ClamAV 0.98.6 =============

ClamAV 0.98.6 は、次の内容を修正するバグ修正リリースです：

- ライブラリを共有したオブジェクトリビジョン。

- Mac OS X および FreeBSD の一部のプラットフォームにあるインストールの問題。

- ClamAV pid ファイルに systemd との互換性を持たせた Sebastian Andrzej Siewior 氏からのパッチを含みます。

- 細工された Yoda の crypter ファイルによるヒープ領域外の状態を修正します。この問題は、 Google セキュリティチームの Felix Groebert 氏により発見されました。

- 細工された mew パッカーファイルによるヒープ領域外の状態を修正します。この問題は、 Google セキュリティチームの Felix Groebert 氏により発見されました。

- 細工された upx パッカーファイルによるヒープ領域外の状態を修正します。この問題は、 Quarkslab の Kevin Szkudlapski 氏により発見されました。

- 細工された upack パッカーファイルによるヒープ領域外の状態を修正します。この問題は、Sebastian Andrzej Siewior 氏により発見されました。CVE-2014-9328

- 細工された petite パッカーファイルを処理する際に、コンパイラの最適化が間違っていたことにより発生していたクラッシュをなくします。この問題は、Sebastian Andrzej Siewior 氏により発見されました。

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを Fedora セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

Sebastian Andrzej Siewior 氏は、ClamAV が特定の upack パッカーファイルを間違って処理していることを発見しました。攻撃者が、この問題を利用して、ClamAV をクラッシュさせ、サービス拒否や任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。

注意: Tenable Network Security は、前述の説明ブロックを Ubuntu セキュリティアドバイザリからすでに直接抽出しています。Tenable では、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

更新済みの clamav パッケージは、次のセキュリティの脆弱性を修正しています：

ClamAV 0.98.6 は、いくつかのバグを修正するメンテナンスリリースで、その一部かはセキュリティのバグです：

細工された Yoda の crypter ファイルによるヒープ領域外の状態を修正します。
この問題は、 Google セキュリティチームの Felix Groebert 氏により発見されました。

細工された mew パッカーファイルによるヒープ領域外の状態を修正します。この問題は、 Google セキュリティチームの Felix Groebert 氏により発見されました。

細工された upx パッカーファイルによるヒープ領域外の状態を修正します。この問題は、 Quarkslab の Kevin Szkudlapski 氏により発見されました。

細工された upack パッカーファイルによるヒープ領域外の状態を修正します。
この問題は、Sebastian Andrzej Siewior 氏により発見されました（CVE-2014-9328）。

細工された petite パッカーファイルを処理する際に、コンパイラの最適化が不適切だったため発生していたクラッシュをなくします。この問題は、Sebastian Andrzej Siewior 氏により発見されました。

USN-2488-1 は、Ubuntu 14.10、Ubuntu 14.04 LTS、Ubuntu 12.04 LTS における ClamAV の脆弱性を修正しました。この更新は、Ubuntu 10.04 LTS に対応する更新を提供します。

Sebastian Andrzej Siewior 氏は、ClamAV が特定の upack パッカーファイルを間違って処理していることを発見しました。攻撃者が、この問題を利用して、 ClamAV をクラッシュさせ、サービス拒否や任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。

リモートホストは、GLSA-201512-08 で説明されている脆弱性の影響を受けます（ClamAV：複数の脆弱性）

ClamAV に複数の脆弱性が発見されました。詳細については、以下で参照されている CVE 識別子をレビューしてください。
 影響：

リモートの攻撃者が、ClamAV に特別に細工されたファイルをスキャンさせ、サービス拒否状態またはその他の詳細不明の影響を引き起こす可能性があります。
 回避策：

現時点で、既知の回避策はありません。

更新済みの clamav パッケージは、次のセキュリティの脆弱性を修正しています：

ClamAV 0.98.6 は、いくつかのバグを修正するメンテナンスリリースで、その一部かはセキュリティのバグです：

特定の JavaScript ファイルは、-a （アーカイブされたファイルをリスト）でスキャンされたときに ClamAV でセグメンテーション違反を発生します（CVE-2013-6497）。

特別に細工された y0da Crypter の不明瞭な PE ファイルをスキャンする際のヒープバッファオーバーフローが ClamAV で報告されました（CVE-2014-9050）。

細工された Yoda の crypter ファイルによるヒープ領域外の状態を修正します。
この問題は、 Google セキュリティチームの Felix Groebert 氏により発見されました。

細工された mew パッカーファイルによるヒープ領域外の状態を修正します。この問題は、 Google セキュリティチームの Felix Groebert 氏により発見されました。

細工された upx パッカーファイルによるヒープ領域外の状態を修正します。この問題は、 Quarkslab の Kevin Szkudlapski 氏により発見されました。

細工された upack パッカーファイルによるヒープ領域外の状態を修正します。
この問題は、Sebastian Andrzej Siewior 氏により発見されました（CVE-2014-9328）。

細工された petite パッカーファイルを処理する際に、コンパイラの最適化が不適切だったため発生していたクラッシュをなくします。この問題は、Sebastian Andrzej Siewior 氏により発見されました。

そのバージョンによると、リモートホストの ClamAV clamd ウイルス対策デーモンは 0.98.6 より前です。したがって、次の脆弱性の影響を受けます：

- unupack() 関数に、特別に細工された Upack packer ファイルを解析する際に発生する、領域外のアクセスの欠陥が存在します。リモートの攻撃者がこれを悪用して、アプリケーションをクラッシュさせ、サービス拒否状態を引き起こす可能性があります。(CVE-2014-9328)

- 悪意を持って細工された Yoda Crypter ファイルおよび MEW packer ファイルを解析する際に発生する、領域外のアクセスの欠陥が存在します。リモートの攻撃者がこれを悪用して、アプリケーションをクラッシュさせ、サービス拒否状態を引き起こす可能性があります。（CVE-2015-1461）
 - 特別に細工された UPX packer ファイルを解析する際に発生する、領域外のアクセスの欠陥が存在します。リモートの攻撃者がこれを悪用して、アプリケーションをクラッシュさせ、サービス拒否状態を引き起こす可能性があります。
 (CVE-2015-1462)

-「libclamav/petite.c」にある petite_inflate2x_1to9() 関数に符号の欠陥が存在するため、リモートの攻撃者が、特別に細工された petite packer ファイルにより、サービス拒否を引き起こす可能性があります。(CVE-2015-1463)

- EXE ファイルをスキャンする際のユーザー指定の入力の検証が不適切なために、upx.c に整数オーバーフロー状態が存在します。攻撃者がこれを悪用して、ヒープベースのバッファオーバーフローを引き起こし、サービス拒否状態または任意のコードの実行を引き起こす可能性があります。
 （OSVDB 132125）

Upstream バージョン 0.98.7。この更新は、他の Debian リリースに使用されているアプローチとともに、最新の Upstream リリースへ sqeeze-lts をアップグレードします。

操作に関しては変更は厳密には必要ありませんが、Squeeze の以前のバージョンのユーザーは、現在のウイルスシグネチャを全て利用できるとは限らず、警告を受ける可能性があります。

このリリースの一部であるバグ修正には、packed ファイルまたは crypted ファイルに関連するセキュリティ修正（CVE-2014-9328、CVE-2015-1461、CVE-2015-1462、CVE-2015-1463、CVE-2015-2170、CVE-2015-2221、CVE-2015-2222、および CVE-2015-2668）、および Quantum デコーダーでの潜在的な無限ループ（CVE-2014-9556）などの、埋め込み libmspack ライブラリに対するいくつかの修正が含まれます。

clamav を使用している場合、このバージョンにアップグレードすることを強くお勧めします。

注：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを DLA セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

0.98.6 より前の ClamAV では、リモートの攻撃者が、「ヒープ領域外の状態」に関連した、細工された upack パッカーファイルを介して詳細不明な影響を与える可能性があります。

clamav がバージョン 0.98.6 に更新され、バグおよびいくつかのセキュリティ問題が修正されました：

- bsc#916217、CVE-2015-1461：リモートの攻撃者が、Yoda の crypter または mew パッカーファイルを介して、詳細不明の影響を及ぼす可能性があります。

- bsc#916214、CVE-2015-1462：細工された upx パッカーファイルを介した詳細不明の影響。

- bsc#916215、CVE-2015-1463：リモートの攻撃者が、細工された petite パッカーファイルを介してサービス拒否を引き起こす可能性があります。

- bsc#915512、CVE-2014-9328：細工された upack パッカーファイルによるヒープ領域外の状態。

clamav がバージョン 0.98.6 に更新され、4 つのセキュリティの問題が修正されました。

これらのセキュリティ問題が修正されました：

- ClamAV により、リモートの攻撃者が、ヒープ領域外の状態に関連した、細工された upx パッカーファイルを介して、詳細不明な影響を与える可能性があります。（bnc#916214）。(CVE-2015-1462)

- ClamAV により、リモートの攻撃者が、不適切なコンパイラの最適化に関連した、細工された petite パッカーファイルを介して、サービス拒否（クラッシュ）を引き起こす可能性があります。
 （bnc#916215）。(CVE-2015-1463)

- ClamAV により、リモートの攻撃者が、ヒープ領域外の状態に関連した、細工された upack パッカーファイルを介して、詳細不明な影響を与える可能性があります。（bnc#915512）。
 (CVE-2014-9328)

- ClamAV により、リモートの攻撃者が、ヒープ領域外の状態に関連した、細工された (1) Yoda の crypter または (2) mew パッカーファイルを介して、詳細不明な影響を与える可能性があります。
 （bnc#916217）。(CVE-2015-1461)

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
81115	Fedora 21：clamav-0.98.6-1.fc21（2015-1461）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2015/2/2	2021/1/11	high
81144	Ubuntu 14.04 LTS : ClamAV の脆弱性 (USN-2488-1)	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2015/2/3	2023/10/20	medium
81283	Mandriva Linux セキュリティアドバイザリ：clamav （MDVSA-2015:042）	Nessus	Mandriva Local Security Checks	2015/2/11	2021/1/6	high
81341	Ubuntu 10.04 LTS：clamav 脆弱性（USN-2488-2）	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2015/2/13	2021/1/19	high
87708	GLSA-201512-08：ClamAV：複数の脆弱性	Nessus	Gentoo Local Security Checks	2016/1/4	2021/1/11	high
82419	Mandriva Linux セキュリティアドバイザリ：clamav （MDVSA-2015:166）	Nessus	Mandriva Local Security Checks	2015/3/30	2021/1/14	high
81147	ClamAV < 0.98.6 複数の脆弱性	Nessus	Misc.	2015/2/3	2019/11/25	high
83888	Debian DLA-233-1：clamav セキュリティおよび Upstream バージョンの更新	Nessus	Debian Local Security Checks	2015/5/29	2021/1/11	high
81674	Amazon Linux AMI：clamav (ALAS-2015-486)	Nessus	Amazon Linux Local Security Checks	2015/3/9	2018/4/18	high
81114	Fedora 20：clamav-0.98.6-1.fc20（2015-1437）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2015/2/2	2021/1/11	high
81372	openSUSE セキュリティ更新：clamav（openSUSE-2015-147）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2015/2/16	2021/1/19	high
81389	SuSE 11.3 セキュリティ更新：clamav（SAT パッチ番号 10283）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2015/2/17	2021/1/6	high

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