Facebook Google Plus Twitter LinkedIn YouTube RSS Menu Search Resource - BlogResource - WebinarResource - ReportResource - Eventicons_066 icons_067icons_068icons_069icons_070

Tenable ブログ

ブログ通知を受信する

Microsoft May Madness

この5月は、火曜日リリースのパッチが、定例のものとはかなり異なっていました。5月8日にMicrosoftは、合計67件の脆弱性に関するセキュリティパッチをリリースしました。21件の重大な脆弱性、42件の重要度の高い脆弱性、および4件の重要度の低い脆弱性に対処するパッチです。一方、AdobeはAdobe Flash Playerの重要なフローに対処しました。これは、最新の Windows 10バージョン1803のリリース直後にWindowsのセキュリティ保護に関してMicrosoftから行われた大規模プッシュで、いくつかのセキュリティ強化と他の機能更新プログラムが追加されました。

しかし、この更新プログラムが特に重要なのは、悪用されることの多い2つのゼロデイ脆弱性と、パブリックエクスプロイトが公開されている他の2つの脆弱性に対処している点です。

第一の重大な脆弱性はInternet Explorer (IE) Double Kill脆弱性(CVE-2018-8174)で、Tenableによって 2018年4月に報告されました。第二のゼロデイ脆弱性は CVE-2018-8120で、Win32kコンポーネントの特権昇格の脆弱性です。Microsoftはまた 、CVE-2018-8141 Windowsカーネルの情報漏えいの脆弱性)とCVE-2018-8170 (Windowsイメージの特権昇格の脆弱性)にもパッチを適用しました。これら両方のCVEのエクスプロイトを含め、技術的な詳細情報が公開されています。ただし、この投稿執筆時点では、攻撃者による実際の悪用は行われていないと思われます。

重大なAdobe Flash Playerの脆弱性(CVE-2018-4944)用のパッチも、AdobeのPatch Tuesday でリリースされました。

影響の評価

Windows 10を走らせているすべてのユーザーにとって、CVEの1つを除くすべてがかなりのリスクを伴い、緊急のセキュリティ上の懸念が表明されています。軽減処置を講じない場合には、システムが完全に侵害されてしまうおそれがあります。

ゼロデイ脆弱性の1つであるIE Double Killは、現在のIEバージョンと、このブラウザーを使用する他のアプリケーションに影響を及ぼします。もう1つのゼロデイ攻撃であるWin32k特権昇格の脆弱性は、Windows 7とWindows Server 2008のユーザーに影響を与えます。どちらのゼロデイ脆弱性も悪用されると、特権昇格と完全なシステムの侵害を許してしまいます。

脆弱性の詳細

Microsoftの5月のセキュリティリリースには、次のアプリケーションに関するセキュリティ更新プログラムが含まれています:

  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge
  • Microsoft Windows
  • Microsoft Office、Microsoft Officeサービス、Web Apps
  • ChakraCore
  • Adobe Flash Player
  • .NET Framework
  • Microsoft Exchange Server
  • Windows Host Compute Service Shim

このセキュリティ更新の最も重大な修正は、Internet ExplorerとMicrosoft Windowsに関するものです。また、この更新にはOffice、Outlook、SharePointで重要と評価されているパッチも含まれています。また、Exchangeの更新プログラムと.NET Frameworkには、重要と評価されている複数のパッチが含まれています。

CVE-2018-8174(「IE Double-kill」とも呼ばれる)は野放しにされ悪用されることの多い脆弱性です。この脆弱性に関するその他の詳細情報はこちらから確認できます。これはとても危険性の高い脆弱性です。単にブラウザーを対象とするだけではなく、OfficeドキュメントのActiveXコントロールや埋め込みスクリプトにも影響を及ぼすためです。パッチが適用されるまでは、攻撃者は、IEがデフォルトブラウザーではない場合であっても、強制的にInternet Explorerが読み込みを行うようにできます。

CVE-2018-8120は、実世界で広く悪用されているWin32kコンポーネント内の特権昇格の脆弱性で、深刻度「重要」と評価されています。これは、Windows 7、Windows Server 2008、およびWindows Server 2008 R2にのみ影響します。

緊急措置が必要

これらの脆弱性に関するパブリックエクスプロイトの可用性と現在広く悪用されている点を考慮に入れると、保護のためこのセキュリティ更新プログラムを緊急にインストールすることをお勧めします。

Tenableでは、CVE-2018-8174、CVE-2018-8120、CVE-2018-8141、CVE-2018-8170の脆弱性を検出するため次の Nessusプラグイン を用意しています。

プラグインID

説明

109604

KB4103712:Windows 7 and Windows Server 2008 R2 2018 年5月のセキュリティ更新プログラム

109610

KB4103726:Windows Server 2012 2018 年5月のセキュリティ更新プログラム

109607

KB4103715:Windows 8.1 and Windows Server 2012 R2 2018 年5月のセキュリティ更新プログラム

109606

KB4103723:Windows 10 Version 1607 および Windows Server 2016 2018 年5月のセキュリティ更新プログラム

109608

KB4103727:Windows 10 Version 1709 2018 年5月のセキュリティ更新プログラム

109611

KB4103716:Windows 10 2018 年5月のセキュリティ更新プログラム

109605

KB4103721:Windows 10 Version 1803 2018 年5月のセキュリティ更新プログラム

109603

KB4103731:Windows 10 Version 1703 2018 年5月のセキュリティ更新プログラム

詳細はこちら:

関連記事

役立つサイバーセキュリティ関連のニュース

Tenable エキスパートからのタイムリーな警告とセキュリティガイダンスを見逃さないように、メールアドレスをご入力ください。

Tenable Vulnerability Management

最新のクラウドベースの脆弱性管理プラットフォームにフルアクセスし、これまでにない精度で全資産の表示および追跡が可能です。

Tenable Vulnerability Management トライアルには、Tenable Lumin と Tenable Web App Scanning も含まれています。

Tenable Vulnerability Management

最新のクラウドベースの脆弱性管理プラットフォームの全機能にアクセスして、これまでにない精度で全ての資産を確認、追跡しましょう。 年間サブスクリプションをご購入ください。

100 資産

サブスクリプションオプションを選択してください。

今すぐ購入する

Tenable Vulnerability Management

最新のクラウドベースの脆弱性管理プラットフォームにフルアクセスし、これまでにない精度で全資産の表示および追跡が可能です。

Tenable Vulnerability Management トライアルには、Tenable Lumin と Tenable Web App Scanning も含まれています。

Tenable Vulnerability Management

最新のクラウドベースの脆弱性管理プラットフォームの全機能にアクセスして、これまでにない精度で全ての資産を確認、追跡しましょう。 年間サブスクリプションをご購入ください。

100 資産

サブスクリプションオプションを選択してください。

今すぐ購入する

Tenable Vulnerability Management

最新のクラウドベースの脆弱性管理プラットフォームにフルアクセスし、これまでにない精度で全資産の表示および追跡が可能です。

Tenable Vulnerability Management トライアルには、Tenable Lumin と Tenable Web App Scanning も含まれています。

Tenable Vulnerability Management

最新のクラウドベースの脆弱性管理プラットフォームの全機能にアクセスして、これまでにない精度で全ての資産を確認、追跡しましょう。 年間サブスクリプションをご購入ください。

100 資産

サブスクリプションオプションを選択してください。

今すぐ購入する

Tenable Web App Scanning を試す

Tenable One サイバーエクスポージャー管理プラットフォームの一部として、最新のアプリケーション向けに設計された最新のウェブアプリケーションスキャンサービスを完全な形でご利用いただけます。手作業による労力や重大なウェブアプリケーションの中断なしに、脆弱性のオンラインポートフォリオを安全に高精度でスキャンします。 今すぐサインアップしてください。

Tenable Web App Scanning トライアルには、Tenable Vulnerability Management と Tenable Lumin も含まれています。

Tenable Web App Scanning を購入

最新のクラウドベースの脆弱性管理プラットフォームの全機能にアクセスして、これまでにない精度で全ての資産を確認、追跡しましょう。 年間サブスクリプションをご購入ください。

5 FQDN

3,578ドル

今すぐ購入する

Tenable Lumin を試用する

Tenable Lumin で、サイバーエクスポージャー管理の視覚化と調査、経時的なリスク削減の追跡、同業他社とのベンチマークの実施が可能です。

Tenable Lumin トライアルには、Tenable Vulnerability Management と Tenable Web App Scanning も含まれています。

Tenable Lumin を購入する

営業担当者に連絡することで、Tenable Lumin がどのように組織全体のインサイトを獲得し、サイバーリスクを管理するのに役立つかをご確認いただけます。

無料で Tenable Nessus Professional を試す

7 日間無料

Tenable Nessus は、今日の市場で最も包括的な脆弱性スキャナーです。

新 - Tenable Nessus Expert
利用可能に

Nessus Expert にはより多くの機能が追加されています。外部アタックサーフェスのスキャン機能や、スキャン対象となるドメインの追加とクラウドインフラのスキャンなどが含まれています。Nessus Expert を試してみるにはここをクリック。

Nessus Pro のトライアルをお求めの場合、下のフォームに入力してください。

Tenable Nessus Professional を購入

Tenable Nessus は、今日の市場で最も包括的な脆弱性スキャナーです。Tenable Nessus Professional は、脆弱性スキャンプロセスの自動化を支援し、コンプライアンスサイクルの時間を節約し、IT チームの関与を可能にします。

複数年ライセンスをご購入いただくと割引が適用されます。拡張サポートを追加すると、24 時間x365 日、電話、コミュニティ、チャットサポートにアクセスできます。

ライセンスをお選びください

複数年ライセンスをご購入いただくと割引が適用されます。

サポートとトレーニングを追加

無料で Tenable Nessus Expert を試す

7 日間無料

最新のアタックサーフェス用に構築された Nessus Expert を使用すると、拡大された領域が可視化でき、IT やクラウド資産に潜む脆弱性から企業を保護できます。

すでに Tenable Nessus Professional をお持ちですか?
Nessus Expert にアップグレードすると、7 日間無料でご利用いただけます。

Tenable Nessus Expert を購入

最新のアタックサーフェス用に構築された Nessus Expert を使用すると、拡大された領域が可視化でき、IT やクラウド資産に潜む脆弱性から企業を保護できます。

ライセンスをお選びください

複数年ライセンスの場合、よりお求めやすい価格でご購入いただけます。

サポートとトレーニングを追加