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クラウドの設定ミスリスクの解消: 隠れたクラウドセキュリティ上の欠陥を発見し修正する



クラウドの設定ミスリスクの解消: 隠れたクラウドセキュリティ上の欠陥を発見し修正する

特に担当部門がサイロ化しておりセキュリティツールがうまく連携していない場合には、一見無害なクラウドの設定ミスが重大なセキュリティリスクをもたらす可能性があります。 統合された事前対応型のセキュリティアプローチが、こういったクラウドの設定ミスを検出して修正するのに必要な可視化と自動化をどのように提供するかをご覧ください。

キーポイント

  1. クラウドの小さな設定ミスであっても、攻撃者に容易に悪用される重大なセキュリティ上の脆弱性をもたらすおそれがあります。
     
  2. クラウドの設定ミスを発見し修正するための可視化と自動化には、CNAPP とサイバーエクスポージャー管理プラットフォームを基盤とする、統合的な事前対応型のセキュリティアプローチが不可欠です。
     
  3. 設定ミスを、脆弱性やアイデンティティおよびアクセスに関する問題などの他のセキュリティ問題と関連付けることで重大な攻撃経路を特定して保護することができます。

マルチクラウド環境が拡張され、無秩序で複雑な迷宮と化していくにつれ、侵害の主要な原因である設定ミスのリスクが指数関数的に増加します。 オープンなストレージバケット、過剰な権限を持つロール、安全でないネットワーク設定などの単純なミスは、攻撃者に発見されるまで見過ごされがちです。 

DevOps、SecOps、コンプライアンスの各部門は、しばしば困難な立場に追い込まれます。 悩みの種となるのは、断片化されたツールや、AWS、Azure、Google Cloud などのプラットフォーム間での一貫性のない可視性や、修正を行う際の明確な責任者の不在です。 

こうした問題は、セキュリティギャップが拡大し、アタックサーフェスが拡大するという最悪な状況を生み出します。 その解決策となるのが、クラウドセキュリティをクラウドライフサイクルの各段階に組み込む、統合された事前対応型のアプローチです。

小さなミスが生む大きなリスク

クラウド設定のちょっとした誤りは、見過ごされがちな軽微なミスに見えても、実際には攻撃者にとって格好の標的となる深刻なセキュリティギャップを生み出すことがあります。

以下に、よくある設定ミスの例を示します。

  • オープンなストレージバケット: S3 バケットを誤って「一般公開」にしてしまう「うっかりミス」。これは攻撃者にとって最も簡単に狙える獲物であり、顧客データ、知的財産、社内文書といった機密情報が一気に流出する危険があります。
  • 過度に寛容なロールとアイデンティティ: ユーザーやサービスアカウントに必要以上のアクセス権を与えると、ハッカーにマスターキーを渡してしまうことになりかねません。 攻撃者が、低レベルのアカウントを 1 つ侵害できれば、ネットワーク上を横方向に移動し、重要なシステムやデータへのアクセス権を獲得する可能性があります。
  • 安全でないネットワーク設定: 過度に緩いファイアウォールルールや、インターネットに直接さらされたワークロードは、侵入者にとって明確な侵入経路となります。ネットワーク分離や制御が不十分な場合、防御層をすり抜けて中核アプリケーションやデータベースに直接到達されるリスクが高まります

こうした技術的な課題は、組織的な課題によってさらに複雑になります。 継続的なモニタリングが欠如していると、かつては安全にデプロイメントされたシステムが、変更が加えられるにつれて安全でない状態へと「ドリフト」していく可能性があります。 さらに、セキュリティ、DevOps、コンプライアンスの各部門がサイロ化したツールを使用していると、誰も組織のリスク態勢の全体像を把握できないので、最も重大な脅威を効果的に特定して優先順位を付けることが難しくなります。

統合されたソリューション: Tenable Cloud Security

こうした広範囲にわたる設定ミスという課題に対処するために、組織は単一の信頼できる情報源、すなわちクラウド環境全体を一元的に明確に把握し、制御できるクラウドネイティブアプリケーション保護プラットフォーム (CNAPP) を必要としています。 

そこで出番となるのが Tenable Cloud Security です。 Tenable One サイバーエクスポージャー管理プラットフォームを基盤とする Tenable Cloud Security を使用すると、統合された単一のビューで確認できるので、設定ミスを悪用される前に検出して修正できるようになります。

Tenable Cloud Security は、マルチクラウドのフットプリント全体にわたる継続的なエージェントレスの検出を実現し、脅威に対して先手を打つことができます。 このプラットフォームは、イノベーションのスピードを落とすことなく、セキュリティをクラウド運用にシームレスに統合します。

このアプローチの柱は、セキュリティのシフトレフトです。 Tenable は、本番環境で不具合が起きてから対応するのではなく、デプロイ前に CI/CD パイプラインのインフラのコード化 (IaC) をスキャンします。 これにより、DevOps チームによる手直し作業が劇的に減り、リリースサイクルが短縮され、セキュリティドリフトが防止されます。

しかし、Tenable Cloud Security の機能はそれだけではありません。 点在する要素を結び、 文脈を踏まえてリスクを関連付けることで、設定ミスが脆弱性、アイデンティティとアクセスの問題、露呈されたデータと組み合わさることで、どのように重大な攻撃経路を形成しうるかを示します。

こういった機能により、アタックサーフェス全体に対する広範な危険を把握して評価できるため、個別アラートの羅列を片端から処理するのではなく、実際のビジネスリスクに基づき、どの脅威を最初に修正すべきかの優先順位を決めることができます。

自動化されたガードレールとインテリジェントな修正


Tenable Cloud Security は、単に問題を検出するだけでなく、その問題を即座に自動的に阻止できます。

Tenable Cloud Security は、クラウドのライフサイクル全体にポリシーの自動適用とインテリジェンスを組み込みます。 これにより、セキュリティポリシーは単なる推奨事項ではなく、強制力のある標準として確立されます。

コンテナ化された環境では、Kubernetes のアドミッションコントローラーが強力な門番として機能します。 アドミッションコントローラーは、事前に定義されたセキュリティポリシーに違反した場合 (特権モードのコンテナの実行、承認されていないコンテナイメージの使用、安全でないネットワーク設定など) 、ワークロードをデプロイメント時に自動的にブロックできます。 これにより、クラスタレベルでのコンプライアンスを保証する自動化されたガードレールが提供されます。

組織は、組織特有のビジネス要件や規制要件に沿ったカスタムポリシーを定義できます。 違反が検出されると、自動化された対応ワークフローがトリガーされ、修正を迅速化できます。 自動化される対応には、過剰な権限の取り消し、ファイヤーウォールルールの調整、担当部門へのチケットの自動作成などが含まれるため、手作業や人的ミスを最小限に抑えることができます。

これにより、強力な閉ループ型のセキュリティ改善サイクルが構築されます。 ランタイム監視やインシデント対応で得られたインサイトをデプロイ前の IaC スキャンやガードレールに反映することで、システム全体が時間とともに、よりスマートでよりレジリエントなものへと進化していきます。

設定ミスの管理を実践するためのロードマップ

設定ミスを把握して管理する準備が整ったら、簡単な手順書を紹介します。

  1. 基本的なことから始める: エージェントレススキャンにより、既存の設定ミスや露出した機密情報を検出して現状を把握します。
  2. 設定ミスをより効果的に管理する: IaC をスキャンし、アドミッションコントローラーを使用して Kubernetes ポリシーを適用することで「シフトレフト」を開始します。
  3. 本格的な運用を行う: カスタムポリシーを作成し、修正とチケッティングのワークフローを完全に自動化します。

恐れずに革新を、無謀ではなく大胆に

Tenable Cloud Security は、マルチクラウド環境全体にわたる単一の明確なビューを提供し、適用を自動化し、リスクを関連付けてインテリジェントな優先順位付けを行うことで、担当部門がクラウドネイティブなサービスを迅速かつ安全に開発して提供できるようにします。

このアプローチは、担当部門間のサイロを解消し、クラウドセキュリティ担当者、DevOps エンジニア、CISO が効率的にリスクを管理して削減するための共通のプラットフォームを提供します。

このプラットフォームのメリットは明らかです。アタックサーフェスが大幅に削減され、コンプライアンス標準を継続的に満たすことができ、ペースの速い DevOps ワークフローに合わせ大規模な自動修正が可能になります。 

Tenable Cloud Security がクラウドの設定ミスをどのように激減させるかについては、こちらをクリックしてご覧ください。


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