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LabKey Server Community Editionに複数の脆弱性が発見



Tenable Researchは、LabKey Server Community Edition 18.2-60106.64のクロスサイトスクリプティング、オープンリダイレクト、ドライブマッピングなど、複数の脆弱性を発見しました。Labkeyは、パッチをリリースしています。

背景

オープンソースの医療データコラボレーションツールであるLabKey Serverは、複数のクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃に対して脆弱です。この脆弱性により、リモートの認証されていない攻撃者はブラウザを介して任意のコードを実行し、悪意のあるURLにユーザーをプッシュするためのオープンリダイレクトを作成し、管理アクセスを得た後悪意のあるネットワークドライブをマッピングできます。

分析

CVE-2019-3911: クロスサイトスクリプティングの脆弱性

クエリ機能は正しく検証またはサニタイズされていません。このパラメータはユーザーへの出力に反映され、ブラウザによって解釈されるため、クロスサイトスクリプティング攻撃が可能になります。これにより、攻撃者はユーザーのブラウザのコンテキスト内で任意のコードを実行することができます。XSS攻撃は、デフォルトのインストールに存在する 「__r#」パスが原因で、認証されている、または、認証されていない可能性があります。

CVE-2019-3912: オープンリダイレクト

returnUrl関数もサニタイズされていないので、特定のリターンパスを編集することが可能です。攻撃者はこれらを利用して、攻撃者自身が管理する場所にユーザーをリダイレクトする可能性があります。

CVE-2019-3913: ネットワークドライブマッピング機能の論理上の欠陥

コマンドラインからネットワークドライブをマッピングする場合、mount()関数がサニタイズされていない場合、攻撃者は自分の悪意のあるドライブをサーバーに追加することができます。この脆弱性を悪用するためにはWebインターフェースへの管理者アクセスが必要です。

ソリューション

1月16日にリリースされたLabKeyサーババージョン18.3.0-61806.763は、これらの問題すべてを修正します。

追加情報

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