パッケージは、HTTP、FTP、LDAP を含む、様々なプロトコルを使用してサーバーからファイルをダウンロードするための libcurl ライブラリおよび curl ユーティリティを提供します。セキュリティ修正プログラム： * curl：NTLMタイプ2の領域外バッファオーバーリード（CVE-2018-16890）* wget：xattr.cのset_file_metadata関数における情報漏えい（CVE-2018-20483）* curl：NTLMv2タイプ3のヘッダーのスタックベースバッファオーバーフロー（CVE-2019-3822）* curl：SMTPのレスポンス終了の領域外読み取り（CVE-2019-3823）影響、CVSSスコア、謝辞、その他の関連情報を含むセキュリティ問題の詳細については、「参照」セクションに記載されているCVEのページを参照してください。追加の変更：このリリースの変更に関する詳細については、「参照」セクションからリンクされているRed Hat Enterprise Linux 8.1リリースノートを参照してください。

curl 的更新现在可用于 Red Hat Enterprise Linux 8。Red Hat 产品安全团队将此更新评级为具有中等安全影响。可从“参考”部分中的 CVE 链接获取通用漏洞评分系统 (CVSS) 基本分数，其针对每个漏洞给出了详细的严重性等级。curl 程序包提供了 libcurl 库和 curl 实用工具，用于从使用多种协议（包括 HTTP、FTP 和 LDAP）的服务器下载文件。安全补丁：* curl：NTLM type-2 堆缓冲区越界读取 (CVE-2018-16890) * wget：xattr.c 的 set_file_metadata 函数中存在信息暴露 (CVE-2018-20483) * curl：NTLMv2 type-3 标头基于堆栈的缓冲区溢出 (CVE-2019-3822) * curl：SMTP 响应结尾越界读取 (CVE-2019-3823) 有关此安全问题的详细信息，包括其影响、CVSS 分数、致谢和其他相关信息，请参阅列于“参考”部分的 CVE 页面。更多变更：如需有关此发行版本的详细变更信息，请参阅可从“参考”部分链接的 Red Hat Enterprise Linux 8.1 发行说明。

在 URL 传输库 cURL 中发现多个漏洞。- CVE-2018-16890 Tencent Blade 团队的 Wenxiang Qian 发现，用于处理传入 NTLM type-2 消息的函数未正确验证传入数据，并且存在整数溢出漏洞，可能会造成越界缓冲区读取。- CVE-2019-3822 Tencent Blade 团队的 Wenxiang Qian 发现，用于创建传出 NTLM type-3 标头的函数存在整数溢出漏洞，可能会造成越界写入。- CVE-2019-3823 Geeknik Labs 的 Brian Carpenter 发现，用于处理 SMTP 响应结尾的代码中存在越界堆读取。

为 Slackware 14.0、14.1、14.2 和当前版本提供了用于修复安全问题的新 curl 程序包。

Wenxiang Qian 发现 curl 错误地处理了某些 NTLM 身份验证消息。远程攻击者可能利用此问题造成 curl 崩溃，从而导致拒绝服务。此问题仅影响 Ubuntu 16.04 LTS、Ubuntu 18.04 LTS 和 Ubuntu 18.10。(CVE-2018-16890)

Wenxiang Qian 发现 curl 错误地处理了某些 NTLMv2 身份验证消息。远程攻击者可以利用此问题造成 curl 崩溃，从而导致拒绝服务或执行任意代码。此问题仅影响 Ubuntu 16.04 LTS、Ubuntu 18.04 LTS 和 Ubuntu 18.10。(CVE-2019-3822)

Brian Carpenter 发现 curl 未能正确处理某些 SMTP 响应。远程攻击者可能利用此问题造成 curl 崩溃，从而导致拒绝服务。(CVE-2019-3823)

请注意，Tenable Network Security 已直接从 Ubuntu 安全公告中提取上述描述块。Tenable 已尝试在不引入其他问题的情况下，尽可能进行自动清理和排版。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
121632	Slackware 14.0/14.1/14.2/最新版：curl（SSA:2019-037-01）	Nessus	Slackware Local Security Checks	2019/2/7	2024/6/24	critical
121639	Ubuntu 14.04 LTS / 16.04 LTS / 18.04 LTS : curl の脆弱性 (USN-3882-1)	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2019/2/7	2024/8/27	critical
122042	FreeBSD: cURL -- 複数の脆弱性（714b033a-2b09-11e9-8bc3-610fd6e6cd05）	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	2019/2/8	2024/6/21	critical
122221	openSUSEセキュリティ更新プログラム：curl（openSUSE-2019-174）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2019/2/15	2024/6/20	critical
130568	RHEL 8：curl（RHSA-2019:3701）	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2019/11/6	2025/3/16	critical
130568	RHEL 8 : curl (RHSA-2019:3701)	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2019/11/6	2025/3/16	critical
121628	Debian DSA-4386-1：curl - 安全更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2019/2/7	2024/6/24	critical
121632	Slackware 14.0 / 14.1 / 14.2 / 当前版本：curl (SSA:2019-037-01)	Nessus	Slackware Local Security Checks	2019/2/7	2024/6/24	critical
121639	Ubuntu 14.04 LTS / 16.04 LTS / 18.04 LTS：curl 漏洞 (USN-3882-1)	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2019/2/7	2024/8/27	critical

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