兵庫県が Active Directory のセキュリティ強化に Tenable を採用
April 4, 2023 · Tokyo, Japan
サイバーエクスポージャー管理ソリューションを提供する Tenable®, Inc. の日本法人であるTenable Network Security Japan株式会社(東京都千代田区、カントリーマネージャー 貴島直也、以下 Tenable)は本日、兵庫県が脆弱性を早期発見しプロアクティブに対処するために、Tenable アクティブ・ディレクトリーを導入したことを発表しました。
西日本の経済・交通の要所であり、500 万人を超える人口を抱える兵庫県は、IT の活用を通じて県民の利便性向上と質の高い行政サービスに取り組んでいます。
総務省が推奨する自治体セキュリティポリシーに関するガイドラインに従って、兵庫県は行政システムと職員のパソコンを「兵庫県情報セキュリティクラウド」に移行しました。この環境では、Active Directory (AD) がユーザーアカウントやクライアント端末の集中管理に使われる基幹コンポーネントの1つとして使われています。多くのサイバー攻撃や侵害でADが足掛かりとして標的にされることを認識した同県は、その強化とクラウド侵害の鍵となるものが犯罪者の手に渡ることを防ぐため、 Tenable を採用しました。
兵庫県 企画部デジタル改革課システム企画班主査、田中健一郎氏は次のように述べています。「兵庫県では、これまでセキュリティパッチの適用などを実施してきましたが、AD の脆弱性や設定ミスを検出するようなツールはありませんでした。AD はたった 1 回侵害されるだけで、組織全体の環境を危険にさらします。そのようなことは、直ちに是正しなければならない大きなセキュリティギャップでした。以前からセキュリティ脆弱性チェックのために Nessus を導入していたので、Tenable アクティブ・ディレクトリなら申し分ないだろうという確信がありました」
Tenable アクティブ・ディレクトリの導入後数週間で、兵庫県は使われていないアカウントを洗い出し、AD から不必要なオブジェクトを多数削除できました。主に退職や転勤・出向で休眠になっていた職員のアカウントが対象でした。
さらに休眠アカウントやパスワードポリシーの状況だけでなく、アカウントの信頼関係や不適切な構成、AD の変化まで、さまざまな状態を常に把握することも可能になりました。
「Tenable アクティブ・ディレクトリのおかげで、コンプライアンススコアが劇的に向上しました。リスク項目を個別に特定でき、それぞれに推奨される修正案も表示できます。コンプライアンススコアを監査レポートとして出力できるため、定期的にレポートを作成して継続的に状況を把握することもできます。これらのタスクを実行できることは、AD の安全性の向上にも大きく寄与しています」と田中氏はコメントしています。 これらのタスクを実行できることは、AD の安全性の向上にも大きく寄与しています」と田中氏はコメントしています。
Tenable Network Security Japan株式会社 カントリーマネージャー、貴島直也は次のように述べています。「Active Directory のテクノロジーは 20 年以上前に開発されたもので、攻撃者によって変更されると悪用されうる部分が数多くあります。近年、AD を悪用した大がかりな攻撃が報告されるなか、サイバーセキュリティ戦略の中核に AD セキュリティを位置付けることがかつてないほど重要になっています。兵庫県は、自治体を守るには Active Directory のセキュリティ強化が必要なことを認識しており、そのセキュリティ対策にTenableが貢献できることを大変嬉しく思います」
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Tenable について
Tenable® は、サイバーエクスポージャー管理ソリューションを提供します。世界中の 43,000以上の企業と組織がサイバーリスクを正確に把握し、軽減するために Tenable を採用しています。Nessus® の開発元である Tenable は、脆弱性に対する専門性を基盤に、あらゆるコンピューティングプラットフォーム上のあらゆるデジタル資産を管理、保護できる世界初のプラットフォームを展開しました。Tenable は、フォーチュン 500 の約 60%、およびグローバル 2000 の約 40% の企業や、大規模な政府機関などで採用されています。詳しくは、jp.tenable.com をご覧ください。
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