Tenable、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにデジタル資産の可視化ソリューションを提供

 サイバーエクスポージャー管理ソリューションを提供するTenable® は、本日、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス (SFC) が、 インターネットに公開されている未知の資産を評価するため Tenable Attack Surface Management を導入したことを発表しました。

神奈川県藤沢市にある SFC は、卓越した教育と研究に注力する日本有数の私立大学キャンパスです。SFC  には独自のインフォメーションテクノロジーセンター (ITC) があり、PC、サーバー、ネットワークシステムなどを含む IT インフラの管理と維持を管轄するほか、さまざまなサービスや端末のサポート業務を提供し、ユーザーアクセスに必要なサービスアカウントの作成や管理の監督にもあたっています。

ITC では IT インフラを、ウェブサイトの作成や新しいテクノロジーの検証、研究成果の発表など、さまざまな用途に活用することを学生や教員に奨励しています。そのため、IT 資産、クラウドサービス、アプリの導入によって、セキュリティチームが気づかない盲点が生じていました。 

慶應義塾湘南藤沢インフォメーションテクノロジーセンター (湘南藤沢 ITC) の樋山健太朗氏は、次のように述べています。「本キャンパスの管理方針は、セキュリティ対策をしっかりしつつ、柔軟な利用を促す環境を構築することです。 湘南藤沢 ITC では通信の監視やセキュリティ製品を用いて不審な通信を検知し、デジタル資産を保護しています」

SFC は、進化する脅威状況と機密情報保護の重要性を受け止め、アタックサーフェス全体とソフトウェアに潜む脆弱性についてより深い状況の理解が必要であると認識しました。そこで既存の Tenable Vulnerability Management を補完する Tenable Attack Surface Management を追加し、ITC 内のデジタルフットプリントの包括的な可視性を得る方法を選択しました。

慶應義塾インフォメーションテクノロジーセンター本部助教 ルーク・コリー氏は、次のように述べています。「このソリューションでは、ホスト名別に詳しい情報が抽出できるため、脆弱性の優先順位を効果的につけることができます。それぞれの脆弱性の影響がわかりやすく説明されており、迅速な対応とリスク削減につながります」

導入初期に評価対象であったおよそ 200 のウェブサイトのうち、20 から脆弱性  (古いバージョンの WordPress など)  が発見されました。湘南藤沢 ITC は速やかに対象サイトの担当学部に通知しましたが、通知には具体的な対策の実行方法も明記されていたため、すぐに対処することができました。

樋山氏はまた、次のように述べています。「Tenable Attack Surface Management を Tenable Vulnerability Management と統合した結果、新たな資産やドメインが簡単に発見できるようになりました。脆弱性の迅速な評価が数回のクリックで実行できるため、時間とリソースの節約の観点から大きなメリットとなっています。また、ユーザー別に絞り込んだ情報が提供できるので、ソフトウェアのバージョンが古いためリスクがあることなどを具体的な対応処置とともに通知できます。このアプローチは、十分な情報に基づいたユーザーの意思決定と速やかな対応を可能にする点で、一般的な警告より効果的です。教員や学生の本分は教育や研究であり、サーバー運用ではありません。結果として、ユーザーとの効果的なコミュニケーションは、対応コストの削減にもつながりました」さらに、Tenable Attack Surface Management のオープン性と互換性が高く評価されました。たとえば、スキャン結果を CSV のようなオープン形式で生成できるため、他のシステムやスクリプトを利用したプロセスとの統合が容易になりました。また、例外を処理し、特定の要素をスキャン対象から除外する機能も、評価された点です。

Tenable Network Security Japan 株式会社 カントリーマネージャーの貴島直也は、次のように述べています。「組織のより多くのデジタル資産がインターネットに晒されるようになるにつれ、セキュリティチームがアタックサーフェスを完全に可視化できない状態が生じています。

SFC の先行的なアプローチは、外部アタックサーフェスを包括的に可視化する方法の模範であり、当社がそれを支援できたことを嬉しく存じます」

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Tenable について

Tenable® は、サイバーエクスポージャー管理ソリューションを提供します。世界中の　43,000以上の企業と組織がサイバーリスクを正確に把握し、軽減するために Tenable を採用しています。Nessus® の開発元である Tenable は、脆弱性に対する専門性を基盤に、あらゆるコンピューティングプラットフォーム上のあらゆるデジタル資産を管理、保護できる世界初のプラットフォームを展開しました。Tenable は、フォーチュン 500 の約 60%、およびグローバル 2000 の約 40% の企業や、大規模な政府機関などで採用されています。詳しくは、jp.tenable.com をご覧ください。

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