2 つのセキュリティの問題を修正する更新済み chromium-broweser パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 6 Supplementary で現在利用可能です。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度高として評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System （CVSS）のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

Chromium は、WebKit（Blink）が稼働するオープンソースの Web ブラウザです。

無効な形式の Web コンテンツの処理で、2 つの欠陥が見つかりました。悪意のあるコンテンツを含む Web ページにより、Chromium にクロスオリジン制限をバイパスさせ、関連付けられていない Web サイトのデータにアクセスされたり、これを改ざんされる可能性があります。（CVE-2015-1303、 CVE-2015-1304）

Chromium の全ユーザーは、Chromium バージョン 45.0.2454.101 が含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を修正する必要があります。
更新による変更を有効にするには、更新のインストール後、Chromium を再起動する必要があります。

リモートの Windows ホストにインストールされている Google Chrome のバージョンは、45.0.2454.101 より前です。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます。

  - DOM に特定されていない欠陥が存在します。このため、リモートの攻撃者はクロスオリジンポリシーをバイパスできます。
    (CVE-2015-1303)

  - A flaw exists in the V8 JavaScript engine when handling Object.observe calls on access-checked objects. A remote attacker may exploit this to bypass the cross-origin policy. (CVE-2015-1304)

2 つのセキュリティ問題が、Blink および V8 で発見されました。ユーザーが騙されて、特別に細工された Web サイトを開くと、攻撃者がこれらを悪用して、同一生成元の制限をバイパスする可能性があります。
(CVE-2015-1303、CVE-2015-1304)。

注意: Tenable Network Security は、前述の説明ブロックをUbuntuセキュリティアドバイザリからすでに直接抽出しています。Tenable では、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

Chromium Web ブラウザでいくつかの脆弱性が発見されました。

- CVE-2015-1303 Mariusz Mlynski 氏が、DOM 実装において同一生成元ポリシーをバイパスする方法を見つけました。

- CVE-2015-1304 Mariusz Mlynski 氏が、v8 JavaScript ライブラリにおいて同一生成元ポリシーをバイパスする方法を見つけました。

- CVE-2015-6755 Mariusz Mlynski 氏が、blink/webkit において同一生成元ポリシーをバイパスする方法を見つけました。

- CVE-2015-6756 pdfium ライブラリに use-after-free の欠陥が見つかりました。

- CVE-2015-6757 Colin Payne 氏が、ServiceWorker の実装で use-after-free の問題を発見しました。

- CVE-2015-6758 Atte Kettunen 氏が、pdfium ライブラリで問題を発見しました。

- CVE-2015-6759 Muneaki Nishimura 氏が、情報漏洩を発見しました。

- CVE-2015-6760 Ronald Crane 氏が、失われたデバイスイベントを含む ANGLE ライブラリに、ロジックエラーを発見しました。

- CVE-2015-6761 Aki Helin 氏および Khalil Zhani 氏が、FFmpeg ライブラリでメモリ破損の問題を発見しました。

- CVE-2015-6762 Muneaki Nishimura 氏が、CSS 実装において同一生成元ポリシーをバイパスする方法を発見しました。

- CVE-2015-6763 chrome 46 開発チームが、内部監査時にさまざまな問題を発見および修正しました。さらに、バージョン 4.6.85.23 の v8 JavaScript ライブラリで複数の問題が修正されました。

Google Chrome リリースによる報告：

このリリースで、2 つの脆弱性が修正されました：

- [530301] 重要度高 CVE-2015-1303：DOM のクロスオリジンバイパス情報提供： Mariusz Miynski 氏

- [531891] 重要度高 CVE-2015-1304：V8 のクロスオリジンバイパス。情報提供： Mariusz Miynski 氏

リモート Mac OS X ホストにインストールされている Google Chrome のバージョンは、45.0.2454.101 より前です。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます：

- DOM に特定されていない欠陥が存在します。このため、リモートの攻撃者はクロスオリジンポリシーをバイパスできます。
 (CVE-2015-1303)

- アクセスチェック済みのオブジェクト上で Object.observe の呼び出しを処理する場合、V8 JavaScript エンジンに欠陥が存在します。リモートの攻撃者がこれを悪用して、クロスオリジンポリシーをバイパスする場合があります。(CVE-2015-1304)

2 つのセキュリティの問題を修正するために、Chromium がバージョン 45.0.2454.101 に更新されました。

次の脆弱性が修正されました：

- CVE-2015-1303：DOM でのクロスオリジンバイパス [boo#947504]

- CVE-2015-1304：V8 でのクロスオリジンバイパス [boo#947507]

リモートホストは、GLSA-201603-09 で説明されている脆弱性による影響を受けます（Chromium：複数の脆弱性）

Chromium Web ブラウザで複数の脆弱性が発見されました。詳細については、以下で参照されている CVE 識別子をレビューしてください。
 影響：

リモートの攻撃者がプロセスの権限で任意のコードを実行することで、サービス拒否状態を引き起こしたり、機密情報を取得したり、またはセキュリティ制限をバイパスしたりする可能性があります。
 回避策：

現時点で、既知の回避策はありません。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
86201	RHEL 6 : chromium-browser (RHSA-2015:1841)	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2015/9/30	2020/5/29	high
86209	45.0.2454.101 より前の Google Chrome の複数の脆弱性	Nessus	Windows	2015/9/30	2022/4/11	high
86294	Ubuntu 14.04 LTS: Oxide の脆弱性 (USN-2757-1)	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2015/10/6	2023/10/23	high
86486	Debian DSA-3376-1：chromium ブラウザ - セキュリティ更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2015/10/21	2021/1/11	high
86177	FreeBSD：chromium -- 複数の脆弱性（0e425bb7-64f2-11e5-b2fd-00262d5ed8ee）	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	2015/9/28	2021/1/6	high
86210	Google Chrome < 45.0.2454.101 の複数の脆弱性（Mac OS X）	Nessus	MacOS X Local Security Checks	2015/9/30	2019/11/20	high
86338	openSUSE セキュリティ更新：Chromium（openSUSE-2015-649）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2015/10/12	2021/1/19	high
89902	GLSA-201603-09:Chromium：複数の脆弱性	Nessus	Gentoo Local Security Checks	2016/3/14	2021/1/11	critical

検出

プラグインの検索

high

high

high

high

high

high

high

critical